ｱﾝｼｬｰﾘｰ「嗚呼……どうして私の髪の毛は赤色なの？」

以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします

俺「禿に比べたら赤毛なんて大したことないだろ」

アン「えっ？」

俺「あそこのおっさん見てみろよ、禿を隠すために被ったズラが風で飛ばされてエライことになってるぜ」

アン「まあ、本当だわ」

俺「禿ってのはなああやって惨めに生きてかなきゃならないのさ………」

アン「そうね、たとえ赤毛でも髪の毛がない人よりはマシだわ」

俺「フッ………これでまた一つ大人になれたなお嬢ちゃん」

アン「ええ、貴方のおかげよ……ありがとう名も知らないオジサマ」

俺「な～に、いいってことよ」

アンに大切なことを教えてくれた男はそう言って再び何処へと旅立っていった。
プリンスエドワード島に緩やかな風が吹く、穏やかな午後のことであった。。。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　完