御坂「うっわー花火すっごく綺麗…」ぼく「――綺麗、か……（溜息」

以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします

御坂「んふっ、どうせ私のほうが綺麗だよとか言うんでしょ。お見通しなんだからっ！（ﾊｰﾄ」

ぼく「いや…花火の音を聞いてると…ちょっと、ね」

御坂「ま、まさか…またフランス外人部隊大尉だった頃のことを…」

ぼく「ああ、ベトナムでは…あの音が聞こえるたびに人が死んだ。味方も敵も、ね」

御坂「味方も…敵も…」

ぼく「あの糞ったれの戦場では四六時中が花火大会…もちろん協賛はUSAとUSSR、さ」

御坂「USAとUSSRの協賛…」

ぼく「オーディエンスは『たまや～』『かぎや～』なんて言わない…『ﾒｰﾃﾞｨｰｯｸ！』か『ﾏﾏ…』、だ」

御坂「『ﾒｰﾃﾞｨｰｯｸ！』か『ﾏﾏ…』しか聞こえない花火大会…」

ぼく「だから…あの戦場から還って来れたぼくには美琴に伝えなければいけないことがある」

御坂「伝えなければいけない…こと？」

ぼく「聞いてくれ美琴、美琴のほうが…花火なんかより…ずっと…ずーっと綺麗、だよ」

御坂「んもうっ！やっぱりソレじゃないの！………でも…その……ｱﾘｶﾞﾄ（涙目」

この日本の花火と美琴の笑顔、死んだ戦友たちにも見せてあげたかった…
そう思いながらぼく元大尉は美琴の肩を強く、優しく抱くわけですよ