男「海に行こう！」女「はぁ？」

1 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2014/09/15(月) 18:51:28.17 ID:QscoIYC70.net

男「だから海に行こう！」

女「なんで？」

男「今年は海に行ってないからだ！！」

女「理由になってないし…」

男「いいから行こう！」

女「いや海に行くっても私…」

男「ほらほら行くよ！」

女「やーめーろー」

男「ほーら押しますよー」ｷｭﾙｷｭﾙｷｭﾙ

女「ぬぅ…抵抗出来ぬ」

男「そろそろ海に入れなくなるからなー」

女「どっちにしろ入れないからねー」

男「電車に乗りましょうか」

女「ほーい」

2 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2014/09/15(月) 18:52:11.02 ID:uxsJROFL0.net

いやまず転載禁止は？

3 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2014/09/15(月) 18:52:27.20 ID:Q48Tz0fo0.net

>>1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17,18,19,20
　　∧＿∧
　 (´･ω･｀)　　 　　n
￣　..　 　 ＼　 　 （ E）
ﾌ ア.フ.ィ /ヽ ヽ_／／
>>21,22,23,24,25,26,27,28,29,30,31,32,33,34,35,36,37,38,39,40
　　∧＿∧
　 (´･ω･｀)　　 　　n
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ﾌ ア.フ.ィ /ヽ ヽ_／／
>>41,42,43,44,45,46,47,48,49,50,51,52,53,54,55,56,57,58,59,60
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ﾌ ア.フ.ィ /ヽ ヽ_／／
>>61,62,63,64,65,66,67,68,69,70,71,72,73,74,75,76,77,78,79,80
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ﾌ ア.フ.ィ /ヽ ヽ_／／
>>81,82,83,84,85,86,87,88,89,90,91,92,93,94,95,96,97,98,99,100
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ﾌ ア.フ.ィ /ヽ ヽ_／／

4 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2014/09/15(月) 18:52:51.51 ID:usLYiCEy0.net

泣けるやつかな？

5 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2014/09/15(月) 18:53:09.88 ID:k0jPsJSi0.net

毛利元就は仲の悪い息子達を城によんだ

「お前達はなぜそんなに仲が悪いんだ。 今日はおまえ達に結束がどれだけ大事か 話をしてやろう。

まずこの一本の矢を折…やめろ！いいか、 まずこの一本の…や〜め〜ろ！

喧嘩をするんじゃないよまったく…。この 一本っちょっやめろ！

この一…隆元やめなさい！いいかい、いま 大事な話を…ちょっおまっや〜め〜ろ！

とにかくこの一本のって、こら元春、矢 で叩くじゃないよ！隆景も泣くんじゃな いよ。

いいかいこの一本の矢を…やめなさい。こ らこらそっちの矢は触るじゃないよ、

父さんの話しを聴きなさっ ちょ やめなさ い！そっちの矢はまだ折るじゃないよ。 あっ こら

や〜め〜ろ」

6 ：転載したらぶちころがす：2014/09/15(月) 18:54:10.49 ID:QscoIYC70.net

男「親切な駅員さんだったなー」

女「電車まで乗せてくれたね」

男「世の中捨てたもんじゃないな」

女「若造が何を言うか」

男「海まで一時間くらいだってさ」

女「長旅ですなー」

男「なー」

7 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2014/09/15(月) 18:55:57.22 ID:5ehZbjCa0.net

|∧∧
|･ω･`) そ〜〜・・・
|ｏ �Cｏ
|―ｕ'

|　∧∧
|(´･ω･`)
|ｏ　　 ヾ
|―ｕ'　 �C <ｺﾄｯ

|　　　　　　　　-= 　∧＿∧
|　　　　　　　　-=と(`･ω･´)　ｼｭｯ!
|　　　　　　　　　-=/　と_ノ
|　　　　�C　　-=_/／⌒ｿ

8 ：転載したらぶちころがす：2014/09/15(月) 18:56:59.14 ID:QscoIYC70.net

男「あっ、冷凍みかん持ってきましたよ」

女「大好物でござる」

男「皮を剥かせていただきますぞ」

女「うむ」

男「あーんさせていただいてもよろしいでしょうかな」

女「くるしゅうない…」ｱｰﾝ

男「いかがでございましょう」

女「んまい」

男「よかった」

9 ：転載したらぶちころがす：2014/09/15(月) 18:59:13.90 ID:QscoIYC70.net

女「ところで海に行って何をするの？」

男「特に考えてないなー」

女「そりゃないぜダンナ」

男「行き当たりばったりです」

女「嫌いじゃないけどねぇ」

男「海でやることなんて限られますよね」

女「私がいる時点で重要な一つを捨てちゃってますが？」

男「君がいることに比べたら重要でもないですよ」

女「んまっ！」

男「照れなくていいよ」

10 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2014/09/15(月) 19:01:24.01 ID:6ivr1+cm0.net

その女ってさ
さっき俺がneverで見てたハーフタレントの顔がイメージなんでそ？
ただの写真なのにね

11 ：転載したらぶちころがす：2014/09/15(月) 19:03:22.83 ID:QscoIYC70.net

男「駅につきましたよ」

女「海が見えません」

男「もう少し歩きます」

女「頑張れー」

男「頑張りますよ」

女「ジュースを買ってあげましょう」

男「ありがたい」

女「何がいいですかー？」

男「じゃあコーヒーで」

女「無理です」

12 ：転載したらぶちころがす：2014/09/15(月) 19:05:43.84 ID:QscoIYC70.net

男「なぜですか？」

女「私が飲めません」

男「違うのを買えばいいのでは？」

女「150円しかありません」

男「いやでも…」

女「ありません」

男「じゃあ僕は自分で…」

女「なりません」

男「…じゃあ紅茶で」

女「ミルクですよ？」

男「はいはい」

女「ｯｼｬ! では買います」

男「なんかいいことあったみたいですね」

13 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2014/09/15(月) 19:07:50.21 ID:FdJJqFE00.net

私怨

14 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2014/09/15(月) 19:10:44.42 ID:6ivr1+cm0.net

物真似してるやつをさらに物真似してるだけ

15 ：転載したらぶちころがす：2014/09/15(月) 19:10:50.03 ID:QscoIYC70.net

男「ｺﾞｸｺﾞｸ…はぁー生き返る」

女「私にもくださいな」

男「はい」

女「ｺﾞｸﾘｯ ｺﾞｸｺﾞｸ…ぷはぁ」

男「なぜ飲む前に生唾を飲んだのかはあえて聞きません」

女「美味しいです」

男「甘くて冷たくて生き返ります」

女「少し甘酸っぱいですね」

男「レモンティーではありませんが？」

女「私の心が、です」

男「詩的ですな」

女「ですね」

16 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2014/09/15(月) 19:12:42.30 ID:Yjbovhhv0.net

紫炎

17 ：転載したらぶちころがす：2014/09/15(月) 19:13:42.23 ID:QscoIYC70.net

男「海が見えて来ましたよ」

女「綺麗ですね」

男「透き通ってるなぁ」

女「しかし男さんよ」

男「はい？」

女「なぜ砂浜では無いのでしょうか」

男「えっ？」

女「えっ？」

男「だって今日はコレをしに来たんですから」ｼﾞｬｰﾝ

女「竿…釣りですか」

男「言ってませんでしたっけ？」

女「聞いてません」

女「虫は触れません」

18 ：転載したらぶちころがす：2014/09/15(月) 19:16:49.95 ID:QscoIYC70.net

男「というかこの大荷物で気づかなかったか」

女「キャンプでもするつもりかと…」

男「さすがに男女一つ屋根の下は…」

女「一つ屋根の下…」

女「うふふ…」

男「やだこの子怖い」

女「まぁ来てしまったのだからここは釣りを楽しむとしましょう」

男「虫は？」

女「あなたが付けてくれます」

男「ザッツライト」

女「いえぁ！」

19 ：転載したらぶちころがす：2014/09/15(月) 19:21:04.11 ID:QscoIYC70.net

男「ここは堤防もなく座って釣りができます」

女「私にはうってつけの場所ですね」

男「人もいないようですしね」

女「のんびりできますなぁ…」

男「夢なんですよね、数十年後もこうしてのんびり釣りでもするのが」

女「その隣に好きな人がいると更に幸せだと思いませんか？」

男「今と同じくらい幸せかもね」

女「ほぅ…」

男「というか今と対して変わりませんね」

女「私ストレートには弱いんですよ」

20 ：転載したらぶちころがす：2014/09/15(月) 19:24:59.94 ID:QscoIYC70.net

男「さて釣りを始めましょう」

男「さーて暴れてくれよぉ」

ワーム「任せろ」ｳﾈｳﾈ

女「うわぁ…」

男「ほら、君の分」

女「遠くに投げればいいの？」

男「そんな遠くなくてもいいよ」

女「まあ遠く投げられませんが」

男「ゆったりいきましょう」

女「えーい」ﾋﾟｭｰﾝ

男「結構飛んでる…」

21 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2014/09/15(月) 19:27:43.53 ID:CwOeb/No0.net

支援

22 ：転載したらぶちころがす：2014/09/15(月) 19:29:12.16 ID:QscoIYC70.net

女「釣りって初めてでよく分かりませんが」

男「ぐぐぐっ…ってなったらぐいーっと引いてください」

女「ぐぐぐ…ぐいー…」

男「そんな感じです」

女「おおっ！なんかついてますよ」

男「フグですね」

女「どうしましょう」

男「食べられないのでリリースします」

女「膨れておる…」

男「海に返します」ﾎﾟｲｯ

女「ﾊﾞｲﾊﾞｲ…」

23 ：転載したらぶちころがす：2014/09/15(月) 19:32:25.18 ID:QscoIYC70.net

男「なんやかんやで夕方です」

女「疲れましたね」

男「たくさん釣れました…晩御飯には困りませんね」

女「陽が沈みかけてますね」

男「そろそろ行きましょう」

女「帰宅ですな」

男「〜♪」ｷｭﾙｷｭﾙｷｭﾙ

女「あれ？方向違いますよ？」

男「〜♪」

女「おーい」

24 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2014/09/15(月) 19:36:02.71 ID:QlH7sLGQ0.net

しえん

25 ：転載したらぶちころがす：2014/09/15(月) 19:36:54.39 ID:QscoIYC70.net

男「着きました」

女「ここは？」

男「とっておきの場所です…ほら」

女「んー？」

女「わぁぁ…綺麗だなぁ…」

男「夕陽が映えて綺麗でしょう」

女「海も空も大地もオレンジに染まってる…」

男「少し歩きましょうか」

女「戻るんですか？目の前は階段ですよ？」

男「君をおぶっていきます」

女「へっ？」

男「なーに、軽いもんですよ」ｸﾞｲｯ

女「あわわ…」

26 ：転載したらぶちころがす：2014/09/15(月) 19:43:15.02 ID:QscoIYC70.net

男「この砂浜に立つとこのオレンジの世界と同化した気になるんだ」

女「お気に入りの場所みたいですね」

男「君が歩けなくなった日…僕は初めてここに来たんだ」

女「…」

男「なんとなく電車に乗って海の近くへ来て、ここにたどり着いた」

女「あの日いなかったのはそれで、ですか」

男「君を見てるのが辛くて…逃げた先にこんな雄大な景色があった」

女「次の日にはケロっとして戻ってきましたね」

男「本当に辛いのは僕じゃなくて君だから…僕は決めたんだ」

女「…？」

男「君の希望になろうって」

女「あら〜…」

27 ：転載したらぶちころがす：2014/09/15(月) 19:49:07.68 ID:QscoIYC70.net

女「私は私自身に絶望したんだ…この足で駆けることはおろか、立つことも出来ないなんて」

男「僕は君とここに、もう一度訪れようって決めた」

女「ここに来て…それで？」

男「とっておきの決め台詞を言うんだ」

女「なんて？」

男「君が走れないのなら僕が君をおぶって走る
君の行きたい場所へもおぶっていく」

男「君が抱えきれない苦しみは僕が受け持つ」

男「だから僕と…これからとずっと一緒にいてください」

女「それは…私に対する憐れみからですか？」

男「いいえ…僕が逃げることを辞めて見つけた答えだ」

女「そっかぁ…」

28 ：転載したらぶちころがす：2014/09/15(月) 19:51:28.89 ID:QscoIYC70.net

女「…帰ろうか？」

男「ですねー」

女「聞かないんですか？」

男「ん？」

女「答え、聞かなくていいの？」

男「んー…僕の背中で、君が流してる涙の訳が分からないほど鈍感じゃないよ」

女「そっかぁ…」

男「うん」

29 ：転載したらぶちころがす：2014/09/15(月) 19:53:57.27 ID:QscoIYC70.net

男「駅に着きました」

女「今日はいろいろあって疲れました」

男「電車ではゆっくりと休んでください」

女「そうはいかないかなーって」

男「？」

女「これから君と、もっと話したいことがあるんだ」

男「そうですね…」

女「あと」

男「ん？」

女「男って意外と臭いセリフ吐くんだね」

男「今日は特別な日でしたから」

30 ：転載したらぶちころがす：2014/09/15(月) 19:57:40.30 ID:QscoIYC70.net

女「録音しておきたかったなぁ」

男「それだと数十年後には恥ずかしくて死にますよ」

女「まあいっか、忘れることもないし」

男「さあて、電車来ましたよ」

女「あの親切な駅員さんいるかなぁ…」

男「どうでしょうね」

女「次は魚運んでもらわなきゃ…」

男「あまり迷惑はかけたくないですが…」

女「男は私を運ぶので手一杯だからなぁ…」

男「…精進します」

女「別にそのままでいいかなー」

男「せめてもう一人は抱えないとね」

女「あー…なるほど」



おわり