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僕の暮らす世界では、空が全てを支配している
- 1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/09/16(火) 21:46:45.98 ID:btR/OkGiO.net
- 「セラム!水が降ってきたわよ。ちゃっちゃと貯める準備をしなさい」
母はセラムを急かした。ただでさえ狭くほの暗い室内を忙しなく行き交うと、つい足元の埃を巻き上げて咳き込んでしまう。
セラムはしわしわの生地で織り込まれた毛布に身を包む妹のルーナに、羨望の眼差しを向けた。
「早くしなさい!」
ぐずぐずしているセラムに怒声を飛ばし、さらに催促する。
手に水一杯のバケツを抱え、母ナターシャは貯蔵タンクへと水を運んでいった。
- 2 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/09/16(火) 21:47:23.96 ID:Nj41OgIz0.net
- 感動した
- 3 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/09/16(火) 21:47:28.65 ID:OK3NCl5T0.net
- せつめいくさすぎ
- 4 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/09/16(火) 21:49:22.18 ID:wLywP5lEi.net
- まさか吉岡が黒幕とはな
- 5 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/09/16(火) 21:49:35.72 ID:SvZMbMAKi.net
- 僕=セラムじゃないのかよ
- 6 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/09/16(火) 21:55:18.04 ID:btR/OkGiO.net
- セラムが、そしてナターシャが生まれるどの位前からなのかは分からない。
しかし、今は空からの配給で彼らは暮らしている。
神様の恵みか、悪戯か、少なくとも生きる為には助かっていた。
ため息をつきながらも、セラムはバケツに水を貯めてはそれを貯蔵タンクへと移していった。
- 7 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/09/16(火) 21:58:24.55 ID:btR/OkGiO.net
- 雨は一通り大地を濡らした後、それまでの豪雨が嘘だったかのように空をからっとした晴れ模様に変えた。
最初は不思議だったこの空も、今では普通に共生している。依存かとも思えたが、セラムには何故かこれが一方通行ではないと感じた。
- 8 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/09/16(火) 22:02:42.87 ID:btR/OkGiO.net
- 「セラム、ちょっと御使いを頼んでもいいかい?」
一仕事を終えたナターシャは突然の物音に酷く興奮しぐずり出したルーナに寄り添い、宥めていた。
8歳にもなって親離れが全く出来ていないルーナをセラムはやれやれと思った。
- 9 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/09/16(火) 22:03:53.32 ID:btR/OkGiO.net
- 見てるか?
- 10 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/09/16(火) 22:06:58.48 ID:OK3NCl5T0.net
- 句読点が変
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