2ちゃんねる スマホ用 ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

AND THE BEAT GOES ON

1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/10/13(月) 06:53:36.38 ID:4qfNeePJ0.net
僕が飼っていた猫が死んだ。

とても賢い猫だった。

名前は「すばる」。

もう僕と一緒に日向でごろごろすることもない。

僕はさみしさのあまり、VIPでスレ立てを始めた。

そんなある日、僕がメール欄に入力しているアドレスにこんなメールが届いた。

2 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/10/13(月) 06:55:48.22 ID:4qfNeePJ0.net
件名:こんにちは

内容:

こんにちは。

私はVIPユーザーのみるくといいます。

はじめまして。

あなたが飼っている猫は生きています。

一度私の家に遊びに来ませんか?

お返事お待ちしています。

みるく

3 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/10/13(月) 06:59:14.45 ID:4qfNeePJ0.net
僕は新手の詐欺か何かだと思った。

僕は「飼っていた猫が死んだ」というスレッドを立てていた。

その時に親身になってコメントをくれたのが「みるく」という固定ハンドルネームだった。

僕はためしにその人に返事を送ってみることにした。

僕はメールをいったん保存して、コンビニへ出かけた。

そこにいたのが「みるく」本人だとは、その時は気付かなかった。

4 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/10/13(月) 07:05:40.02 ID:4qfNeePJ0.net
僕がコンビニエンス・ストアに入ると、レッドブルを棚買いしている大柄な男がいた。

男はかごにレッドブルを詰め込むと、レジで支払いをした。

右手には猫が入ったケージがあり、その猫は飼っていた「すばる」にそっくりだった。

男は僕の方をちらりと見て、そのまま店を出ようとした。

その瞬間、猫を入れていたケージが開いて、猫が僕の方に駆け寄ってきた。

「すばる」と僕は言った。

男は僕の方を見ていたが、やがてこう言った。

「天然のアワビがよく取れた年には、台風が多い。どうしてだか知っていますか?」

僕は初対面の男が突然言い出したことが理解できずに黙っていた。

「まあいい。それはあなたの猫です。届けに来ました」

そういうと、男は車でどこかへ行ってしまった。

総レス数 4
3 KB
掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
read.cgi ver 2014.07.20.01.SC 2014/07/20 D ★