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妹「実はお姉ちゃんが勇者だったらしい」

1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/10/19(日) 16:15:00.59 ID:MPvaB4Ca0.net
妹「ウチのお姉ちゃんは『勇者部』なるヘンテコな部活の部長をしている」

妹「最初はいなかった部員も、お姉ちゃんのお陰で二人増えた」

妹「趣味なのか、いつも車椅子に乗ってる車椅子ちゃんと」

妹「特に特徴のない、無個性ちゃん」

妹「私とお姉ちゃんと車椅子と無個性…四人で過ごす『勇者部』の日常はそこはかとなく楽しかったような気がする」

妹「そんな日常が、ある日突然壊れたのだ」

2 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/10/19(日) 16:16:14.99 ID:c/8jtd+u0.net
風ちゃん乙
あと友奈ちゃん無個性とか言うなぬっ殺すぞ

3 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/10/19(日) 16:16:16.87 ID:N388qaLe0.net
ほう

4 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/10/19(日) 16:22:15.94 ID:MPvaB4Ca0.net
―授業中―

妹(クックック…みんなは今頃体育か…)キョロキョロ

妹(大体、学校って貴重品管理が甘いんだよなぁ)ガサゴソ

妹(気分が悪いって保健室に行くふりして、教室に戻り財布を頂戴する…)

妹(もしかして、学生が一番儲かるんじゃないのかな?)ニヤニヤ

ブゥウウウウウ…ブゥウウウウウウウウウウウウウ…!

妹「やべっ!!」

妹(ケータイの電源落とすの忘れてた!? 隣は授業してるし、聞こえなかったかな…?)チラ

妹(ふぅ…バレなかったみたいだ。いったい誰だ? 電話してきた糞野郎は…)

妹「……は?」

妹(『樹海警報』…?)

5 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/10/19(日) 16:29:25.34 ID:MPvaB4Ca0.net
妹「なんだこれ……わけわかんない…!」アセアセ

ブゥウウウウウ…ブゥウウウウウウウウウウウウウ…!

妹「つか、止まれよ! オラッ、止まれッ!!」

妹(ヤバい……ッ! 盗難がバレる、退学、最終学歴中卒、人生終了! 終わる…人生が終わる…!)アセアセ

妹「チッ…とりあえずここにいるのはマズいな……トイレにでも避難しないと……」タッタッタッ

ガラガラ

妹(誰もいない……よな?)キョロキョロ

?「妹ッ! 大丈夫ッ!?」

妹「ッ!」

姉「ふぅ、よかった、合流出来て」

妹(なんでお姉ちゃんがここに……? 授業は……? つかこの状況ヤバい……?)

妹「え、えと…私、ちょっと頭が痛くて…それで……」アセアセ

姉「選ばれたのがアタシ達だなんて……」ブツブツ

妹(……? 何言ってるんだお姉ちゃんは…)

6 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/10/19(日) 16:38:38.58 ID:MPvaB4Ca0.net
姉「……窓の外を見て、妹」

妹「え? アッ、うん」

妹(よくわからないけど、大丈夫みたい……)

妹「……は?」

ゴゴゴゴゴッゴゴゴゴゴゴゴ…

妹(地平線から、虹色の何かが迫ってくる…? 爆発…? 原爆とか…?)

妹「お姉ちゃん、こっち来るよ…!」

姉「いい? よく聞いて。今からあんたは勇者。怪物と戦わなくちゃならない」

妹「え? え? どゆこと?」

姉「詳しくは向こうに言ってから説明するからっ」

ゴゴゴゴゴッゴゴゴゴゴゴゴ…

妹「ちょ、え、どうすれば、って、お姉ちゃんっ! 虹色、こっちまで来てるよ!」

姉「……アタシ達なら、出来る」ブツブツブツ

妹(お姉ちゃんが完全にキマってる…! 私がしっかりしないと…!)

妹「あ、ダメだ! 飲み込まれる…!」

7 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/10/19(日) 16:44:30.83 ID:MPvaB4Ca0.net
―異世界―

妹「……どこ?」

姉「私達が住んでる世界とは違うところよ」

妹「えーと……これは幻覚か何かかな?」

姉「違うわ。現実よ。そんな心構えじゃ、死ぬわよ、あんた」ギロッ

妹「アッ、うん」

姉「とりあえず、車椅子と無個性を探しに行きましょ」

妹「えっ、みんなもいるの?」

姉「そうよ。アタシ達は――――『勇者部』なんだから」

妹「アッハイ」

8 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/10/19(日) 16:48:29.72 ID:MPvaB4Ca0.net
 
………

無個性「あ、部長! それに妹ちゃんも!」

姉「ああ、良かった。車椅子も一緒ね!」

車椅子「はい。ですが、何がなんだか……」

姉「とりあえず、スマホの勇者アプリを起動してみて?」

妹「ああ、お姉ちゃんが『勇者部』に入る時に強制的にインスコさせてたやつかな?」

姉「そう、それよ」

無個性「あっ、すみません…! あれ、わたしアンインストールしちゃって…」

姉「……は?」

9 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/10/19(日) 16:54:13.15 ID:MPvaB4Ca0.net
 
車椅子「あ、じゃあ無個性ちゃんは私と一緒に使いましょう」

無個性「ありがとう、車椅子ちゃん! 大好き!」

姉「…………」

妹「それで、起動しましたけど……」

姉「…そこに、ピンクの丸があるでしょ? アタシ達は今からそれを倒さなきゃいけないの」

妹「……はい? どこのGANTZですか?」

車椅子「ん? もしかしてそのピンクの丸のって……アレですか?」

妹「…………ぁ」

ズーン…ズーン…

妹「無理…! 無理無理無理無理! あんなデカいの無理! 核ミサイルくらいないと無理だって!」

姉「落ち着いて。そのための勇者アプリでしょ?」

無個性「えっ……」

10 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/10/19(日) 17:02:39.94 ID:MPvaB4Ca0.net
姉「あのデカいのを、倒す意思を持ちながら、アプリのボタンを押せば、勇者に変身出来るのよ」

車椅子「変身してあのデカブツを倒せ、そう仰りたいのですか?」

姉「そうよ」

車椅子「お断りします。物陰にでも隠れて、助けを待ちましょう」

姉「助けは来ない。あれを倒さない限り、アタシ達は帰れないの」

車椅子「…………は?」

姉「だから、絶対にあれを倒さないと……!」

妹(……GANTZではスーツを着ない人が真っ先に死んでた…)

妹(この場合では…変身しないと真っ先に死ぬ?)

妹「私、変身するよ…」

車椅子「正気ですか!? 変身するということは、あのデカブツと絶対に戦わないといけないんですよ!?」

姉「妹……」

妹「大丈夫、お姉ちゃんを信じるよ」

妹「変身…!」

11 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/10/19(日) 17:08:05.85 ID:MPvaB4Ca0.net
辛いからやめるわ

12 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/10/19(日) 17:12:14.18 ID:+Ro9sFhu0.net
まだ放送してから一日だからしょうがないよ

13 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/10/19(日) 17:29:27.35 ID:MqZauHWAi.net
>>1
俺を登場させてはくれないか?
名前は、ヴィッペルで頼む
無理ならスルーしてくれ

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