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女騎士「くっ……殺せ!」 幾度と無く繰り返される半ば日常化した風景。

1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/11/27(木) 00:20:56.63 ID:KiUJUJK30.net
女騎士「くっ、殺せ!」
 こう唱えたのは今日で何度目だろうか。少なくとも指では数えられないほど言った覚えがあるが、きっとこれから先も言い続けるのだから実際には関係ないのだろう。
 現に私の目の前にいる少女は、明らかにその顔に呆れと飽きの表情を浮かべている。オークや触手なら説得力もあるのだろうが、彼女も一応最近は妙に出番が多い。
少女「……百合ってマイナーな文化って聞いてたんだけどな」
 少女が怪訝そうな顔でそう呟く。彼女は新参だからまだ楽な方だ。私達はもう何度も陵辱やらなにやらで出ずっぱりであり、朝から晩までSSの世界で働かされている。
 せめてもうちょっと分量を減らしてもらえないものだろうか。アニメでも流行れば数ヶ月はそのアニメキャラのSSが主流になり、私達の仕事量は減るのだが。
女騎士「役職名でまとめてるから負担が掛かるのよ……あれ?」
 ここまで言って何かがふっと脳裏を過る。そもそも役職名が使われるのは、キャラクターに名前がある必要性がないからだ。必要性の無い設定などいらない。
 しかし、それはキャラクターの数が著しく少ない場合の話だ。女騎士に属するキャラクターが複数人出ている時、女騎士AだとかBだとかで済ませるのはあまりにも滑稽すぎる。
 女騎士であることに必死で、人間であることを全く求めていない。こんなものはあまりにもナンセンス。物語の登場人物を人間として認識してないやり方だ。
少女「どうしたの?」
 彼女は首を傾げながらそう問いかけてくる。少女なんて言う不特定多数に一致する言葉を、たった一人の人間の役職名として使っていいものだろうか?
 そんなわけはないのだ。人は生きているのだ。キャラクターではない。それまでの人生があって、名前がある。それが人間だ。
女騎士「わかったのよ少女ちゃん!」
少女「わ、わかったってなにが?」
 そう、わかったのだ。私は女騎士なんて名前じゃない。私の名前は――
女騎士「今日から私は――」

天に抗いし女騎士ミシェル・モルゲンシュテルン「天に抗いし女騎士ミシェル・モルゲンシュテルンよ!」

第一話 ――その女騎士、増殖――

2 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/11/27(木) 00:21:54.52 ID:TmefDDi1a.net
読みづらい

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