メイド「……こんな夜更けに、なにかご要件でしょうか。」

以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします

メイド「夜ふかしはあまり関心しませんね。ただでさえ朝がお弱いというのに、明日も起きれなくなってしまいますよ？まあ私個人としては、嬉しすぎて死んでしまいそうですが」

メイド「……もう、昔からよく言って聞かせて差し上げたではありませんか。『早く寝ないと悪い人に食べられちゃいますよ』と。」

メイド「……それで、この私になにかご用でしょうか。私にできることがあるのならば、なんなりとお申し付けください。」

メイド「……おや、お気づきになられましたか。…ええ、そうです。坊ちゃまの枕が古くなってしまわれていたので、まことに勝手ながら交換させていただきました」

メイド「良いデザインでしょう？表にYES、そして裏にはNOと書いてあるのです。意味はよく存じませんが、大変坊ちゃまらしいと思いまして」

メイド「……はて、なぜ顔を赤らめておられるのでしょうか。理由はよく分かりませんが、大変可愛らしゅうございますよ、坊ちゃま。抱きしめ潰してしまいたいくらいです」

メイド「ああもう、そのようなお顔をするから、なんだか私もたまらなくなってきてしまいましたわ。……坊ちゃま、お覚悟を」

メイド「ほら見たことですか。夜ふかしをしたら食べられると言い伝えてきたのに、聞いてくださらないからこうなるのです。こうして悪いメイドに食べられんとしているのです」

メイド「……何度も言わせないでください。枕の意味は存じ上げません。ええ知りません、知りませんとも。なんのことかさっぱりすぎて、メイド困っちゃいます」

メイド「仮に知っていたとしても、それは私の責任ではございません。たかが枕ごときで顔を真っ赤にしてしまう、その坊ちゃまの可愛さがいけないのです。立派な青年が、なんと女々しいことでしょう」

メイド「……さ、おしゃべりはそろそろやめにして、はやくベッドに行きましょう。流石の私もそろそろ限界です。坊ちゃまの匂いを私の匂いで上書きしてしまいたい衝動が押さえきれません」

メイド「いいですよね。もういい加減いいじゃありませんか。これでは生殺しです。抱きたいのです。抱かれたいのです。もうこれ以上私と坊ちゃまとの幸せライフをマンネリ化させたくないのです。そろそろエッチなのを取り入れるべきなのです」

メイド「……くどいです。知らないものは知りません。というかなぜ坊ちゃまがその枕の意味を知っているのですか。坊ちゃまもお年頃なのですか。思春期真っ盛りのムラムラボーイなのですか」

メイド「ではそのムラムラのはけ口を、僭越ながらこのメイドが引き受けましょう。なに、心配なさることはありません。イメージトレーニングはばっちりですから」

メイド「……年齢は明かせませんが、坊ちゃまよりもおねーさんなのは間違いありません。だからここは、どうか私にお任せください。絶対に悪いようにはしません。やみつきにさせて差し上げましょう」