メイド「坊ちゃまは、いつになったら私と結婚してくださるんですか？」

以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします

メイド「…？どうしてそんなに不思議そうなお顔をなさるのです？だって、むかし仰っていたではありませんか。」

メイド「『大きくなったら、メイドと結婚する』と。私の前で、人目もはばからずに仰っていたではありませんか。」

メイド「嬉しかったなぁ…。はじめは幼さゆえの冗談なのではと思いもしました。しかし坊ちゃまあの真面目なお顔……あのようなお顔で、必死に訴えかけるのですもの…。」

メイド「あんなもの、好きにならないわけがないではありませんか。幼い坊ちゃまから感じた、あのような男らしい姿…。ああ坊ちゃま、お慕いしております。」

メイド「私のなかにも、このような暖かい感情があったことを、坊ちゃまは教えてくださったんです。私に“恋”というものを、教えてくださったんです。」

メイド「だから私は坊ちゃまにお尽くしてまいりました。この身を捧げてまいりました。…いえ、使用人として主人に仕えるのは当然のことなのですが、私は違います。坊ちゃまのためなら、どんなことも致します。」

メイド「私が坊ちゃまに示すことのできる“愛”は、こんなことでしか表せないのです。私は不器用ですから、坊ちゃまに喜んでいただく方法は、こんなことしか思いつかないのです。」

メイド「しかし、坊ちゃまはそんな私まで受け入れてくれる…。坊ちゃま、ふふふ、坊ちゃま。優しい坊ちゃま。可愛い坊ちゃま。私の、私の、私だけの坊ちゃま…ふふふ…。」

メイド「……して、この約束はいつになれば果たされるのでしょうか。それを今、坊ちゃまに正したいと思っております。今日のこの場で、坊ちゃまからお聞かせ願いたいのです。」

メイド「私は待ちました。坊ちゃまと結ばれる日を夢見て、殿方とも必要以上の会話をしてきませんでした。すべての愛を坊ちゃまに向けるためです。」

メイド「そうして、私の愛を一身に受けた坊ちゃまはこんなにも凛々しく成長を遂げ、そして今でも私を想っていただいている…。よかった、よかった。正解だった。幸せです。私は幸せです。」

メイド「坊ちゃま、お慕いしております。いえ、愛しております。私は坊ちゃまを愛しています。ですからどうか、お聞かせください。」

メイド「いつになれば、私は坊ちゃまと結婚できるのでしょうか。」

みたいな無表情なメイドさんってどうよ