友人「○○みたいなアニメ教えて！」　俺「あのさー」

以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします

俺「お前がそのアニメが好きな事はよく分かるよ？
　　そのアニメのどういう所が好きなのかも想像できるよ？
　　でもさ、俺が二十年前のアニメ薦めてもお前観ないだろ？
　　お前の要求には『最近の作画が綺麗なアニメで』って含まれちゃってるわけ。
　　この時点で作品数はグッと減るよね？
　　その減った中から似たようなアニメを考えていっても、お前が観たアニメほどは面白くないわけ。
　　いいや、正確には『お前には面白さが分からないアニメ』なわけ。
　　お前の好きなアニメはさ、絵が綺麗で話が分かり易くて、とにかくキャッチ―な要素ばっかりなの。
　　逆に言えば薄っぺらいんだよ。クオリティは確かに高い、話も楽しい、でもそれだけ。
　　『面白かったね』。この一言で終わっちゃうような、そういう作品なわけ。
　　それもいいと思うよ？　でも面白さってそれだけじゃないんだよね。
　　結局さ、お前の要求する面白い作品の最高峰は、お前の知ってるその作品なんだよ。
　　作品にはそれぞれの面白さがあって、お前の要求する面白さの基準はその作品なの。
　　他の作品に同じ面白さを求めてもさ、その作品にはその作品の面白さがあるから無駄なわけ。
　　お前は絶対に『俺の好きな作品の方が面白かった』って思うだろうね。それで俺に文句を言うだろうね。
　　だから俺はお前にアニメを教えたくないんだよ。わかった？」

友人「○○みたいなアニメ教えて！」 俺「あのさー」

友人「○○みたいなアニメ教えて！」　俺「あのさー」