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ログブック晒すわ
- 1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/26(金) 13:00:17.11 ID:8Vunf0eJM.net
- 親父のログブックを書斎で見つけたから晒すわ。以外内容。
登り慣れた山だと言うのに、慢心があったのだろう。
- 2 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/26(金) 13:00:44.57 ID:8Vunf0eJM.net
- 元々、○○の事で話したい事があったから俺から誘ったのだが、こんな事になってしまい悔やむ事すらおこがましいし、償っても償いきれることではない。
- 3 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/26(金) 13:01:25.94 ID:I3RjFZBjp.net
- ノーサンキュー
- 4 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/26(金) 13:03:57.82 ID:8Vunf0eJM.net
- 俺はただ大事なバディを祝ってやりたかっただけなのに、山はそれをバカにするように、天候をあらした。
- 5 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/26(金) 13:04:58.27 ID:8Vunf0eJM.net
- もしかすると俺自身が、その天候を呼び寄せたのかもしれない。荒れた山は、唐突にホワイトアウトを起こし、視界を保つことも出来なかった。吹き荒ぶ風は容赦無く体を打ち付け、気づいた時、俺はピッケルから手を離していた。一気に体が軽くなる。
- 6 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/26(金) 13:06:00.34 ID:8Vunf0eJM.net
- あれは今、思い出しても恐ろしく、下に落ちるのではなく、下に浮くというべきだ。異変に気づいた彼が大声を出したところで、その感覚は消え、ハーネスのキツイ締めつけとで、自分が宙吊りになっている事に気づいた。
- 7 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/26(金) 13:07:21.18 ID:8Vunf0eJM.net
- 彼はとにかく壁に掴まれと言ったが、とてもではないが出来そうにないと応えると、一度下降器で俺のところまで来ると新しい打ち付けを固定させた。そこまでは良かった。本当に俺達は最高のバディだと思った。
- 8 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/26(金) 13:08:24.11 ID:8Vunf0eJM.net
- なのに山の神はそれを許さなかったのだ。上から突風が吹き抜けたのだ。壁にへばりつくことを目的とした俺と、そうさせるために無理な体勢をしていた彼。滑落停止すらまともに打ち付ける間もなく起こったそれに、彼はおちた。
- 9 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/26(金) 13:09:32.76 ID:8Vunf0eJM.net
- それでも二人のつながったザイルでなんとか滑落せずに済んだのは奇跡かもしれない。 だがそれは奇跡でもなんでもなく、俺に恐ろしい選択を迫るものでしかなかったのだ。いや、選択する猶予すらも与えられなかった。切れと。このザイルを切れと彼が即断したのだ。
- 10 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/26(金) 13:10:50.02 ID:8Vunf0eJM.net
- このままだと二人とも落ちると。△△お前は助かれと。そして俺はザイルに刃を立てた
- 11 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/12/26(金) 13:12:36.67 ID:8Vunf0eJM.net
- そんな俺は年明け登山に親父に誘われている。
どうしよ……………
ニートだからなのか……………
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