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男「遥か昔ある一頭のドラゴンがいた」

1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 18:29:36.85 ID:L62OGqly0.net
男「ドラゴンスレイヤーに捕らえられたそのドラゴンは」

男「多大な魔力を秘めており、その鱗を一つ持てば一国の王にすらなれると言われていた」

男「王国に捉えられたドラゴンはその体をバラバラにされ」

男「その鱗や臓物、四肢はありとあらゆる権力者に出回ったと言う」

男「だが心臓だけは違った」

2 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 18:30:30.80 ID:lzFVlbrI0.net
ドヴァキン

3 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 18:30:32.78 ID:9evzgC9h0.net
無人島である

4 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 18:31:40.42 ID:L62OGqly0.net
男「膨大すぎる魔力を秘めたそれは触れるもの全てを拒絶した」

男「心臓は王により手厚く封印され」

男「三千年の時を薄暗い穴倉ですごすことになった」

男「この話は知ってるか?」

店主「しっ知らないよぉそんな話」

男「なに?しらねーの?こんな田舎じゃ無理も無ぇのかな」

店主「そそれでなんにするんだい?いいラム酒が手に入ったんだ、この酒場一番のオススメだよ」

男「そうさな」

店主「いい加減この物騒なモンをしまってくれないか、ナイフを咽元に突きつけられたんじゃ」

男「ふむ・・・・」

店主「商売にならんよ」

男「おっさん」

5 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 18:32:27.64 ID:L62OGqly0.net
男「その悪趣味な首飾り・・・どこで手に入れた?」

店主「こ・・・・これかい?これは我が家に代々伝わる家宝で、死んだ親父から受け継いだものだ」

男「ほう」

店主「肌身離さずもっていろって言うもんだから、正直こんな悪趣味なもんとっとと売っぱらっちまいたい位なんだが、どこに見せてもなんの価値も無いヘビの皮だって言われちまってさ」

男「なら譲ってくれよそれ」

店主「だめだよ!それは出来ない」

男「何故だ」

店主「これを親父から貰った次の日から便秘は良くなるわ体脂肪率は下がるわリウマチが直るわ」

男「・・・・・」

店主「商売繁盛、彼女が出来るわ・・・あっこれ家内ね、美人でしょ」

妻「ひっ」ビクビク

男「よくわからん」

店主「ねったのむよ、ナイフおろして、お酒ならサービスするから」

妻「ねぇあなた・・・・そんな趣味の悪い首飾りとっとと譲っちゃいなさいよ!!」

6 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 18:32:44.24 ID:SEDehKFEx.net
応援

7 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 18:33:48.63 ID:L62OGqly0.net
男「おっさんアンタ・・・・金持ちになりたいのか?」

店主「へっ?」

男「なんか・・・・野望とか・・・その将来の展望というか」

店主「ないよそんなの・・・・今と変わらない日々がずっと続けばいいと思ってるよ」

男「そっか、ビール一つ、心配しなくていい、金は払うよ」

店主「ふぅ・・・・飲み放題コースでいいんですか?」

男「ああ」

店主「そちらの彼女さんも一緒で?」

男「いや・・・・こいつは」

小女「ジュースの飲み放題はあるの?」

店主「あっあああるよ、そうか・・・・あんた未成年かちっこいもんな」

小女「・・・・・・・」

店主「それにしても・・・・」ジー

男「なんだ?」

8 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 18:34:19.04 ID:L62OGqly0.net
店主「妹さんかなにかかかい?」

男「いや・・・こいつは」

小女「婚約者」

店主「・・・・・ロリコンさん?」

男「ちがうわ!」ボカ

少女「あでっ!」

9 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 18:35:09.54 ID:L62OGqly0.net
少女「それにしても・・・今回も駄目みたいね」

男「ま・・・な」

少女「あなたのお頭皮が使われてるんでしょ?あの首飾り」

男「禿げか俺は・・・まぁそうだが」

少女「ほっといていいの?」

男「ああ・・・ありゃ間違いなく俺の頭皮だ・・・魔力ビンビンもれてる、見た目は相当悪いがな」

少女「手入れされてない?」

男「もっと大事に使って欲しいぜまったく」

少女「あなたの封印を解いてからこの半年あつまった体の部分は」

男「右眼と舌と耳と尻のウロコが七枚」

少女「あの首飾りはウロコ何枚分位なの」

男「ざっと五百ってとこかな」

少女「それだけあれば魔力も相当回復するでしょう、本当に放っておくの?」

男「だってみろよあの店主のだらしない顔、とても災い振りまくようには見えねぇしな」

少女「だからってあの首飾りがいつまでもあの優男の手にあるとは限らないんじゃ」

10 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 18:36:19.59 ID:L62OGqly0.net
男「いーよーそんときはそんときで」

少女「あのね、私は一刻も早くこの国を私の父、国王の魔の手から解放しなきゃいけないの」

男「そんな話もあったなぁ」

少女「パパの部屋から秘宝であるあなたの右眼を盗み出したのはわたしなのよ?」

男「俺の体を集める代わりに国家転覆と人民解放の手助け・・・ね、覚えてるよ」

少女「そうよ・・・・それでついでに言えば心臓だけだったあなたの封印を解いたのもこのわたし!」

男「あと数年ほっときゃ結界にあいた穴から自分で出られたよ勝手に」

少女「また私に封印を上からかけられたら終りじゃない!!義理ってもんがないの!あなたには」

男「はっ本契約もしていないたかだか15にもならん人間の小娘と交わす義理ね」

少女「この・・・・・・・・・・・っ!あなた、いい加減名前教えてよ」

男「お前らの言語じゃ発音できねえよ」

少女「いいかげん『あなた』って呼ぶの疲れるのよ」

男「ドラゴンでいいだろう、あとブラックとか」

少女「不自然よそんなの」

男「じゃぁ『男』で」

11 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 18:37:12.48 ID:L62OGqly0.net
半年前 封印が解かれた日


王「おーい少女・・・どこじゃぁ?」

少女「ない・・・・・ここでもない」ガシャガシャ

王「隠れても無駄じゃよー!今夜もわしの相手をしておくれよぅ」

少女「・・・あった、いつも遠目から観てたお父様のお宝!黒竜の眼!!、これと偽のガラス玉を・・・」

王「見つけた!!」

少女「ひっ!!」スリカエ

王「いひひひっ今夜もしっぽりかわいがってやるわい、なぁに心配するなこの日のために」

少女「・・・・・・!!」ゾクッ

王「一週間は溜めて居たのじゃ!!金玉パンパンじゃわい」ボッキッ

少女「あの・・・お父様私その・・・今日はあの日なの」

ピカッゴロゴロゴロッ

12 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 18:37:48.41 ID:L62OGqly0.net
少女「ぅう・・・散々殴られた・・・でも黒竜の眼を盗んだことはばれなかったみたい」

少女「あの男っ反吐が出るっ」

少女「この黒竜の眼に一定の魔力を注ぎ込めばいいんだよね・・・・・」パァァァァ

ピカー

少女「黒竜の目から光線が!!」

少女「やった!!死んだママから聞かされていた話は本当だったんだ!」

少女「光線は・・・あの洞窟に続いているのね、いこう」

13 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 18:38:33.97 ID:L62OGqly0.net
少女「これが・・・伝説の竜の心臓・・・完全に石化してる」

石『だ・・・れ・・・・だ・・・・女・・・・か』

少女「なに?直接頭に声が」

少女「まさか・・・ドラゴンの声?」

石『何の用だ?』

少女『封印を解いてあげる、その代わり私と契約しなさい』

石『笑わせるな、人間の小娘如きが俺と契約だと?大概にしろよ劣等種族』

少女『自由が欲しくないの?眼を上げるわ・・・・片方だけだけど』

石『俺が封印させられてもう、おそらく貴様らで言うところの三千年は経つ』

石『それもあと十年もすれば終わるだろう』

石『貴様ら劣等種族を根絶やしにするのに片眼などいらん、その他もだ』

石『永い時を経て魔力の退化したお前らに再び俺を封印できるのか?絶対に無理だな』

少女『わたしがする予定よ』

石『たわけが』

石『貴様のような年端もいかぬ未通女が俺を封印だと?ドラゴンをなめるなよ、ヒューマン』

14 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 18:39:53.42 ID:L62OGqly0.net
少女『三千年かけてもーろくしたの?ドラゴンさん、それにわたし処女じゃないわ』

石『なにぃ?』

少女『これでもわたし、才能はあるの、なんてったってわたし王女、家ソーサラー、おわかり?』

石『・・・ほう』

少女『血統書つきの魔術師ってわけ、将来有望、毎週のように父から魔力を注ぎ込まれて来たし』

石『悪趣味な』

少女『あと十年もすれば心臓だけのあなたを再び封印することなんか昼飯前の夕飯の残りよ』

石『俺に手をかざせ』

少女『これでいい?』スッ

石『・・・・なるほど、素養は確かだな』

少女『あなたは右眼と自由を手に入れるかわりにわたしに協力するの』

石『・・・・・』

少女『それにわたしはあなたのうしなった体を捜す手伝いもするわ』

石『好条件だな』

少女『交渉成立ね』

15 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 18:40:36.95 ID:L62OGqly0.net
石『契約してやろう・・・・対価を払え』

少女『えぇ・・・・お望み通りに右上の親知らずを持っていって、邪魔だったのよ』

石『なに言ってる』

少女『?』

石『お前の場合貰うのは子宮だ』

少女『首級?死んだら契約できないじゃない』

石『子宮だ』

少女「え」

石『なんども言わせるな、その何度も実父に汚らわしい魔力を注ぎ込まれたであろう子宮だ』

少女『こ困るわ・・・・わたし将来赤ちゃん欲しいもの!』

少女『おかしいわ、ドラゴンとの契約の対価普通体の一部ならどこでもいいってママが・・・』

石『あのなぁ、お前、俺仮にも伝説の黒竜だよ?その変にいるみみっちい小竜と一緒にするとか』

少女『親知らずじゃ・・・だめ?』

石『その場合俺への強制力殆どなくなるけどいいの?俺、いつか邪魔になったらお前殺すよ?』

少女『親知らずでお願いするわ』

16 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 18:42:25.95 ID:L62OGqly0.net
少女「髪真っ黒ね・・・なかなかの美系じゃない」

男『人に化けるのは三千年振りだ、今でもこの顔は美系とされているのか』

少女「だれかモデルでもいるの?」

男『俺を仕留めたドラゴンスレイヤーだ、あの顔は死んでも忘れん』

少女「どうでもいいけどなんでまだテレパシーで話してんの?」

男『舌がないからな』

少女「あそっか」

男『こころ辺りはあるか』

少女「あっ王立博物館にあなたの舌のミイラがあると思う、子供のころにつれてってもらったの」

男『いくか』

17 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 18:43:18.08 ID:L62OGqly0.net
少女「おっきな舌ね・・・・何メートルあるのかしら、あなた全長どれくらいなの?」

男『山くらい』

少女「盛りすぎでしょ」

男「嘘じゃねぇ」

少女「あっいつのまにか舌のミイラが消えてる・・・」

男「これからどうする」

少女「お金ならあるわ・・・前から密かに店を構える用意をしてたの」

男「へぇ」

少女「便利屋からはじめましょう」

18 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 18:44:00.22 ID:L62OGqly0.net
少女「あれから半年・・・耳とウロコ七枚をようやくみつけてさ、ていうかあなた」

男「なんだ?」

少女「いままでどうやってわたしの言葉がわかったの?鼓膜がないのに」

男「テレパスだ」

少女「あ」

男「お前の心には裏表がなかったから特に混乱せず会話が成立してたようだな」

少女「褒めてるのかしら」

男「単純バカっていっているんだ」

賞金稼ぎ「おい、そこのお前ら」

男「あ?」

賞金稼ぎ「手配書にあったこの少女と手配書には無いがあやしい男だな」

少女「やばっ賞金稼ぎ、男・・・・なんとかして」

男『帰って糞して寝ろ』」キィィィィイン

賞金稼ぎ「・・・・・・・・・・・・はい、帰って糞して寝ます」

少女(竜の魔眼ね・・・片方だけでもなんて威力)ゾッ

19 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 18:44:57.31 ID:L62OGqly0.net
少女「折角店を構えたって言うのに・・・・・もうこの町には長くは居られないわね」

男「どうするんだ」

少女「そうだ、旅に出ましょう」

男「旅だぁ?」

少女「そう旅よ、頃合だわ・・・・もともとこの町は初めの一歩のつもりだったし」

男「だいじょうぶなのか?」

少女「私たち二人だけでは難しいでしょうからぁ・・・・」

男「そうだな」

少女「求人募集よ!!」

20 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 18:45:38.68 ID:L62OGqly0.net
男「そうそうここをこう丸く書いて」

少女「こ・・・・こうかしら」

男「ん・・・・そんで真ん中にウンディーネ」

少女「こ・・・・こうね」

男「よし完成」

少女「ねぇ店の周りにこんなに大きな魔方陣なんて何考えてるの?」

男「これでこの店に入った奴は嘘がつけなくなる」

少女「うそでしょ!?」

男「うってつけだろ」

少女「私外に出てる、面接はあなたが一人でやって」

男「そりゃねーよ、こい」

少女「いぃぃやぁぁぁ」

男「んな変な質問なんてしねーよ」

21 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 18:46:05.29 ID:L62OGqly0.net
イケメン「しつれいします」トントン

少女「どうぞ」

男「まぁ座れよ」

イケメン「はい」

男「早速いくつか質問するから正直に答えろ」

イケメン「どうぞ」

男「お前は王国の者か?」

イケメン「違います」

男「ここへはどうやってきた?」

イケメン「掲示板の張り紙を見て・・・古の宝探しの旅の仲間を探しているとか」

男「お前の名は?」

イケメン「イケメンです」

男「お前の能力は?」

イケメン「魔術を少々」

男「・・・・ほう」

22 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 18:46:31.34 ID:dFq4+Qxg0.net
つまんね

23 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 18:46:48.04 ID:L62OGqly0.net
男「具体的には?」

イケメン「石の精霊と対話できます」

男「聴いたことないな」

イケメン「たとえばそれ、あなたのつけてるそのペンダントの宝石を」

少女「これ?」

イケメン『僕の元へ』キィィィンン

少女「わっ」ガタ

イケメン「動かしたり出来ます」

少女「それだけ?」

男「採用」

イケメン「・・・・ところであなた、すごい『殺気』ですね、僕が能力を発動した途端に」

男「・・・・・・」

イケメン「こんなにどす黒い殺気に相対したのは僕の知り合いを独り除いて初めてです」

少女「?」

イケメン「あなたはひょっとすると魔物かなにか・・・いえ・・・なんでもありません失礼しました」

24 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 18:47:41.47 ID:L62OGqly0.net
男「旅の目的は」

女戦士「金」

少女「それは弾みますよ、もっともあなたが宝を探し出せればの話ですが、応相談です」

女戦士「・・・・・どれくらい?」

少女「えーと七万位かな・・・・あとここ禁煙です」

女戦士「いいね、使われてやるよ」

男「女戦士といったな、使えるんだろうな」

女戦士「試してみるかい?」ギラッ

男「・・・・」ドドドドドドドド

女戦士「・・・・」ゴゴゴゴゴゴ

少女「あわわ」

女戦士「・・・・ふぅオゥケィ、こわい、こわいねぇ、まっヤレば勝つのは私だけどさ」

男「ふん」

少女「えっと・・・・採用でいいのかな?」ヒヤアセ

25 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 18:48:25.80 ID:L62OGqly0.net
男「旅の目的は?」

女僧侶「神託があったのです、この国を救えと」

少女「!!」ドキッ

女僧侶「あなた方に付き従えと神は申されています」

男「神のお告げとやらで・・・・あんたはどこまで俺らに従うんだい?」

女僧侶「命を捧げます」

少女「男・・・・この人・・・・」ゴニョゴニョ

男「嘘じゃねーんだろ・・・・多分」

女僧侶「お供してもよろしいのでしょうか?」

少女「さ・・・採用」

26 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 18:49:06.92 ID:L62OGqly0.net
花屋の娘「わ・・・わたしは・・・・そその家が貧乏でで」

男「わかった最終的にはその、世にも珍しい『花』が目当てなんだな」

花屋の娘「ははははいっ・・・・その、駄目でしょうか」

男「あのね、子供のサマーキャンプじゃないんだからさ、なんか使える能力とか」

花屋の娘「ああっそれなら、私花の精霊と・・・・」

男「まて・・・・そこの花瓶の花を動かしたりとか」

花屋の娘『咲け』キィィィィン

少女「あれ・・・・花が枯れてる」

男「・・・・情報収集位ならまぁ使えなくも無いか」ハァ

27 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 18:49:16.34 ID:M8BntssGa.net
C

28 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 18:49:38.81 ID:L62OGqly0.net
男「で・・・名前は?」

幼女「幼女じゃ」

男「年は?」

幼女「かかっ歳を数えることなどとうに忘れておるわ」

男「なにか能力は・・・・・・いや、聴かなくてもわかる」

幼女「ヌシ、われの見た目が幼いからとてバカにしておるな?」

男「あーはいはいそうですよ」

幼女「ほーう、右上の親知らず・・・・・いや」

幼女「子宮か」

少女・男 「!?」「ッ!!」

幼女「カカッこわっぱめが・・・・そうさなざっと五百年は私が上さな」

男『今ここで死ね』キィィィィィィィン

幼女「効かぬ」パリィ

男(糞っ片目では足りないのか・・・・っ?まさかこんな時代まで生きのこっているとは!!)

29 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 18:50:35.07 ID:L62OGqly0.net
男「魔女め」

少女「??」

幼女「むっ小癪な気づいたか、そうだわれはお主の封印に手を貸した大魔女『幼女』じゃ」

男「悪趣味な格好しやがって、なんのつもりだ」

幼女「なに手をかしてやろうというのじゃ御主らに」

男「俺を封印したお前が?俺らに?なんで?」

幼女「目的は失った体集めじゃろう?われもそろそろこの世界の体制に飽き飽きしてての」

幼女「簡単じゃ、ヌシが元の姿を取り戻し、世界をカオスに導いた後の世界、その女王にでもなっ

てみようかと思うての」

少女「しないわよそんなこと」

幼女「・・・・・・はあ〜?」

少女「こいつは・・・男は今の世界を気に入っているわ最初は皆殺しにするとかいってたけど」

男「・・・・・・・・」

幼女「まじで?」

男「ま・・・・な」

30 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 18:51:22.39 ID:L62OGqly0.net
幼女「まじでまじでまじで?あの悪魔、大黒竜、残虐非道のブラックドラゴン『男』が?」

幼女「今の?世界を?好・・・き?」

男「あぁ・・・・問題のある体のパーツだけとりあえず集めようかと思ってる」

幼女「あっははははははははははぁぁぁ問題のあるパーツゥゥ?!善悪を語るか!?あのドラクルが」

幼女「おもしろい、われもついていく」

男「不採用、断固拒否する」

幼女「これなーんだ?」キラ

少女「それは!」

男「俺の・・・眼」

幼女「世界を破壊する気になったらいつでも言え・・・・その時は喜んでこれを渡してやろうぞ」

パクッ

ゴクリ

男「魔眼が効かないと思ったら、それのおかげか」

少女『そういうと幼女さんは男の眼を飲み込んでしまいました』

31 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 18:51:47.51 ID:JepqHeil0.net
なんだこれ

32 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 18:52:25.11 ID:L62OGqly0.net
国境の町

男「とりあえずこの町を拠点とする」

少女「みてみて男!!男が描いた魔法陣を応用して店を転移させてみたの!上手くいったわ」

男「お・・・おう」

少女「今度はここ酒場にしてみようと思うんだけどどうかしら?」

女戦士「やるじゃん」

少女「情報交換するにはうってつけだと思わない?」

男「まさか空間転移の魔術までマスターしちまうとは、しかも俺の魔方陣の応用って」

男(天才恐るべし)

少女「それじゃぁ役割分担しましょ!」

男「あぁ」

少女「女戦士さんと花屋の娘さんと幼女さんは私とお店の営業」

少女「男とイケメンは聞き込み・・・・でどうかしら」

男「どうかしら?じゃねーだろ」バキッ

少女「あいだっ」

33 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 18:53:02.55 ID:L62OGqly0.net
幼女「われの出番は無さそうじゃの・・・・路地裏で若い男でも引っ掛けてくるわ」

少女「そんなぁ」

男「ちっ魔女が」

イケメン「僕は聞き込みに行ってまいります、それで古の宝の特徴は?」

男「あーとりあえず爬虫類の爪とか牙とか手足翼のミイラとか皮とか鱗とか適当に」

イケメン「なるほど、わかりましたお任せ下さい」

女戦士「私も行ってくんねー」

女僧侶「私も」

少女「えぇぇ店番はぁ?」

花屋の娘「え〜とぉわたしぃやってみたいなぁなんて・・・えへへ」

男「俺と花屋と少女か、妥当だな」

少女「超・・・不安」

34 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 18:53:44.70 ID:L62OGqly0.net
少女「来ないね・・・・お客さん」

男「始めたばっかだしな」

花屋の娘「がんばりましょう!」

王国の使い「頼もう」

少女「げっあれは王国の・・・」

王国の使い「なんだこの店は?王の許可は取ったのか」

男『帰れ』キィィィィィィイイイイン

少女(魔眼ね、ナイス男)

王国の使い「なんだと?貴様誰に向かって口を利いている?」

男『帰ってママのおっぱいしゃぶって寝ろ』キィィィィィィン

王国の使い「ききき貴様ぁぁぁ私を王国の使い三世と知っての狼藉か!!」

男「あれ・・・・全然効かない・・・・」

花屋の娘「あわわわ」

35 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 18:54:16.09 ID:2oRW55XN0.net
支援

36 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 18:54:29.06 ID:L62OGqly0.net
少女「お金ならあるわ・・・ほらっ持ってきなさい!」

王国の使い「十万・・・・!!?なんだこの大金は・・・クックッわかれば良いのだ、税金として持っていくぞ」

少女「ピンハネするわねアレ」

男「するなぁ」

花屋の娘「です」

少女「ところで男!!どういうこと?魔眼使ったんでしょ?」

男「ああ、だが効かなかった、どうやら能力が落ちてきてるらしい」

少女「なんでよ!?」

男「お前とした中途半端な契約のせいだよ」

少女「・・・・聴いてないわよそんなの」

男「うっせ、んだよ親知らずって・・・俺は歯医者かなんかかよ」

花屋の娘「?」

男「早いとこ定期的に体集めとかねーとただの人間の男と変わらなくなるぞ」

少女「そんな!!」

男「悠長なこと言ってられなくなってきたな」

37 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 18:55:23.59 ID:RkNjwxmWa.net
見てるよ

38 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 18:55:26.06 ID:L62OGqly0.net
花屋の娘「男さん男さん・・・あのマダムの財布・・・・違いますか?」

男「おっおおビンゴだ花屋の娘よ、よくやった」

花屋の娘「えへへぇうれしいですぅ」

マダム「レッドアイくれるかしら」

男「はいはいレッドアイね・・・ところでマダム」

男『そのサイフをよこせ』キィィィィイイン

少女「ぁあっこら!!」バシーン

花屋の娘「おおおおオシャレなサイフですねどこで買ったのかにゃぁ!なんてぇ!!えへへへ」

マダム「ああっこれ夫から貰ったんだけどあんまりオシャレじゃなくて買い換えようかとおもってるの」

少女「ええホントですか!!よかったらそれ高値で買い取りますよ!!」

マダム「あらホント願っても無いわ、じゃぁ二千でどうかしら?」

少女「買います!!」

39 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 18:55:53.85 ID:O1mdIS1r0.net
わかった真犯人は花屋の娘だ!

40 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 18:56:28.93 ID:L62OGqly0.net
イケメン「僕の集めた情報によりますと西の国の遺跡に古龍の生血なるものが眠れる財宝としてあるそうな」

女戦士「これ道端でボコッたチンピラがつけてた腕時計・・・この皮そうなんじゃん?」

女僧侶「東の国の博物館に大きな翼のミイラがあると」

幼女「酒をもってこい」

花屋の娘「だめですよぅ幼女さんたら」

男「たった一日でこれだけの成果か、やるなお前ら見直したぞ」

少女「報酬ですどうぞ」

イケメン「おやおやこんなにいただいてよろしいのですか」

女戦士「めーどあり」

女僧侶「私は必要ありません」

幼女「酒」

花屋の娘「もー!」

41 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 18:57:02.77 ID:L62OGqly0.net
男「二回・・・てとこかな」

少女「なにがよ?」

男「このサイフと腕時計の皮、魔眼使える回数」

少女「そう、そうよね・・・それくらいよね」

男「明日から西の国の遺跡だ、もう寝ろ」

少女「うん、お休み」

42 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 18:57:25.89 ID:p8f4c2gra.net
支援

43 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 18:59:12.63 ID:L62OGqly0.net
男「ここが遺跡だ、罠とかあるかもだから気つけろ」

幼女「おそるるに足りんわ」

オガァァァァァァァァァァァァァオガガガァァァァァァ

イケメン「おや?オーガの群れです」

女戦士「は?オーガ?オークじゃなくて?」

ドドドドドドドドドドドド

イケメン「はい・・・まちがいありませんこれはオーガの殺気です」

男「糞っやっかいな」

花屋の娘「あわわわわわわ」

44 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 18:59:58.24 ID:L62OGqly0.net
女僧侶「回復なら任せてください」

男「一撃もらったら即死だっつの」

少女「くっこの数私の魔力じゃ追いつかない」ドウドウドウッ

オガァァァァァァァァァァァァァァオガオガァァァァァァァ

幼女「○◇†▽〜†×」

オーガ達「オガァァァァァァァァァァ」

バンバンバンバンバンバンバンバンバン

イケメン「おお、オーガの達の頭が弾けました」

花屋の娘「きゃぁぁぁああグロいぃぃぃぃぃぃぃいい」

少女「今の魔術・・・五段階詠唱破棄?嘘でしょ、どんだけすごいのよこの幼女」

女戦士「私の出る幕じゃなかったみたいね」

女僧侶「エイメン」

幼女「カカッ言ったろう言ったろう」

男「まぁ・・・・・これくらいやるよな」

45 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:00:03.32 ID:/bVVgGCSNEWYEAR.net
なにこれドドロのパクリ?

46 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:00:33.74 ID:L62OGqlyNEWYEAR.net
花屋の娘「あっあの崖に生えてる花は!!あれこそ幻の!!」

イケメン「あっ花屋の娘さん!!危ない!!」

女戦士「あの馬鹿!」

花屋の娘「あぁっきゃぁぁぁぁぁぁぁああ」

イケメン『包み込め』キィィィィィイイン

少女「花屋の娘さんに向かって大量の砂達が!!」

ポス

男「砂まで操れるのか!」

幼女「ほう、怪体な術を」

花屋の娘「ふぇぇぇええこわかったですぅ」

イケメン「めっですよ花屋の娘さん」

花屋の娘「ふぇぇわたしったら・・・でもこれで旅の目的は完了です、花をゲットしました」

男「そ・・・・か・・・寂しくなるな」

花屋の娘「へっ?」

少女「そうね・・・寂しくなるわね」

47 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:01:13.18 ID:L62OGqly0.net
花屋の娘「えっえっえっ?どーゆうことですかぁ?」

男「お前はここまでだ・・・花屋の娘」

女戦士「だな」ニカッ

イケメン「そのようで」

女僧侶「さちあれ」

幼女「さっさと進むぞぃ」

少女「さようなら」

花屋の娘「・・・・?」




花屋の娘「・・・・ふぇ?」

48 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:01:24.18 ID:p8f4c2gra.net
詠唱破棄は固有名詞

49 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:01:41.49 ID:L62OGqly0.net
花屋の娘「ふぇえ・・・・一人ぼっちですぅ」

花屋の娘「でもこれでお父さんお母さんに楽させてあげられますぅ」

花屋の娘「花屋の娘がんばりました!」

花屋の娘「帰ろう」

片翼の男「へぇここに男と少女がね」

花屋の娘「ふぇっ翼・・・・?あなた誰ですかぁ?」

片翼の男「さっそくだけど君死んでよ」

花屋の娘「へ?」

ゴゥッ!!

50 :おる 糞く(アルク)。 ◆2rKC6qzzv. :2015/01/03(土) 19:01:54.59 ID:7u+RvKbMa.net
遥か(ほるるか)、




蛆日(はるか)。

51 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:02:06.95 ID:q65x4nNAa.net
面白い

52 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:02:14.21 ID:L62OGqly0.net
男「!?」ゾクッ

少女「どしたの?男」

男「・・・・いや」

男(気のせいか、今花屋の娘の魔力が途絶えたような)

53 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:02:58.01 ID:L62OGqly0.net
片翼の男「女の子の焼ける匂いは最高だね」

片翼の男「ひゃははははははははははは」

花屋の娘「カヒュー・・・・・コヒュー・・・・」

花屋の娘(私・・・・死ぬの?)

???「いいえ、あなたはここで死ぬ定めではありません」

花屋の娘(あなた・・・だれ)

ティターニア「私はティターニア、あなたに力を授けます、植物達を従えなさい、全てはあなたの味方です」

花屋の娘「わかった」

メキメキメキメキメキメキメキメキ

片翼の男「がっふっ!?なんだ森の木々が僕の体に絡まって!?」

花屋の娘『握りつぶせ』キィィィィィィィン

片翼の男「うっおおぉぉぉぉぉぉおおおお!?」

メキメキメキバキバキバキメキメキメキ

花屋の娘「はっ・・・・・はっ・・・・はっ・・・・・っ」

54 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:03:21.72 ID:Ld7P+f3D0.net
速くていいね

55 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:03:23.61 ID:L62OGqly0.net
花屋の娘「終わった・・・・帰れる・・・・お母・・・・さん・・・・お父・・・・さ」

ゴゴゴゴウ!!

片翼の男?『いったいなぁ驚いたよ、こんな力を隠し持ってたなんて』

花屋の娘「う・・・そ・・・なんなの・・・・あなたは・・・それに・・・・黒い・・・炎?」

片翼の男「いいから」

花屋の娘「・・・まるで・・・・ドラ・・・・」

片翼の男「さよなら」

ブゥワッ!!

花屋の娘『守っt』ジュ

56 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:03:30.88 ID:DREpfiQg0.net
なろうでやれよ

57 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:03:56.48 ID:FUdssxeLa.net
花屋の娘の霊圧が、消えた!?

58 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:04:00.94 ID:L62OGqly0.net
男「杯に一杯だ・・・・俺の血」

少女「見つかってよかったね!」

男「後でこっそり飲まないとな・・・・ともあれこれで大分魔力を取り戻せるぞ」

少女「魔眼以外にどんなことが使えるようになるの」

男「黒い炎が位なら出せるかな」

少女「それって凄いの?」

男「太陽より凄い」

幼女「盛りすぎじゃの」

男「うっせ、まぁこれは魔眼には関係ないから魔眼が使える回数は変わらんがな、あと翼も」

女戦士「なんの話しィ?」

イケメン「僕らには及びもつかないことなのでしょう・・・・おや、あれは」

男「森が・・・・燃えてる」

少女「黒い・・・・炎」

59 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:04:56.30 ID:L62OGqly0.net
女戦士「おーなんか不自然な木が一本生えてんじゃん」

男「・・・・・・・」

女戦士「あらよ」

ザシュザシュッ

ボト

花屋の娘「」

女戦士「中から花屋の娘が出てきた・・・・なんだよ・・・・これ」

イケメン「なんて酷い火傷でしょう・・・これはもう・・・」

少女「一体なんなのよ」

60 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:05:21.32 ID:L62OGqly0.net
女僧侶「ヒーリング」

パァァァァアアアア

花屋の娘「」

女僧侶「ヒーリング」

パァァァァアァァァァアア

男「よせ女僧侶・・・・死んでる」

女僧侶「ヒーリング」

パァァァァァァァァァァァァ

男「やめろって」ガシ

女僧侶「・・・・・・離してください」

花屋の娘「」

女僧侶「ヒーリング」

パァァァァァァァァァァァ

男「ちっ勝手にしやがれっ」

61 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:05:56.48 ID:L62OGqly0.net
少女「ねぇ男、花屋の娘さんの手に・・・あの幻の花が」

男「これだけは守ろうってか・・・後生大事に・・・健気なもんだな」

少女「そんな言い方!!」

幼女「なぁおヌシ・・・・気づいておろう・・」

男「ああ、俺の体の一部・・・いや二部以上使ってんなこりゃ」

幼女「手強いぞ」

男「人の体つかって・・・・やってくれたな」

女戦士「あぁもう、一体なんの話だっつの?」

イケメン「僕はもう察しがついていますがね」

女戦士「なんだよ・・・・教えろよ」

イケメン「いや・・・しかし・・・・彼が・・・・そうなのか」ブツブツブツ

男「皆に話がある」




男「俺は・・・・ドラゴンだ」

62 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:06:41.84 ID:L62OGqly0.net
女戦士「まぁ・・・話はだいたいわかったけどさ」

イケメン「・・・・・納得・・・・行きました」

男「黙っていてすまなかったな」

女戦士「ドラゴンが人の姿で闊歩してるっつー話しは結構聴くけどよ」

イケメン「三十世紀前の・・・封印されたブラックドラゴンだとは、御伽話しだとばかり」

少女「私の父は王国の王なの」

女戦士「まじか」

イケメン「なんと」

幼女「ちなみにわれはこやつを封印するとき裏で暗躍していた大魔女『幼女』じゃ」

イケメン「いやはや驚きです」

男「少女の目的は国家転覆、人民解放、俺は察しの通り失った体集め、幼女は」

幼女「天下統一」

女戦士「・・・・・目眩がしてきたよ」

63 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:07:25.97 ID:L62OGqly0.net
イケメン「話しを総合すると花屋の娘さんを焼き殺した張本人がわかりました」

女戦士「なに?ほんとうか?」

イケメン「はい」

男「だれなんだ」

イケメン「僕の知り合い・・・友・・・と言うべきかわかりませんが、北の国の王子『片翼の男』です」

男「お前と始めてあったときにもそんなこと言っていたな知り合いと俺が似ているとかなんとか」

イケメン「はい・・・・・幼馴染と言い換えても良いでしょう」

イケメン「彼は・・・・魔物です」

イケメン「ある日僕は彼に殺されかけました、彼の真の姿を見てしまったから」

イケメン「そう・・・・彼には片方だけの翼があったのです・・・・それこそ竜のような」

イケメン「僕は彼を糾弾したのです『いままでずっとだましていたんだな、この悪魔め』と」

イケメン「そして僕は彼の逆鱗に触れたのです」

イケメン「その際僕に謎の力が現れ、命からがら僕は彼から逃げおおせることが出来たのです」

イケメン「僕は北の国出身なんですよ、聞かれなかったのでお答えはしませんでしたが」

64 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:08:33.18 ID:L62OGqly0.net
イケメン「人目見たときからピンときました、あなた達と一緒なら」

イケメン「僕の幼馴染の正体を知る手がかりが得られるかもしれないと」

イケメン「あのどんな文献にものってない奇妙な魔方陣を観たときからね」

男「気づいてたのか」

イケメン「もちろん、これでも北の国一の貴族なんですよ、僕」ニコ

イケメン「真相は判明しました、彼はあなたの体を手に入れ『片翼の男』と化したんだ」

イケメン「ふう・・・・ふふふっ納得が行きましたよ」

イケメン「これで僕もやっと踏ん切りがつきました、解放された気分です、ふふっ」

男「お前はこれからどうするんだ?」

イケメン「彼を、王子を、『片翼の男』を滅ぼします」

イケメン「ああ・・・ちなみにいいますと少女さん」

少女「はい?」

イケメン「あなたの父に当たる南の国の王『南王』は『片翼の男』と癒着しています」

イケメン「そして北の国の王『北王』は『片翼の男』の王子の傀儡です」

イケメン「あなたの夢・・・・敵うといいですね」

65 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:08:37.92 ID:nZkzQGBp0.net
おもしろい

66 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:09:01.31 ID:L62OGqly0.net
男「手を組まないか・・・・イケメン」

イケメン「すみませんが・・・・ご遠慮させていただきます」

少女「ええっ!!」

男「・・・・理由を聞いても言いか?」

イケメン「第一に・・・あなたは御伽噺に出てくる邪悪な存在」

イケメン「第二に・・・あなたは僕に、僕達にまだ打ち明けていない秘密がある、心当たりは?」

幼女「カカッ」

男「あるな」

少女(幼女さんが持ってる眼のことだ)

イケメン「以上の点から僕はあなたを完全には信用できない」

イケメン「もしもあなたが、信用されていない手駒でも必要だというのならばまた別の話ですが」

男「いや・・・そんな野郎はいらねぇな、消えちまえ」

イケメン「それでは・・・・・・・楽しい旅をありがとうございました」

男「死ぬなよー」

少女『男の呼び声にイケメンさんは振り返らなかった』

67 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:09:29.89 ID:L62OGqly0.net
男「あんたは・・・・どうする」

女剣士「へっ!?あっあたし?」

女剣士「あたし・・・かぁ・・・・んーそうだね」

女剣士「報酬は?」

少女「へ?」

女剣士「報酬だよ報酬、最初に言ったとおりわたしは金、権力、男にしか興味がないもんでねぇ」

男「いくら出すんだ?少女」

少女「・・・・半分でどうでしょうか」

女剣士「あんたの財産の半分か・・・んーどうしよっかな国家転覆、人民解放、体集めに天下統一」

女剣士「ちょっち足りないかもねぇ」

少女「ちがいますちがいます」

女剣士「へ?」

少女「世界の半分です」

幼女「ちょっとまてやコラ」

68 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:10:21.66 ID:L62OGqly0.net
幼女「この世界は・・・ここにいる『男』がメッタクソにしたあとわれが統一する、つまり」

幼女「われの総取りなんじゃ、それをおのれが勝手に『世界の半分あげます』だぁ?」

幼女「片腹痛いんじゃ寝言は寝て言えぼけぇ」

少女「でもそれは幼女さんが男さんに片目を返してからの話じゃないですか」

幼女「ああ・・・?」

少女「それにわたしの父と片翼の男、両方滅ぼして初めてできることですよね、それ」

少女「幼女さんは全てが終わった後男さんが滅ぼすかもしれない世界でわたしと女剣士さんがまもるであろう世界で好きにやってくださいよ、それで万事解決です」

幼女「あ・・・ぅ・・・え・・・ああ?うん?」

男「せやな・・・大局を見据えろちゅーはなしや」

女剣士「あっははははははははははぁ」

少女「どうでしょう・・・・全体報酬は後払いになってしまいますが」

女剣士「いいーよ・・・・いいーよもぅいいから・・・・ああ・・・おっかし」

少女「なんなら前金・・・少ないですけど払いましょうか?」

女剣士「乗ったよ・・・・あたしの負けだ」

69 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:10:48.77 ID:L62OGqly0.net
女僧侶「ヒーリング」

パァァァァァァァァアアア

女僧侶「ヒーリング」

パァァァァァァァァアアア

女僧侶「ヒーリング」

パァァァァァァァァアアア

花屋の娘「」

女僧侶「・・・・・・・」

少女「女僧侶さん!!」

女僧侶「・・・・・なんですか」

少女「これ・・・この花・・・・花屋の娘さんが最後まで守っていたこの花」

女僧侶「それがなんですか?」

少女「これを花屋の娘さんの両親に届けてあげてください、最後の任務、いえお願いです」

女僧侶「酷なことをいいますね」

70 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:11:31.82 ID:L62OGqly0.net
女僧侶「どんな顔をして会いにいけというのですか」

少女「そっそれは・・・・」

男「いやならいい、この花は勝手にうっぱらって金に変えて女剣士に渡す」

女剣士「〜♪」

女僧侶「卑怯です・・・・そんなやり方」

男「たのんだぞ、聖職者」

女僧侶「・・・・・・・神の怒りを知りなさい」

少女『女僧侶さんは言葉とは裏腹にどこかホッとしていたような気がした』

71 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:11:31.86 ID:PZFFqPk80.net
しえん

72 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:11:56.53 ID:L62OGqly0.net
東の国


男「今回の任務はそんなに難しくない」

女剣士「あぁ」

少女「うん」

幼女「博物館に忍び込むだけだからな」

男「物を目の前にしたら俺が吸い取ってとっととずらかればいい」

男「だが・・・嫌な予感がする、杞憂ならいいが」

女剣士「まぁま、そんな時の為の私だろ」

幼女「われも手伝うのにやぶさかではない」

少女「大丈夫だよ」

男「そうか・・・・みんな、最後までよろしく頼む」

73 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:13:37.32 ID:uUNaffNZ0.net
途中まで読んだけど設定雑すぎて飽きた

こういうのは設定練られてないとダメだわ

74 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:13:59.84 ID:L62OGqly0.net
守衛達「『東王』の仰せのままに!!」

男「やはり罠か・・・・情報が簡単に手に入りすぎると思ってたんだ」

少女「南王と片翼の男の差し金ね」

女剣士「東の国は弱小国家だ、北と南のいいなりだわな」

幼女「くっこうも狭いとわれの魔術は役に立たん皆まで巻き込んでしまうわぃ」

男(使うか・・・魔眼・・・しかしこれは最後の闘いの時に絶対に必要になってくる、糞ッ)

男(だれかを犠牲にするしか)

少女「男?」

男(・・・・・・・・・)

男(馬鹿か俺は・・・・なにを血迷ってる、気に入ってるんだよ、今の世界を)

男「みんn」女剣士「みんな」

女剣士「ここは私にまかせろ」

75 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:14:59.81 ID:L62OGqly0.net
男「女剣士っ」

女剣士「うぉぉぉぉぉおおおおおお!!!」

男「くっ・・・・行くぞお前らっ」

幼女「おう」

少女「そんな!!女剣士さぁぁぁあん」

女剣士「世界の半分!!もらうぞ少女ぉぉぉぉぉぉぉぉおおおお!!!」

男「馬鹿っ急げ!!」

少女「いやぁぁぁぁあああああぁぁぁああ」

76 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:15:29.16 ID:L62OGqly0.net
国境の町

男「北か南か、どっちをとる」

幼女「北じゃな」

少女「・・・・・・」

男「おい少女・・・・お前、まさかここまできといて」

少女「いいえ、考え事よ」

男(仕方なかったんだ・・・今の俺には黒竜の魔眼をつかえるのは片翼の男相手なら恐らく一回)

男(あいつには俺の眼がない、その一回に全魔力を集中させれば勝利はこっちのものなんだ)

男(そのために女剣士は・・・・女剣士を)

少女「ねぇ男」

男「なんだ?」

少女「私の子宮・・・受け取って」

男「なに?」

77 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:16:15.31 ID:L62OGqly0.net
少女「そうすれば男の魔力の絶対値があがるんでしょ」

男「ああっ十倍近くにはなるな」

少女「じゃぁ受け取って」

男(このガキ・・・・お前がその決断を女剣士が死ぬ前に行っていればッッ!!!)

少女「・・・・どうしたの?」

男「ああ・・・いや、しかし」

男(まてよ・・・俺は何を考えている?この対価を受け取ればこの女との契約は絶対的なものとなり)
幼女「ん?」

男(この魔女から魔眼を受け取り世界を滅ぼすという選択肢が一つ消えることになる)

男(それはつまり・・・・・・・・・・・)

男「って違うだろ!!!!!」

少女「!?」ビク

幼女「・・・・・!」ニヤリ

男「あっ・・・いや」

少女「ごめん・・・・こんなの間違ってるよね・・・・折角男が犠牲の少ない道を選ぼうとしてるのに」

78 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:17:03.76 ID:L62OGqly0.net
男(いや違う・・・・間違ってるのは・・・・完全に俺の方だ)

男「それは最後の手段だ、はいこの話し終わり!!北の国行くぞ、強い方から潰してく!!」ヘラヘラ

幼女「クックックッ」ニヤニヤ

少女『この時の男は少年のような危うさと恋人のような優しさの間に揺れている爆弾みたいだった』

少女(はっ・・・・恋人だって・・・・!?なにを馬鹿な)

79 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:17:49.61 ID:L62OGqly0.net
片翼の男「待ってたよ・・・この時を」

男「こんなもやし王子に俺の一部を使われてたとはな、嫌になる、とっとおわらせようぜ」

片翼の男「君の爪、君の牙、君の腕、君の足、君の尾、君の片翼、君の脳髄」

男(ええい、もどかしい早くこっちを向けよ)

片翼の男「君の一部と同化するたび僕はいいしれぬ快感にむせび泣いたよ」ゾクゾク

男「うげっホモかよ・・・・きもちわる」

片翼の男「次のあれはどんな味がするのかなぁ・・・あれ、どれだったかなぁああそうだあれだ」

男(おかしい・・・あまりにもこちらを観ない、不自然すぎる)

片翼の男「君の眼球は!!」

男「しまった、幼女!!!」

幼女「ッ!!!」パァァァアアア

片翼の男「手遅れ」

少女「幼女さん!!!」

ザクッ

幼女「ガハッ」

80 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:18:27.79 ID:L62OGqly0.net
片翼の男「クックックッあーーーーーーーはっはっはっはっはっ」

幼女「ゲフッ・・・・わ・・・・・れの腹・・・・・に・・・・風・・・・・穴・・・・を空け・・・たな」

片翼の男「んー駄目だよこんな所に隠しちゃ・・・君の汚い胃液にまみれて鮮度が落ちちゃうじゃん」

幼女「ほざ・・・けっ」

片翼の男「君はもーいーらないっ」ブンッ

幼女「がっ」ガンガンガン

グッタリ

少女「幼女さんっ!!まってて!得意じゃないけど今ヒーリングを」

幼女「無用じゃ・・・・これしき屁でもない、問題は」

片翼の男「うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ」

少女「なに・・・この尋常じゃない魔力!!」ゾッ

男「迂闊すぎる・・・・ッ!!」

幼女「ガキ・・・お前は逃げろ・・・時間は稼ぐ」

少女「そんな!!わたし独り助かるなんて・・・・って・・・・うそ・・・幼女さんの傷、塞がってる」

81 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:19:49.44 ID:L62OGqly0.net
幼女「カカッ言ったろう言ったろう・・・・これしき屁でもないわ」スック

男「幼女ぉぉぉぉー!!たのぉぉぉぉぉむ!!!」

幼女「おう」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

少女「幼女さんの魔力が男に!!」

片翼の男「君が持っている体は心臓を含めてせいぜい三つか四つだろう」

男「幼女の魔力を上乗せしてようやく互角ってところか」

片翼の男「君の心臓は一体どんな味がするんだろうね」

男「やめとけ、腹壊すぞ」

片翼の男「今まで君の体を使ったアイテムは全て僕の魔力として取り込んできたけど」

片翼の男「そんな使い方をしたのはきっと僕が初めてなんじゃないかな」

男(そう・・・・その方法ならばたとえ俺の心臓でも自分の魔力として使う事が出来る)

男「しかし解せない、俺の魔眼については文献では記されていなかった筈だ」←調べた

男「どうして俺の眼を見ることなく幼女の隠していた魔眼に気づくことが出来た?」

片翼の男「感かな」

82 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:20:18.55 ID:L62OGqly0.net
片翼の男「僕は君を崇拝しているんだよ」

男「なんだと」

片翼の男「初めて君を観たのはそこの少女のお父さんの部屋だったかな」

片翼の男「その時僕はコレクションである君の瞳を見せてもらった」

片翼の男「僕は思ったよ・・・この瞳の前ではどんな者にも、例え王でも抗えない」

片翼の男「そんな魔力が秘められているんだ・・・・とね」

片翼の男「君の眼を持っていたそこの魔女には効果が無かったようだけどね」

男「そうだな、それを持っていれば魔眼は効かない」

片翼の男「君の瞳の魔力の匂いを僕は知っていたんだ、そこの魔女の腹からそれがしたんだよ」

男「説明ありがとよ」

片翼の男「どういたしまして、お話はここまでだよ、それじゃあ始めようか」

83 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:21:01.91 ID:L62OGqly0.net
男「幼女っ魔力はどのくらい持つ?」

幼女「カカッ舐めるな小僧、安心せいわれの魔力は無尽蔵じゃ」

男「だったらお前一人でよくねぇ?」

幼女「出力先が在るのと無いのでは効率の差が大違いなんじゃよ、たわけ、来るぞ!!」

片翼の男「はぁっ」ブン

男「おぉぉぉっ」ガキッ

ドカバキドゴガキドチュボケカス

少女『二人の戦いは気が遠くなるほど長く続きました』

84 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:21:52.09 ID:L62OGqly0.net
男「はぁっはぁっ」

片翼の男「そこ貰ったよっ!!」

ザクゥゥゥッ

男「ぐっはぁあ」

幼女「たわけが!!心臓を一突きにされおって!!魔力を吸い取られるぞ!!」

少女「男!!」

片翼の男「くくっすごい、すごいよ君の心臓・・・魔力が満ち溢れてくる」ドクンッドクンッ

ドクンッ

男「ぐぉぉぉおおおぉぉぉおお」




ドクン



イケメン「この瞬間を待っていました」

85 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:22:34.28 ID:L62OGqly0.net
少女・幼女「イケメン(さん)!?」男「ぐ・・・・・・」

片翼の男「お前は・・・!?」

イケメン「貴方が男さんの魔力を吸い取る際無防備になるこの一瞬、使わせていただきます」

片翼の男「死に損ないがぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

イケメン『拘束せよ』キィィィィィィィィイイイイン

ガキガキガギガキン

片翼の男「ぐぅぅぅぅうううう」

少女「片翼の男が瓦礫に拘束されていくわっ」

イケメン「今ですっ!!男さん!!とどめを!!」

幼女『魔力ブースト!出力最大!!』

男「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああっ!!!」

片翼の男「クズドモガァァァァァァァアアアア!!!」

ドカァァァアアアン

86 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:23:32.36 ID:L62OGqly0.net
片翼の男「グ・・・ガ・・・ギ」

パラ・・・・パラパラ

男「俺の脳髄、その他諸々返してもらうぞ」

片翼の男「ヒッ・・・・やめてくれ!!君の体と僕の体は一体化してしまうんだ!!僕が消えてしまう!!」

イケメン「待って!男さん」

男「・・・・・イケメン」

イケメン「片翼の男君・・・・僕はまだ、貴方の友達なのでしょうか」

片翼の男「ふん・・・・っ貴様の事など・・・お前の父親がこの国の有権者だから利用していただけだ」

イケメン「片翼の男君・・・君を悪魔だと罵ったこと、それだけ謝らせていただきます、それでは」

男「話は済んだのか?」

イケメン「はい・・・とどめを・・・できたら、そのう・・・彼には・・・」

男「?」

イケメン「地獄の苦痛を」

片翼の男「ヒッ」ゾクッ

少女『片翼の男は男により地獄の苦痛のなか吸収され、消えていきました』

87 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:24:50.75 ID:L62OGqly0.net
少女「体・・・殆どそろっちゃったね、男」

男「・・・・・・」

少女「・・・・幼女さんから取り戻すはずだったの眼も」

『殺せ』

少女「これから・・・どうするの?私の国・・・・助けてくれるよね?」

『なにを迷っている・・・・我はお前の脳髄だ・・・・種の本能に従い・・・・殺せ』

イケメン「少女さん、男さんから離れて・・・彼はもう彼であって彼ではない」

幼女「カカッ」ニヤ

少女「そんなっ」



男「・・・・・・・・・俺は」



a 殺す b 共に生きる 

安価>>93まで多数決

88 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:26:20.92 ID:Ld7P+f3D0.net
b

89 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:28:58.05 ID:joLOOfjx0.net
a

90 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:31:19.54 ID:KLg4OcWba.net
b

91 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:32:13.38 ID:yxCsJaw/0.net
b

92 : 【小吉】 :2015/01/03(土) 19:34:18.87 ID:wrzK0Esq0.net
a

93 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:36:14.63 ID:KbObPpDC0.net
a

94 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:39:51.98 ID:GnpH1tY30.net
なんで奇数にしなかったのさb

95 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:40:49.15 ID:joLOOfjx0.net
間を取って半殺しだな

96 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:43:32.36 ID:yxCsJaw/0.net
ずれてbか葛藤ルートか

97 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:44:12.22 ID:boVQMxwNa.net
3対3で草

98 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:46:02.58 ID:vmkG/Xej0.net
a

99 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 19:54:26.37 ID:RkNjwxmWa.net
a

100 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 20:01:17.53 ID:L62OGqly0.net
規制受けてた間に両方書いちゃったbも観れます

男「くっくっく・・・・ははははは、ふっふそうだ、コレが俺の力だ」

イケメン「くっ」

少女「・・・・男」

幼女「ひーっひっひっ、荒れる前に退散するとしようかの」

ブンッ

少女『そういうと幼女さんは姿を消してしまいました』

イケメン「やるしかないようですね」

男「みせてやろう、俺の真の姿を」

カッ

「あんぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああす」

101 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 20:02:01.55 ID:L62OGqly0.net
黒竜『ふっふっふまだ多少鱗が足りんが、この魔力なら三日ってところかな』

黒竜『世界を滅ぼすのには』

少女「もう戦うしかないの・・・?お願い、元にもどって!!」

黒竜『くっ・・・そうか、仮にも契約をしていたな、まだ少し枷が残っている』

黒竜『手始めにその少女から殺してやろう』

イケメン「一端逃げますよ・・・少女さん」

黒竜『逃さん』

ゴウウウゥウ

イケメン「熱っ!!!黒い炎か」

少女「きゃぁぁぁああ」

イケメン『守れ』キィィィィィィィィィン

少女「石が防御壁に!!すごい魔力」

イケメン「走って!!」

黒竜「小癪な」

少女『イケメンさんは私の手を取って走り出しました、男がこんなにも邪悪な存在だったなんて』

102 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 20:03:23.01 ID:L62OGqly0.net
イケメン「しかしまいりましたね」

少女「・・・・・・・・・・」

イケメン「唯一対抗できそうな幼女さんは高みの見物」

少女「・・・・・・」

イケメン「対して我々の戦力は二人、これはいよいよこの世の終末といったところでしょうか」

ガサッ

イケメン「誰です!?」

女剣士「私さ」

女僧侶「・・・・・・」

イケメン「おやおや」

女剣士「手を貸そうか」

103 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 20:03:48.71 ID:L62OGqly0.net
数日前

女僧侶「あなたは・・・・ボロボロですね」

女剣士「またあったな、なんでこんな所に?幻の花は届けたのか?」

女僧侶「いえ・・・神託があったのです、この花には世界を救う力があると」

女剣士「神託ねぇ・・・・」

女僧侶「あの男は信用できません、全ての体を取り戻した後必ずや世界に災いをもたらすと」

女剣士「そうとは限らないんじゃないの?」

女僧侶「その時は決して遠くありません」

女剣士「あ・・・そ」

104 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 20:05:37.91 ID:L62OGqly0.net
女剣士「どうやら女僧侶の言ったとおりになったみたいだな」

イケメン「はい、男は黒竜の脳髄を手に入れ、種の本能に支配されてしまったようです」

少女「生きていたんですね、女剣士さん」

女剣士「こりゃぁ世界の半分貰う前に私達が御陀仏しちまうなぁ」

イケメン「ところでその荷物は?」

女剣士「あぁこの荷物か?博物館の奴ら皆殺しにした後金になりそうなものとってきたんだ」

イケメン「見せてください・・・・・・・・これは」

女剣士「滅竜石ていうらしいぜドラゴンの力を封じるちからがあるんだと、使えそうかい?」

イケメン「えぇ・・・・すこし、対話してみます」

滅竜石『ほう・・・小僧、我の言語を解するか』

イケメン『お話は聴いていましたね・・・・?単刀直入に貴方は戦力たりえますか?』

滅竜石『なる、我を使えば黒竜の動きを数秒封じることが出来る』

イケメン『十分です』

105 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 20:06:43.19 ID:L62OGqly0.net
女剣士「どうだ?」

イケメン「これ自体に火力は望めませんが、数秒動きを封じることが出来るそうです」

女剣士「火力ねぇ・・・・その隙に心臓を一突きってところか・・・・届くかね」

イケメン「残りの荷物も見せてください・・・・・・・・・・これは」

女剣士「ああこれか・・・なんか切れ味悪そうな剣だけど、金にはなりそうだから持ってきた」

イケメン「使えるのでしょうか」

滅竜石『それは滅竜剣、黒竜を封じることの出来る剣だ、これで心臓を切れば黒竜は石になる』

イケメン「どうやら希望が見えてきたようですね、あとは女剣士さんが黒竜に届けば」

女剣士「体伝って肩から一刀両断ってところか・・・まぁ、間に合うんじゃねーか」

106 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 20:07:54.09 ID:L62OGqly0.net
イケメン「それにかけるしかなさそうですね、あとはどうおびき寄せるかですが」

女剣士「あの竜がどこに向かうかなんて検討がつかねぇしな」

少女「大丈夫、私がおびき寄せる」

イケメン「出来るんですか?」

少女「はい・・・男は私との契約で多少の行動が制約されています、鬱陶しがっています」

少女「私が大量の魔力を発生すればその匂いで必ず男は来るでしょう」

イケメン「・・・・そうですか、それに賭けましょう」

107 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 20:07:59.38 ID:hUJqeJHC0.net
え、意味わからん。
なんでただの魔力篭った皮膚や鱗持ってるだけでそんな運よくなるの

108 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 20:09:40.58 ID:L62OGqly0.net
イケメン「ではどこにおびき寄せるかですが」

女僧侶「あの森が良いでしょう」

イケメン「何故?」

女僧侶「神託です」

女剣士「すげぇ不安」

イケメン「わかりました、後は神のみぞ知るといったところでしょう」

少女『こうして私たちは皆で森へ向かいました』

109 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 20:10:33.84 ID:L62OGqly0.net
少女「魔力を使いますね」

イケメン「お願いします」

女剣士「準備オーケー」

女僧侶「・・・・・・・・」

少女『●×◇‡☆△○』キィィィィィィィィィン

「あんぎゃぁぁぁぁぁぁぁあああああああす」

ドンッドンッ

イケメン「現れました!!あんなところにいたのですか!」

110 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 20:17:25.39 ID:9VmL0/f40.net


111 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 20:24:26.04 ID:/IO9pGBF0.net


112 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/01/03(土) 20:33:13.30 ID:fHJtS2Z5a.net


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