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光彦・ザ・ギャンブラー
- 1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 15:34:44.53 ID:ocdG7xbZ0.net
- 放課後
コナン「じゃーなおめーら!」
歩美「またねコナン君!」
元太「うな!」
灰原「また明日」
光彦「お疲れ様です皆さん!」
コナン「うっせー!光彦には言ってねーんだよバーロー!」バギィッ
光彦「うぎゃあっ!!」
- 2 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 15:35:34.15 ID:ocdG7xbZ0.net
- 光彦「はぁ・・・どうして僕だけ仲間外れにされるんでしょうか」
光彦「少し前までは、少年探偵団として皆と仲良くやっていたのに・・・」
光彦「やはり歩美ちゃんと灰原さんのブルマを盗もうとしたのがバレてしまったからでしょうか・・・」
???(光彦・・・・・・)
光彦「!?今何か声が・・・」
???「力がほしいか?」ドドォーンッ
光彦「うわああああああああああああああああああああっ!?」
突如目の前に、全身黒ずくめの大男が立っていた!!!!!!!!!
- 3 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 15:36:13.07 ID:ocdG7xbZ0.net
- 光彦「な、な、な、なんです貴方は!?」
???「君は学校で自分の居場所がない・・・皆と仲良くなりたい・・・そう思っているな?」
光彦「な、何故それを!?」
???「ならばこのスイッチをあげよう・・・」スッ
光彦「こ、これは!?」
???「これは押すと賭け事に負けた相手を意のままにできるスイッチなのだよ」
光彦「なんですって!?」
- 4 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 15:36:42.43 ID:p1a8c9KF0.net
- 元太のうなってなんだよ
- 5 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 15:36:48.85 ID:ocdG7xbZ0.net
- ???「ただしリスクはある。このスイッチを押して、君が賭けを行えばその分自分の人生をBETすることになる」
光彦「!?」
???「賭けに勝ち続ければ問題ないが、負けた場合・・・相応の対価を支払うことになるだろう」
???「さて、どうするね?」
光彦「・・・押します!僕が望む日常を!僕が望む世界を手に入れるために!!」
???「リスクが怖くはないのか?」
光彦「勝ち続ければいいんでしょう?僕は日頃オンラインカジノにハマっているだけあって、賭け事は得意なんですよ!!」ポチッ
光彦「!!!!!!!!」
ドギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウンッ
光彦の頭に何かが流れ込んでくる!!!!!
- 6 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 15:37:22.51 ID:66jji1WP0.net
- うなワロタ
もう許してやれよ
- 7 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 15:38:54.44 ID:ocdG7xbZ0.net
- ???「これで君は賭けに負けた相手を意のままにできる能力を手に入れた・・・」
光彦「フフ・・・フハハハハハッ、今の僕なら誰にも負ける気はしません!!」
光彦「これでコナン君たちを見返してやります!!」
光彦「どこの誰かは存じませんが、ありがとうございます!!!!」
???「フフフ、どういたしまして・・・」
???「くれぐれも悪用するんじゃないぞ」
- 8 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 15:39:23.35 ID:ocdG7xbZ0.net
- 翌朝
コナン「おっすおめーら!」
歩美「おはようコナン君!」
元太「うな重!」
灰原「おはよう」
光彦「おはようございます皆さん!」
コナン「うるせえ光彦ぶっ殺すぞ」
光彦(クックック、何とでもほざいてください)
- 9 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 15:39:51.10 ID:tMWAVGAx0.net
- グッド
- 10 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 15:39:57.24 ID:ocdG7xbZ0.net
- 光彦「ところで歩美ちゃん!」
歩美「何?」
光彦「暇でしたら、僕とちょっとゲームなんかしてみませんか?」
歩美「暇だけど、光彦君となんか関わりたくないから止めとくよ」
光彦「まぁまぁ、僕に勝てば一万円を差し上げますよ」ピラッ
歩美「!?」
光彦(ククッ、小学生にとって一万円は大金・・・ノってこないわけはない!)
- 11 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 15:40:39.33 ID:ocdG7xbZ0.net
- 歩美「・・・し、仕方ないなぁ。ちょっとだけだよ?」ウズウズ
光彦「いいでしょう」
コナン「おい光彦!何やってんだテメー!」
光彦「外野は黙っててください。ちょっとしたくだらないゲームですから・・・」
歩美「それで、どんなゲームなの?」
光彦「そうですね・・・この一万円札が、左右どちらの手の中にあるか当てる、なんてのはどうです?」
歩美「うん、いいよ!」
光彦(かかった!)
- 12 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 15:41:21.05 ID:ocdG7xbZ0.net
- 光彦「ところで、歩美ちゃんが勝ったら一万円を差し上げますが、僕が勝った場合はどうしますか?」
歩美「えー、別になんでもいいよー?」
光彦「そうですか・・・それじゃあ、歩美ちゃんの支配権を僕のものにするっていうのはどうです?」
歩美「しはいけん?」
光彦「要するに、僕が勝ったら歩美ちゃんは僕の言うことを聞かなければいけなくなるんです」
歩美「えー、なにそれー!」
光彦(ククッ)
- 13 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 15:42:10.56 ID:2QRXN2cGr.net
- 光彦くんきもーい
- 14 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 15:42:20.66 ID:ocdG7xbZ0.net
- 歩美「よくわかんないけどいいよ、早くやろ!」
光彦「確かに・・・承諾を得ました。では・・・」
光彦「どちらの手の中にありますか?」ズズッ
歩美「う〜ん・・・あっ!」
歩美(光彦君の右手から少しだけ紙が見えている!マヌケな光彦君!)
- 15 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 15:42:50.18 ID:ocdG7xbZ0.net
- 歩美「歩美は右手を選ぶよ!」
光彦「では、僕は左手を・・・」
コナン「おい、あいつら何やってんだ?」
灰原「賭け事ですって。バカバカしいわね」
コナン「妙だな・・・普段は陰気で性欲の塊でしかない光彦がいきなり賭け事など・・・」
光彦「では・・・・・・」
歩彦「勝負!!!!」バッ
- 16 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 15:43:40.88 ID:ocdG7xbZ0.net
- 歩美「あっ!!」
光彦が広げた掌、一万円札はその左手に握られていた!!
歩美が示した右手には・・・・・・
どこからかちぎったと思われるノートの破片が握られていた!!
光彦「フフッ・・・『ダミーを混ぜてはいけない』というルールはありませんでしたからね」
歩美「くっ・・・うぅううう〜〜〜〜っ、も、もう一回!もう一回だよ!」
光彦「もう一回・・・それは構いませんが、歩美ちゃんには賭けに負けた代償を払ってもらわなくてはいけませんねぇ・・・」
歩美「え?」
- 17 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 15:44:19.49 ID:ocdG7xbZ0.net
- 歩美「な、何のこと?」
光彦「言ったでしょう?僕が勝ったら・・・歩美ちゃんの支配権を頂くとね!!」
歩美「!!??」ズギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウンッ
コナン「な、何だ!?」
元太「歩美ィ!?」
灰原「なっ・・・円谷君!何をしているの!?」
歩美「」
- 18 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 15:44:48.54 ID:p1a8c9KF0.net
- 元太空気すぎ
- 19 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 15:45:36.99 ID:ocdG7xbZ0.net
- 元太「歩美!どうしちまったんだよ歩美ィ!?」
コナン「待て元太!様子がおかしい・・・」
灰原「円谷君、これは!?」
光彦「クックック・・・断言しましょう。歩美ちゃんは今日から僕のペットです」
灰原「!?」
コナン「てめえ、ふざけたこと言ってんじゃ・・・」
光彦「歩美ちゃん、あなたの主人は誰ですか?」
歩美「・・・円谷光彦様です」
コナン「!?」
- 20 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 15:46:27.93 ID:ocdG7xbZ0.net
- 光彦「よろしい、では歩美ちゃん。こちらに来て、僕にパンツを見せてください」
歩美「はい」ピラッ
光彦「おほおおおおおおおおおおおっ、今日はピンク色ですか!!実に美しい!!!!」
歩美「ありがとうございます」
コナン「光彦!てめえふざけてんじゃあねぇぞぉっ!!」ガタッ
光彦「うるさいですねぇ、コナン君は・・・あ、彼の唾が僕の靴についてしまいました」
光彦「歩美ちゃん、舐めて綺麗にしなさい」
歩美「はい」ペロペロ
灰原「止めなさい!!!!」バーンッ
- 21 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 15:46:56.74 ID:ocdG7xbZ0.net
- 光彦「・・・どうしたんです?灰原さん」ニヤニヤ
灰原「こんな・・・こんなこと!今すぐ吉田さんを元に戻しなさい!」
光彦「ククク・・・元に戻す、ですか。ならば僕と賭け事をしませんか?」
灰原「!?」
光彦「灰原さんが勝てば、歩美ちゃんは元に戻しましょう。ですが僕が勝った場合・・・灰原さんには歩美ちゃんと同じく、僕のペットになってもらいます」
コナン「光彦・・・てめえ!!」
元太「歩美ィ・・・!」
歩美「んふ・・・ぅ・・・」チュバチュバ
- 22 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 15:47:13.44 ID:aZmvVtjPr.net
- 結局唾液ついてるじゃねえか
- 23 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 15:47:26.59 ID:9G7cezRX0.net
- しーっ!
- 24 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 15:47:37.40 ID:ocdG7xbZ0.net
- 灰原「・・・わかったわ、賭け事をしましょう」
コナン「灰原!?」
光彦「グッド!!」
灰原「それで、ゲームの種類は?」
光彦「そうですね・・・ブラックジャックなんてのはどうです?シンプルで解かりやすいでしょう?」
灰原「オーケーよ」
コナン「灰原、おまえ・・・」
灰原「大丈夫・・・私も運は結構強い方だから」
光彦「では、ディーラーは僕で始めさせていただきますね」ニヤニヤ
- 25 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 15:48:19.39 ID:ocdG7xbZ0.net
- 光彦「では灰原さん、BETをお願いしますね」
灰原「・・・私が負けたら、円谷君の言うことを何でも聞く・・・わ」ギリッ
光彦「ククッ・・・たまらない表情ですねぇ。では僕が負けたら、歩美ちゃんを解放しましょう」
光彦「では・・・Let’s GAME!!」ドォオーン
灰原(私の手札は・・・)
スペードのJ ハートの3
光彦「う〜む・・・僕はあまりいい手は出ませんねぇ・・・」ニヤニヤ
光彦はクラブの7をアップカードに置いた!!
灰原(円谷君の手は片方が7・・・役ができているかどうかの判定がしづらいわね・・・)
灰原(そして彼のこの憎らしい表情・・・何を企んでいるの?)
灰原「ヒットよ」スッ
- 26 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 15:49:08.56 ID:ocdG7xbZ0.net
- 灰原(!!・・・この手は!)
ハートの7
光彦「ほう・・・灰原さんの手の合計は20ですね・・・」
光彦「ブラックジャックまであと1ですが・・・どうされますか?」ニヤニヤ
灰原「くっ・・・」
灰原(今互いの持ち札は計5枚・・・この状況でAを引ける確率は1/12!!)
灰原(仮に1枚引いて「ブラックジャック」になったとしても、円谷君も「ブラックジャック」になれば私の負け・・・)
灰原「・・・・・・スタンドよ。私はこの手で勝負するわ」
光彦「いいでしょう、では僕の手をオープンしますか・・・」
灰原(現時点で円谷君が私に勝つ手段は、「ブラックジャック」を揃える他ない・・・私が新たな手を引こうが引くまいが!ならばここは勝負を控えるわ・・・)
灰原(それに、円谷君の手札が二枚で「ブラックジャック」になる確率はゼロだから・・・)
- 27 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 15:50:04.37 ID:ocdG7xbZ0.net
- 光彦「僕の手は・・・これです!」
ダイヤの3
灰原「あら・・・随分と弱い手札ね。私に勝つには、ピッタリ「21」に揃えなくてはならなくってよ」
光彦「分かっていますよ・・・では、一枚ヒットしましょう」スッ
灰原「・・・・・・」
光彦「・・・・・・フッ・・・フククククッ」
灰原「!?」
光彦「フハハハハハハハハハハハァアアアアアアアアアアッハハハハハハハハハハハハァッ!!!!!!勝った!!!!!僕の勝ちです!!!!!」
灰原「!?」
光彦「僕の手は・・・これだァーーーーッ!!!」ドォーンッ
ダイヤのA
灰原「!?!?!?!?!?!?!?」
- 28 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 15:50:40.47 ID:ocdG7xbZ0.net
- 光彦「残念でしたねぇ・・・これで僕の手は「21」・・・「ブラックジャック」!すなわち!!」
光彦「僕の勝ちです!!!!!」
灰原「あ・・・あ・・・」
コナン「灰原!!!」
光彦「約束ですよ!払っていただきましょう!貴女が賭けたものを!!!!」
灰原「!?」ズギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウンッ
- 29 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 15:51:08.28 ID:ocdG7xbZ0.net
- コナン「・・・・・・!?」
元太「な、何が起こったんだ?」
灰原「こ、これは・・・」
光彦「フフフ・・・では灰原さん、僕の前で服を脱いでいただけますか?」
灰原「なっ・・・ふざけないで!!誰がそんな・・・」ヌギッ
灰原「!?」
コナン「灰原!?」
光彦「クックック・・・」
- 30 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 15:51:41.62 ID:ocdG7xbZ0.net
- 灰原「な、何!?身体が勝手に・・・」スルリスルリ
光彦「全裸になったら、僕の前で四つん這いになって犬っぽく振る舞ってください」ニヤニヤ
灰原「!?」シュタッ
コナン「灰原!?これは一体・・・!」
光彦「灰原さんは、精神だけはそのままに、身体の支配権だけを僕のものにしました」
光彦「その屈辱に耐える目付き・・・ゾクゾクするほど興奮しますからねぇ」
灰原「くっ・・・うっ・・・」ブルブルブル
光彦「ハハハハハハハハハッ!!歩美ちゃんに灰原さん!!僕は二人の天使を手に入れました!!!!これ以上の幸せはありませんよ!!!!!!」
コナン「光彦!!」
- 31 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 15:52:21.33 ID:ocdG7xbZ0.net
- 光彦「何です?僕の至福の時間を邪魔しないでいただけますか?」
コナン「・・・二人を元に戻せ」
光彦「クックック・・・ただで『はいそうですか』と言うことを聞く僕だと思いますか?」
コナン「・・・お前、さっきイカサマをしただろう」
光彦「!?」
コナン「試しにその山札をこっちによこしな」グイッ
光彦「あっ!!」
元太「お、おい!ダイヤのカードが一枚もねぇぞ!!」
コナン「そう・・・こいつは光彦が用意したトランプだ。予めダイヤのカードだけが抜かれていたのさ」
コナン「そして抜き取られたダイヤのカードは・・・」
コナン「光彦の机の中だ!!!」
光彦「!?」
- 32 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 15:53:21.45 ID:ocdG7xbZ0.net
- 元太「で、でもようコナン、10枚以上もカードが抜かれてたら、いくらなんでも山札の数が少なすぎてバレるんじゃねぇのか?」
コナン「ダミーのカードを入れておいたのさ。この山札の下の方には、何にも書かれていない白紙のカードばかりだ」
コナン「最初に山札を混ぜるとき、この辺りにあるカードをとらないように混ぜていたんだ」
元太「じゃ、じゃあ光彦があの時引いたカードは・・・」
コナン「すり替えたのさ。あの狂ったように笑い始めたとき、灰原の意識を自分自身へと集中させている隙に、な」
光彦「・・・さすがはコナン君ですね。しかし、勝負は僕の勝ちだ。イカサマはバレなければイカサマじゃないんですよ」ニヤニヤ
光彦「それで?僕から2人を取り戻したいのなら、どうすべきかはお分かりのはずでしょう?」
コナン「・・・ああ」
コナン「やろうぜ光彦、賭け事をな!!」
- 33 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 15:53:53.29 ID:ocdG7xbZ0.net
- 光彦「それでは、再び「ブラックジャック」を・・・」
コナン「いや、「ブラックジャック」は止めだ」
光彦「!?」
コナン「俺は、「ポーカー」で勝負するぜ!」
元太「!?」
光彦「ククククッ!ポーカーは僕が最も得意なゲームです!血迷いましたかねぇ、コナン君!!」
コナン「バカ言え、ポーカーなら俺の方に分があるんだぜ」
- 34 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 15:55:16.75 ID:ocdG7xbZ0.net
- 光彦「いいでしょう!ならば勝負です!コナン君!!」
光彦「ただし・・・その前に賭けるものを設定していただきますよ」
コナン「・・・オメーが賭けるものは、歩美と灰原の支配権だ。いいな」
光彦「ええ。それではコナン君には、貴方の命を賭けてもらいましょうか」
元太「な!?」
コナン「・・・・・・いいだろう」
光彦「クックック、僕が勝てばコナン君、貴方は死ぬ!!そして全てが僕のものになるんです!!」
- 35 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 15:55:43.02 ID:ocdG7xbZ0.net
- コナン「ルールは通常のポーカーと同じ。チップは互いに10枚ずつ。チップが全てなくなった時点で負けだ」
光彦「いいでしょう!それでは行きますよ」
コナン「待て、その前にそのトランプを調べさせてもらう」
光彦「!?」
コナン「・・・やはりな、一番下にKが4枚、一枚飛ばしで揃ってる」
コナン「こいつを動かさずに山札の一番上に持ってくれば、光彦⇒俺の順番で配ることで、奴の手にKのフォアカードが揃うって寸法だ」
光彦「クッ・・・」
コナン「元太、こいつを切り直して、配るのはおめーがやってくれ」
元太「お、おう」
光彦「流石ですねコナン君、僕のイカサマを予測して見抜くとは・・・」
コナン「オメーの考えてることなんかお見通しなんだよバーロー」
- 36 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 15:56:17.60 ID:ocdG7xbZ0.net
- 光彦「では、ゲームスタート!」
光彦「参加料にチップを一枚」
コナン「同じく」
光彦(ククク・・・なかなかのいい手ですが・・・)
光彦「元太君、一枚チェンジでお願いしますよ」
コナン「俺は2枚だ」
- 37 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 15:56:40.05 ID:ocdG7xbZ0.net
- 光彦「チェンジをしたのでチップを2個プラス・・・さらにもう一枚チェンジで2個プラスしますよ」
コナン「計5個か・・・いいだろう」
コナン「俺はいいぜ、光彦」
光彦「僕もです、では・・・」
「勝負!!!!」ドンッ
コナン「3のスリーカード」
光彦「ストレートフラッシュ」
元太「なっ・・・何だ!?どっちが勝ったんだ!?」
光彦「僕ですよ!!バカな元太君!!」
- 38 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 15:57:21.49 ID:ocdG7xbZ0.net
- 光彦「さて、このチップ5枚は頂いていきましょうかね」ズズズ
コナン「・・・・・・」
光彦「どうしました?あっさり負けて声も出ませんかねぇ、コナン君!」ニヤニヤ
コナン「・・・勝負はまだ終わってねぇ、ネクストゲームだ」
光彦「クックック、降りてもいいんですよ?その場合、2人は永遠に僕のものになりますがね」
元太「て、てめえ!!」
コナン「落ち着け元太・・・まだ負けたわけじゃねぇよ」
- 39 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 15:58:10.95 ID:ocdG7xbZ0.net
- コナン「参加料としてチップ一枚」
光彦「同じく」
光彦(クックック・・・僕の勝ちは揺るがない!何故なら僕には強力な味方が付いている・・・)
光彦(そう!歩美ちゃんです!!)
光彦(コナン君は僕が持っているトランプが一枚だけだと思っているようですが・・・実際は複数あるんですよ!)
光彦(その内の一つを歩美ちゃんに持たせ・・・勝負の直前に彼女のターボ能力を活かして手札をすり替える!!)
光彦(これで僕は強力な役を自由に揃えることができます!!)
- 40 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 15:58:27.84 ID:ocdG7xbZ0.net
- コナン「一枚チェンジだ」
光彦(待てよ?)
光彦(ぶっちゃけこのウナギデブの存在も鬱陶しいですね!僕の世界には歩美ちゃんと灰原さんだけがいればいいんです!!)
光彦「コナン君!」
コナン「ん?」
光彦「僕は次のチェンジで、手持ちのチップ15個を全て賭けますよ!」ズンッ
元太「なんだと!?」
- 41 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 15:58:59.66 ID:ocdG7xbZ0.net
- 元太「ま、待てよ光彦!コナンのチップはもう5個しかないんだぜ!!賭けるものが・・・」
光彦「何言ってるんですか?無いならさらにチップを増やせばいいだけのこと・・・」
元太「!?」
光彦「元太君!貴方の命も賭けていただきましょう!!!」
元太「なんだとォーッ!?!?」
光彦「構いませんよねぇ?コナン君?」ニヤニヤ
元太「お、おいコナン・・・」
コナン「・・・いいだろう、元太の命も賭けよう」
元太「!?」
- 42 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 15:59:25.53 ID:ocdG7xbZ0.net
- 光彦「ククク!聞きました!聞きましたよ!確かに元太君の命も賭けると聞きました!」
コナン「ああ」
元太「こ、コナン!俺死ぬのは嫌だぜ!まだうな重全然食い足りてねぇのに・・・」
光彦「こんな時にまでうな重ですか!食い意地の張ったブタですね!」
コナン「新たにチップを10個上乗せし、15個で勝負だ」
光彦「いいでしょう」ニヤリ
光彦(クク・・・歩美ちゃんに指示して持ってこさせた手札の役は『ロイヤルストレートフラッシュ』!!)
光彦(最強の役!引き分けになることすら天文学的数値の確率でしか起こりえない!!この勝負は僕の勝ちです!!!!)
- 43 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 15:59:33.26 ID:/A+AEMvJ0.net
- ジョジョで見た
- 44 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 15:59:35.88 ID:dFAgtmbO0.net
- イカサマでかってもセーフなのか
- 45 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 15:59:40.46 ID:pkZcDxpsr.net
- 元太ワロタ
- 46 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 15:59:58.51 ID:ocdG7xbZ0.net
- 光彦「勝負です!!僕の役はこれです!!!!」ドォーンッ
ロイヤルストレートフラッシュ
コナン「!?」
元太「こ、これは!?」
光彦「ハハハハハハハハハッ!!!!!どうです!!!僕の役は最強の『ロイヤルストレートフラッシュ』だ!!!!出すこと自体天文学的数値な確率の役!!!!この勝負は僕の勝ちです!!!!!」
光彦「さぁ、命を払っていただきましょうかねぇええええええええっコナン君んんんんんんんんんんんんんんんんん!?!?!?!?」
コナン「バーロー」ニヤリ
- 47 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 16:00:33.43 ID:XItBOFeDp.net
- そういえば光彦デス13やってたな
- 48 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 16:00:54.95 ID:ocdG7xbZ0.net
- 光彦「!?」
元太「コナン!?」
コナン「呆れるほど俺の予想通りの筋書き過ぎて笑っちまったぜ・・・」
光彦「な・・・!!何を言っているんです!?勝負は僕の・・・」
コナン「オメーがなにかしらイカサマを仕掛けること、それに洗脳した歩美を利用するだろうということは薄々感づいていたさ」
コナン「一手目で『ストレートフラッシュ』を出した時点で、その疑いは確信へと変わったがな」
光彦「!?」
コナン「おまえはポーカーが最も得意と言っていたが・・・俺に言わせればお前は壊滅的にポーカーには向いてねえぜ、光彦!」
- 49 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 16:01:36.53 ID:ocdG7xbZ0.net
- 光彦「ま、負け惜しみはいいんです!さっさと命を払って・・・!!」
コナン「まだ気付かねぇのか光彦」
光彦「!?」
コナン「お前の負けだ・・・俺の手札はこれだぜ」ドォーンッ
ファイブカード
光彦「なっ・・・あっ・・・!?!?」
元太「何だ!?数字の5が4枚にジョーカー1枚だと!?」
コナン「オメーが出した『ロイヤルストレートフラッシュ』よりも唯一、強いといわれている手札だぜ、光彦!!」
- 50 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 16:02:34.65 ID:ocdG7xbZ0.net
- 光彦「ば、バカな!そんなバカな!!イカサマだ!!イカサマに決まってる!!」
コナン「イカサマ?俺がどんなイカサマをしたって言うんだ?言ってみろよ光彦」
光彦「あっ・・・うっ・・・」
コナン「俺は正々堂々、こうしてファイブカードを揃えて見せたんだぜ?」
光彦「バカ・・・な・・・バカな・・・うあああああああああああああああっ!!!!!」
コナン「約束通り、2人は元に戻してもらう」
歩美灰原「!?」ズギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウンッ
歩美「あれ・・・歩美何してたの?」
灰原「はぁ・・・はぁ・・・た、助かったわ、江戸川君・・・」
- 51 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 16:03:22.76 ID:ocdG7xbZ0.net
- コナン「さて、二人が元に戻ったところでネタばらしをしようか」
光彦「!?」
コナン「単純なことさ、オメーがやったイカサマを俺もそのまま利用させてもらっただけのことさ」ガタッ
コナンが見せた彼の机の中、そこにはトランプのカードが5枚入っていた!!
光彦「そ、それはまさか・・・!!??」
コナン「そう、お前がチップを賭けた時に引いた、俺の本当の手札さ」
コナン「さっきのお前と同じさ。初めに山札をチェックした時、予め5のカード4枚とジョーカー1枚を抜いておいたんだ」
コナン「おまえが『ロイヤルストレートフラッシュ』を決めてくるであろうことは読んでいたからな」
光彦「そんな・・・ファイブカードなんて・・・そんなルール・・・!!」
コナン「確かに『ファイブカード』は非公式なポーカールールだ。だが、『そんなルールを適用してはいけない』とは誰も言っていないだろう?」
- 52 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 16:03:49.77 ID:ocdG7xbZ0.net
- 元太「コナン、じゃあ一回目に負けたのは・・・」
コナン「こいつが勝ちを確信して、視野が狭くなることを狙ってのブラフさ」
コナン「こいつの性格なら、あの状況で勝てばさらに調子に乗って、チップの全賭け+元太の命を欲するだろうことも予想はできたからな」
光彦「クソッ・・・クソッ!!ちくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
光彦「僕は!!僕は負けるはずがない!!!負けるはずがないンっ・・・!!」
ドクン
光彦「!?」
- 53 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 16:04:14.26 ID:ocdG7xbZ0.net
- コナン「な、何だ?光彦の様子が・・・」
???「賭けに負ければ、それ相応の代償を払わなければならんと言うたじゃろう」
光彦「あ、貴方は・・・!?」
阿笠「ワシじゃよ」
灰原「博士!?」
コナン「やはり、博士の発明が原因か」
阿笠「ほっほっほ、新一なら必ずや光彦君を打ち負かすと信じておったわい」
光彦「バ・・・バカな、それじゃこれは始めから・・・!!仕組まれていたことだと・・・!!」
- 54 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 16:04:46.66 ID:p1a8c9KF0.net
- 全員グルかよwwww
- 55 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 16:04:49.38 ID:ocdG7xbZ0.net
- 阿笠「さて光彦君、約束通り、スイッチの対価を支払ってもらおうかのう!!」
光彦「!?」ドギュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウンッ
光彦の身体から何かが抜け出ていく!!!!!!!
光彦「がっ・・・あっ!!ぐああああああああああああああああああああああああっ!!!!!」
光彦の身体が見る見るうちに老い衰えていく!!
阿笠「人生を対価にすると言うたじゃろう・・・君の残りの寿命が、このスイッチの対価じゃ」
コナン「なんつーモンを作ってんだよ博士」
光彦「」チーン
こうして光彦は、己の失敗を己の命をもって償わなくてはならなくなった。
賭け事は恐ろしい。人間一人の人生を狂わせることなんて非常に容易いのだ。
もうこんな悲劇を繰り返してはならない、俺はそう心に誓ったんだ。
―完―
- 56 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 16:05:22.16 ID:dFAgtmbO0.net
- イイハナシダナー
- 57 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 16:05:24.41 ID:p1a8c9KF0.net
- 乙
- 58 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 16:05:40.72 ID:lKZT4D6F0.net
- 感動した
- 59 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 16:05:50.88 ID:YHNyICEo0.net
- イイハナシダナー
- 60 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 16:06:13.08 ID:/A+AEMvJ0.net
- 乙
- 61 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 16:07:04.95 ID:e6VjeMYId.net
- 俺「やはり、博士の発明が原因か」
- 62 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 16:08:19.67 ID:CDuyaiZb0.net
- グッド!
- 63 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 16:12:38.41 ID:XItBOFeDp.net
- グッド!
- 64 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 16:20:13.54 ID:KslNi+Y2x.net
- スッキリした
- 65 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 16:20:47.66 ID:/pQhAIN00.net
- 結局博士かいな
- 66 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/03/22(日) 16:21:17.90 ID:1AbRldXJ0.net
- まぁ黒の組織のbossだしな、仕方ない
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