女「私の女友達は何か間違っている」

1 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2015/04/28(火) 21:21:41.361 ID:HGOfIB1+0.net

女「眼帯さん、食堂に行きましょうか」

眼帯女「…………」ﾎﾞｰｯ

女「眼帯さん？」

女（真剣な顔して……何か考え事でもしているのかしら？）

女（ひょっとして何か悩んでるんじゃ……）

眼帯「あ、女ちゃん」ｽｯ

女「眼帯さん、何を考えていたのですか？」

眼帯「かっこいい外国人の名前」

女「え？」

眼帯「かっこいい外国人の名前」

眼帯「マイケル・バックフォワード」

女「え？」

眼帯「どう？」

女「えっと、サッカーのポジション？」

眼帯「先祖が、そうだったのかな」

2 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2015/04/28(火) 21:33:02.784 ID:HGOfIB1+0.net

赤髪女「悪い悪い、トイレ混んでてよ……あれ、眼帯は？」

女「バックフォワードがラストネームになる経緯を一人で考えたいと言って……」

赤髪「な、なんだソレ」

女「本当にあの子は何を考えているのか……」

赤髪「オレと昼飯食うよりバックフォワード家の由来考える方が大事なのかよ！　おかしいだろ！」

女「おかしいところはそこじゃあないと思うのですか」

女「でも眼帯さんは言い出したら聞きませんから……今日のところは諦めましょう」

3 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2015/04/28(火) 21:45:24.706 ID:9c0BxmfC0.net

おもしろそう

4 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2015/04/28(火) 21:56:42.280 ID:HGOfIB1+0.net

眼帯「…………」ﾎﾞｹｰｯ

女「う〜ん、何を考えてるのでしょうか？」

赤髪「まあ、アイツが不思議ちゃん入ってることは知ってたよ」

赤髪「でもこう……そろそろアイツもそういうのから卒業するべきだろ」

女「卒業も何も普通の人はバックフォワード家を経過しないんですが」

赤髪「何かいい手とかねぇかなぁ？　あのまま大学とか行ったら絶対ぼっちルートだろ」

女「大丈夫ですよ。眼帯さんは大学に行けるほど頭が良くありませんから」

赤髪「お前結構そういうところ辛辣だよな……」

5 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2015/04/28(火) 22:05:44.064 ID:HGOfIB1+0.net

男「…………」ｼﾞｰ

眼帯「ん？」ｸﾙｯ

男「っ！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ

眼帯「…………？」


女「そうだ！　眼帯さんに恋をさせればいいんですよ！」

赤髪「えっ！　オ、オレにか？」ﾄﾞｷｯ

女「どうしてこの流れでそうなるのですが！　今の見ていたでしょう今の！」

赤髪「でもオレもそういうのあんまり経験ないし……あ、でも嫌って訳でもないんだけど、ただちょっと自信がねーつうか……」

女「いえ、だから貴女じゃなくてですね！　なんですか、その露骨に後押しして欲しそうな態度は！」

6 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2015/04/28(火) 22:17:58.287 ID:HGOfIB1+0.net

赤髪「え、じゃ、じゃあ誰だよ……お前か？」

女「なんで身内で補おうとするんですか！　さっきの男子生徒に決まってるじゃないですか！」

女「女友達グループ三人の内二人がくっ付くってどんな針のむしろですか！　もしそうなったら残り二年間を貴女達に冷たい目を送り続けることで浪費しますからね！」

赤髪「で、でも眼帯に男ができたらそれはそれでなんか嫌じゃん」

女「眼帯さんの将来が不安だって言い始めたのは赤髪さんですよ」

赤髪「そうだけどよぉ……でもよぉ……」

女「私こう見えても、三組くらいカップル作ったことあるんですよ！」

女「では具体的な作戦ですけど……」

赤髪（いるよなぁ……こういうお節介焼きタイプ）

7 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2015/04/28(火) 22:25:30.477 ID:HGOfIB1+0.net

赤髪「なあ、本当にやるのか？　やっぱり辞めようぜ？」

女「なんでですか、言い始めたのは赤髪さんですよ」

赤髪「オレがアイツと同じ大学行くことにするわ。それなら問題ないだろ？」

女「眼帯さんに合わせると３ランクくらい下げることになりますよ？　人生棒に振っていいんですか！　親が泣きますよ！」

赤髪「お前結構性格悪いよな」

女「とにかく、縁結びは私に任せください！　絶対上手くやれます！」ﾄﾞﾝｯ

赤髪「なんで誰からも頼まれもしてないのにそんなにやる気満々なんだよ！」