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ラノベ作家を目指しているのだがおれの文章を批評してほしい

1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/05/28(木) 17:29:31.589 ID:OrNuAmAe0.net
 道がつづら折りになって、いよいよ天城峠に近づいたと思うころ、雨足が杉の密林を白く染めながら、

すさまじい早さで麓から私を追って来た。

 私は二十歳、高等学校の制帽をかぶり、紺飛白の着物に袴をはき、学生カバンを肩にかけていた。

一人伊豆の旅に出てから四日目のことだった。修善寺温泉に一夜泊まり、湯ヶ島温泉に二夜泊まり、

そして朴歯の高下駄で天城を登って来たのだった。重なり合った山々や原生林や深い渓谷の秋に

見とれながらも、私は一つの期待に胸をときめかして道を急いでいるのだった。そのうちに大粒の雨

が私を打ち始めた。折れ曲がった急な坂道を駆け登った。ようやく峠の北口の茶屋にたどり着いて

ほっとすると同時に、私はその入口で立ちすくんでしまった。あまりに期待がみごとに的中したからで

ある。そこに旅芸人の一行が休んでいたのだ。

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