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誰かが能力くれるから魔法学校で
- 47 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/05/29(金) 23:50:30.121 ID:uLHzFl1w0NIKU.net
- >>41
はぁ…みんなに会いたい……
【窓からは月光が差し込み女性を照らす】
【その月光が更に女性の寂しさを助長させた】
【こんな時みんなが居てくれれば──ついそんなことをつい思ってしまう】
【父や母、仲間たちと──そして────】
…弱気になったらだめだ…ちゃんと恩返ししないと……
【自分を拾ってくれた親にせめてもの恩返しを】
【この仕事が成功すればかなり親を安心させられる】
【それが彼女の支えとなっていた】
あ──
【どうやら歩きすぎてしまったらしくいつの間にか最上階まで来ていたようだ】
【そしてそこには一つの人影があった】
【この学校の制服を身に纏った少女】
【もうとっくに生徒が出歩いていい時間は過ぎている】
【自分も歳はほとんど同じだが今は生徒と教師の関係】
【注意をしなければと少女の元へと歩いていく】
そこのあなた、もうとっくに出歩いていい時間は……
【そこまで言いかけたところで白衣のポケットから家族や研究仲間が写っている写真が落ちてしまう】
【そのまま写真は宙を舞い少女の元へと】
【慌てて駆け寄りそれを拾い上げると大事そうにポケットへとしまう】
とにかくもう時間は過ぎています、早く自分の寮に戻ってください
【写真に写っていたのは女性を拾ってくれたという両親にその父親らしき方と手を繋いだ女性の姿──しかし母親と思われる方には見知らぬ少女が手を繋いでいて周りには研究員達が】
【それはみんな笑顔でとても幸せそうな姿だった────】
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