ニートだけどラノベ書いた

以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします

「お兄ちゃん起きて！　遅刻しちゃうよ」
　甘ったるい妹の声が心地よい夢の中に沈んでいた俺を現実へと浮上させる・・・。
「うう・・・あと５０年だけ・・・」
「５０年も待ってたら私たちおじいちゃんおばあちゃんになっちゃうよ！
　私そんな年になってまでお兄ちゃんのお世話するのやだよ！
　ヤダヤダヤダヤダヤダヤダ！　ヤダヤダヤダヤダヤダヤダ！」
「わかったわかった・・・今起きるよ」
　枕元でこう騒がれてはさすがに二度寝する気も起きない。
　俺はゆっくりと腹筋に力を入れ、上体を勢いよく持ち上げ、
体全体のシルエットを、ちょうどLの字を左へ９０°回転させたような形に固定し、
そのまま首を４５°右へ旋回させ、視線を水平より３０°ほど上に持ち上げ、
そうして視界の中心へ移動してきた壁掛け時計の短針と長針の２本の針が
８時５０分という時刻を指し示していることを認識して硬直した。
「とっくに遅刻じゃねえか！」

～完～

ここまで読んでくださった皆さんに感謝を・・・それでは！（ｼｭﾀｯ