芳佳「ネウロイとはもう戦えません。平和が一番」

1 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2015/06/14(日) 14:55:48.642 ID:LDOkNeGq0.net

バルクホルン「何言ってるんだミヤフジ！ネウロイは沢山の人間を殺したんだぞ！」

芳佳「バルクホルンさん、私たちも沢山のネウロイを殺しました」

ミーナ「ミヤフジさん、貴方自分の言ってること分かってるの？貴方がそんな自分勝手な行動を取れば、私たちだけじゃなく、世界の人々に迷惑をかけることになるのよ？」

芳佳「ミーナ中佐、分かってないのはあなた達でしょう？ネウロイとの対話を諦めて、このまま戦線が長引かせれば何かが解決するとでも？ウィッチに出来ることは他にも有るはずです」

リーネ「芳佳ちゃん………嘘だよね？」

芳佳「リーネちゃん………本当だよ」

坂本「おい………宮藤。冗談はよせ。軍規に違反するつもりか」

芳佳「坂本さんは黙ってください！！！」

坂本「なっ………！」

2 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2015/06/14(日) 14:57:42.885 ID:q/1kRRoBd.net

口ではそう言っても体の中を渦巻くウィッチとしては高すぎる魔力が芳佳を戦闘へと駆り立てる

3 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2015/06/14(日) 14:59:33.276 ID:LDOkNeGq0.net

ハルトマン「ミヤフジ………本気なの？」

芳佳「本気の本気です、ハルトマンさん」

サーニャ「ヨシカちゃん………ヨシカちゃんは自分の思うままに生きてくって何となく分かってた」

芳佳「サーニャちゃん、今までありがとう」

エイラ「ミヤフジ。お前が居なくなると寂しくなるな。けど、サーニャに迷惑かけたら容赦しないゾ」

芳佳「分かってます、エイラさん。私は極力迷惑をかけずに計画を実行しますから」

坂本「おい………宮藤。お前………」

宮藤「坂本さんは黙ってください！！」

坂本「なっ………！」

4 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2015/06/14(日) 15:00:03.982 ID:oUrL3sNx0.net

真の覚醒を果たした宮藤がネウロイと人間の間に絶対破れないシールドを貼り続けて戦闘できなくしたらどうなるだろう

5 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2015/06/14(日) 15:01:59.212 ID:q/1kRRoBd.net

>>4
ルッキーニはシールドで攻撃が出来ることを考えると、シールドでさえネウロイにはダメージがあるんじゃないの

6 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2015/06/14(日) 15:02:43.164 ID:LDOkNeGq0.net

シャーリー「ミヤフジ………自分のしたいことをするってのは大事だよ。でもな、周りの奴らの事も少しは考えてくれよ」

芳佳「シャーリーさん………。そうですね。でも、後悔したくないんです」

ルッキーニ「ヨシカ〜………行っちゃうの？｣ｸﾞｽｯ

芳佳「ルッキーニちゃん………ルッキーニちゃんもいつか分かる時が来るよ」

坂本「おい………宮」

芳佳「坂本さんは黙ってください！！」

坂本「なっ………！」

7 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2015/06/14(日) 15:03:17.228 ID:oUrL3sNx0.net

絶対平和主義宮藤ならぶつけないように調節してくれる

8 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2015/06/14(日) 15:03:34.053 ID:UGVDZdWx0.net

>>5
人間でもダメージと思うが

9 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2015/06/14(日) 15:05:51.817 ID:q/1kRRoBd.net

>>8
それもそうか
ビームやら銃弾やら防ぐ硬さだもんな

10 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2015/06/14(日) 15:09:24.690 ID:LDOkNeGq0.net

芳佳「では、そろそろ行きます。さようなら」

リーネ「芳佳ちゃん！！」

芳佳「リーネちゃん、今まで頑張れたのはリーネちゃんのような友達が側にいてくれたからだって今なら思える。本当にありがとう」

リーネ「そんな………これからも一緒に頑張ろうよ………私、嫌だよ。芳佳ちゃんと戦うのなんて嫌だよぉ………｣ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

芳佳「………離れていても、同じ空の下にいる。そう思えば、辛くなんてない」

リーネ「………」

芳佳「行くよ、震電｣ｽﾞﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟ

坂本「行くなら、私を倒してから行け！ミヤフジ！」

芳佳「邪魔です！｣ﾄﾞｶﾞｯ

坂本「ぐはぁっ！！」

11 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2015/06/14(日) 15:11:22.984 ID:q/1kRRoBd.net

坂本さんに対する仕打ちは今までのきつい訓練のお返しなのか

12 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2015/06/14(日) 15:14:58.896 ID:JqWoWm+70.net

いや坂本さんにも喋らせてやれや

13 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2015/06/14(日) 15:16:04.918 ID:LDOkNeGq0.net

【こうして、宮藤芳佳が行方不明になってから数ヶ月が経った………】

リーネ「………｣ｽｯ

シャーリー「おい、リーネ。お前、全然食べてないだろ？」

リーネ「………」

バルクホルン「イェーガーの言う通りだ。食わないと、戦闘に支障が出る」

リーネ「………」

エイラ「リーネ、お前私のメシが食えないってのかー」

リーネ「………」

坂本「おい、リーネ。お前、いい加減にしろ。子どもじゃないんだから、甘ったれるな」

リーネ「はぁｰｰｰｰｰｰｰｰー｣ﾊﾞﾀン!

坂本「………」

14 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2015/06/14(日) 15:26:24.586 ID:LDOkNeGq0.net

ミーナ「それにしても、困ったわね」

ハルトマン「なにが？」

ミーナ「ミヤフジさんが各地のネウロイの巣へ単独で突入してる情報がちらほら出てきているせいで、私たちの部隊に対する風当たりがさらに強くなってきてるのよ」

バルクホルン「そりゃそうだろう。今だって、動きたくても動けない状況だ」

ミーナ「本部としては、ネウロイを絶対的な敵とみなさないミヤフジさんのやり方が大っぴらになると、部隊、いや、世界全体の士気に関わるから、一刻も早くミヤフジさんの………」

シャーリー「処分か？」

ミーナ「ええ、見つけ次第、捕獲せよとの命令が全部隊に」

坂本「それはつまり、撃墜しろという事だろう？」

ミーナ「えっ？」

坂本「宮藤を捕獲するのは無理だろう。結果的には撃墜することになる」

バルクホルン「少佐！見損なったぞ！！」

シャーリー「少佐………少し前まで私たちの仲間だったんだぞ？」

坂本「………そ、そうだな。すまなかった」

サーニャ「はぁーーーーーー」

15 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2015/06/14(日) 15:27:05.683 ID:a+Icfsyn0.net

もっさん…

16 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2015/06/14(日) 15:35:23.600 ID:LDOkNeGq0.net

【リーネの部屋】

リーネ「芳佳ちゃん………食事とかどうしてるんだろう。全世界から指名手配されて………そこまでしてやりたい事って何？」

芳佳人形『リーネちゃん、世界平和だよ、世界平和』

リーネ「世界平和？私にはそんな事より、日常の方が大切だった！芳佳ちゃんと皆の日常が！」

芳佳人形『違うよ、それは偽物だよ。そんなのは偽装された日常でしかない』

リーネ「偽物………？」

芳佳人形『そうだよ、全部偽物だよ。リーネちゃんがネウロイと戦うのは何で？』

リーネ「それは………世界の人々を守るためでしょ？」

芳佳人形『でも、他のやり方もあるんじゃないの？探した？自分の力で』

リーネ「ううん。皆と同じようにしてればそれで良いって………」

芳佳人形『答えは出てるんじゃない？リーネちゃんならきっと出来るよ』

リーネ「芳佳ちゃん………」

17 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2015/06/14(日) 15:47:09.164 ID:LDOkNeGq0.net

坂本「おい、リーネ入るぞ｣ｺﾝｺﾝ

坂本「………居ないのか？｣ｶﾞﾁｬ

坂本「これは………宮藤に似た人形か？｣ｽｯ

リーネ「動くな｣ｶﾁｬ

坂本「………おい、リーネ。ふざけるのも大概にしろ」

リーネ「動くなって言ってる」

坂本「………何がしたいんだお前は？」

リーネ「今思えば、貴方が全ての元凶だった」

坂本「何を言ってる？」

リーネ「芳佳ちゃんがああなったのは貴方のせいってことです」

坂本「………そうなのかもな。でも、私は宮藤が世界を守る大きな力になると思ってここに連れてきた」

リーネ「で、結果的に芳佳ちゃんはああなった」

坂本「そうだな………だが、宮藤が元々ああいう人間だったって事も」

リーネ「芳佳ちゃんはあんな人じゃなかった！！！｣ﾊﾞｧﾝ！！！！！

坂本「ぐはぁっ！！！｣ﾄﾞｻｧ

18 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2015/06/14(日) 16:05:19.782 ID:oUrL3sNx0.net

はよ

19 ：マジかよ：2015/06/14(日) 16:12:50.864 ID:LDOkNeGq0.net

リーネ「私、行かなきゃ。待ってて、芳佳ちゃん｣ﾀｯ

坂本「リ………ネ………」

【数時間後、リネット・ビショップの部屋から坂本美緒少佐の遺体が見つかり、急ピッチで被疑者リネット・ビショップに逮捕状が出た】

ミーナ「………美緒」

ハルトマン「………ミーナ、少佐の為にもリーネを探さなきゃ」

バルクホルン「だが、既にリーネのストライカーユニットは行方不明。奴が行きそうな所なんてな………」

ペリーヌ「私が行きますわ」

シャーリー「ペリーヌ！お前、居たのか！」

ペリーヌ「良いでしょう？ミーナ中佐」

ミーナ「ペリーヌさん、あなた………」

ペリーヌ「大丈夫ですわ。失敗はしませんから。今行かないと間に合いません。許可を」

ミーナ「………許可するわ」

ペリーヌ「感謝しますわ」

20 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2015/06/14(日) 16:24:33.837 ID:LDOkNeGq0.net

【ストライカーユニットがある場所】

ペリーヌ「………そこにいるのは誰ですの？」

サーニャ「ペリーヌさん、私も行く………」

ペリーヌ「サーニャさんが？駄目ですわ、貴方じゃ足手まといになります」

エイラ「嘘言ってんじゃねーゾ、ツンツンメガネ」

ペリーヌ「貴方まで………」

エイラ「サーニャがいれば、この時間(夕食後なので夜の7時くらい)でも安全に飛行出来るし、リーネも探しやすいだろ」

ペリーヌ「で、貴方は？」

エイラ「えっと………サーニャをリーネから守る役目カナ………」

ペリーヌ「………はぁ、仕方ありませんわ。二人とも、せいぜい邪魔はしないように。リーネさんを仕留めるのは私ですから」

サーニャ「了解」

エイラ「了解ﾀﾞﾅ」



【三人の魔女はブリタニアの夜空に飛び立っていった。その先に地獄があるとは知らぬまま………。続く】

21 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2015/06/14(日) 16:27:01.815 ID:otFGWU4sd.net

ヨシフちゃん…