【社会】徳島市立食肉センターの自主再建を断念…徳島市

以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします

★徳島市立食肉センターの自主再建を断念－－徳島市　／徳島

　徳島市はこのほど、ＢＳＥ（牛海綿状脳症）発生に伴う食肉消費量の減少などで累積赤字が
７億円を超えるなど経営不振に陥っていた市立食肉センター（徳島市不動本町３）の自主
再建を断念、県内他施設との経営統合を探る方針を決めた。具体的なスケジュールは新市長
誕生後に検討する。今後は施設使用料値上げなど収入の拡大策を検討し、０４年度は業務の
一部民間委託などで経費を０３年度と比べ約１９００万円削減する計画。
　市によると、センターは県内６カ所（１カ所は休止中）の食肉処理場では最大規模を誇り、
市内の農家から持ち込まれる牛や豚を中心に処理している。しかし、８２年に市内で２７０戸の
農家が飼っていた肉牛・乳牛４５８０頭が牛肉輸入自由化（９１年）などで、０１年には２４２０頭
（飼育農家は５７戸）とほぼ半減。特に病原性大腸菌Ｏ１５７による食中毒（９６年）の影響も
あって、８２年度は年２万４０００頭を超えていた牛の処理頭数が０１年には８３７２頭に減った。
　この結果、センターの収支は、従来から年に約２億円投入されてきた一般会計から
繰入金を合わせても９５年度以降は単年度赤字が続くようになった。０２年度末現在の
累積赤字は約７億２０９４万円に上り、０３年度も赤字が９０００万円を超えそうだ。
　このため、市は施設の廃止を含む抜本的な経営改善策を検討。現在でも県内で処理される
牛の８割近くを引き受けているため、廃止の選択肢は除外。さらに国が２０１０年度をめどに、
広域的な食肉処理場の再編を打ち出していることから、経営統合を模索している。

毎日新聞　http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040318-00000001-mai-l36