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バトルロワイヤルのメンバーだったら面白そうなジャンプキャラ15人くらい挙げてけ

1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/09(木) 21:10:00.360 ID:pfBXZFjx0.net
てけてけ

2 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/09(木) 21:10:14.113 ID:QS5IfgI00.net
両津勘吉

3 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/09(木) 21:10:41.263 ID:hWfIcpIj0.net
潮火ノ丸

4 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/09(木) 21:11:25.687 ID:pfBXZFjx0.net
スレタイ読めねえのかアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア

5 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/09(木) 21:12:59.076 ID:VtbkPkxkM.net
アウターゾーンの姉ちゃん

6 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/09(木) 21:13:17.832 ID:oXdZ3Hd5p.net
>>4
池沼かな?

7 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/09(木) 21:14:24.471 ID:uT7Ve9560.net
夜神総一郎

8 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/09(木) 21:14:26.228 ID:8SqYkykJa.net
ラッキーマン

9 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/09(木) 21:14:38.516 ID:gQxQEVdTK.net
夜神月

10 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/09(木) 21:14:42.512 ID:hWfIcpIj0.net
こいつは何を言っているんだ

11 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/09(木) 21:15:30.352 ID:QklZWvgFK.net
大原部長

12 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/09(木) 21:19:20.606 ID:RiGmB0kOd.net
ベジータ

13 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/09(木) 21:19:32.585 ID:NgrBlOtya.net
夜神月

14 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/09(木) 21:20:06.631 ID:3mFnbwON0.net
インセクター羽賀

15 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/09(木) 21:21:42.003 ID:pfBXZFjx0.net
(ひとりで)15人くらい挙げて

16 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/09(木) 21:23:02.436 ID:VtbkPkxkM.net
>>15
お前友達おらんやろ

17 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/09(木) 21:24:26.531 ID:uT7Ve9560.net
しょうがねぇな

ルフィ ゾロ サンジ ウソップ ナミ
チョッパー フランキー ブルック ロビン バギー
エース サボ ロー クロコダイル 夜神総一郎

18 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/09(木) 21:26:22.067 ID:ruTB/qQr0.net
両さん 悟空 キン肉マン ケンシロウ 星矢 剣桃太郎 承太郎
ダイ 浦飯幽助 緋村剣心 ルフィ ゴン ナルト 黒崎一護 トリコ


15人あげたけど

19 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/09(木) 21:28:13.316 ID:RiGmB0kOd.net
(あっ、これは頭悪い>>1だ)

20 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/09(木) 21:31:57.396 ID:pfBXZFjx0.net
>>16
いない

21 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/09(木) 21:32:16.254 ID:pfBXZFjx0.net
>>17
ワロタ
>>18
ありがとう

22 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/09(木) 21:32:20.584 ID:UEcITWfM0.net
目が覚めるとそこは薄闇の中だった。視界は、酷く不明瞭だ。
目覚めたというより『覚まされた』というような気分がする。
例えるなら電化製品にスイッチを入れた時の様な、とでも言おうか、「急激な変化に襲われた」、そんな実感がある。
この覚醒とそれに先立つ覚えの無い睡眠に、自分以外の何者かの介入があった事を、
体を起こした青年、夜神月(やがみ・らいと)は直感していた。
「……どこだ、ここは?」
「目が覚めましたか?月君」
月の隣に座っている、不健康そうな男が声をひそめて話しかけてきた。
椅子の上に体操座りというなんとも変わったポーズで、男はつまらなそうに前髪を弄っている。
「なんなんですかね?この状況は」
「エ……」
男の名をそう呼びそうになるも、直前で口をつぐむ。
先刻まで虚空を彷徨っているようにすら見えた酷い『くま』の出来た目が、打って変わって射抜くような鋭さで月を見据えていた。
「ここがどこなのか分からない以上、軽率な発言は出来ません。私の事は、『いつも通りに』呼んで下さい」
「そう、だな。すまない、『竜崎』」
『竜崎』と呼ばれた男、世界最高の探偵『L』は、中空に眼差しを戻すと小さく頷いた。
「何なんだ、ここは?そんな記憶はないが、君が僕を連れて来たのか?」
「いいえ、違います。……多分。私もどうにも記憶が曖昧で……。
 実際、月君が目覚めるほんの少し前に起きただけですし。私にも状況は良く分かっていません」
「父さんや、松井さん達は?」
「見当たりません。側にいないだけかも知れませんが、こう暗くては。……でも、気付いてますよね?」
「ああ。僕らの他にも、かなりの人数が居るようだな」
重苦しい暗闇の向こう側から、微かな衣擦れや囁き声が聞こえてくる。
その内容までは聞き取れないものの、それらの全てに、
今月とLが感じているのと同じ種類の感情が込められている事は分かる。
それは『不安』であり、『とまどい』であり、そして……『恐怖』。
「事態が飲み込めないが……。何か、嫌な感じがするな」
「ええ。こんな言葉、ホントは使いたくありませんが」
Lは、いつもの人を食ったような無表情のまま、体をゆらゆらと左右に揺らして、言葉を続けた。
「悪い『予感』、しますね」

23 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/09(木) 21:33:26.182 ID:pfBXZFjx0.net
>>19
(笑)

24 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/09(木) 21:33:40.471 ID:UEcITWfM0.net
まるでその言葉がスイッチであったかのように、突然視界が明るくなっていく。
先程までは気付かなかったが、どうやら壁に沿って幾つも燭台があるようだ。
それらに次々と火が灯されていき、何十という数の炎が、煌々と猛りながら、月達の周りを取り囲む。
檻の中に囚われた、そんな思いを抱きながらも、確保された明かりを頼りに、月は注意深く辺りを観察する。
石造りの壁に囲まれたこの場所は、瀟洒な洋風の大広間を彷彿とさせる。
飾り気こそ無いものの、澄んだ無機的な美しさを持ったその『広間』には、 予想以上に多くの人間が迎えられたようだった。
うずくまる者や立ちすくむ者、抱き合い震えている者達もいる。
(……まさか、死神の仕業なのか?いや、奴らはこんな回りくどい事しはしない……)
眉間に皺を寄せ、月は思考を巡らせる。こんな状況であっても、死神云々はLには聞かせられない。
「……月君。月君。月君」
三度続けて名を呼ばれ、Lを振り返る。
「どうした、竜崎?」
「見て下さい」
Lの指し示した指の先を見て、月は絶句した。
「……怪獣がいます」
『怪獣』は、洒落たタキシードを身にまとい、ピンと背筋を伸ばし、静かに笑みを浮かべて立っていた。
それだけなら、彼の堂々たる姿は女王陛下に拝謁する英国紳士に見えなくも無い。
が、彼が怪獣と呼ばれた理由は、その顔にあった。紳士の首から上には、場違いな程黄色い『三日月』が生えていた。
より正確に言うなら、『男の顔が三日月で出来ている』のだ。まるで痘痕のように、クレーターさえ浮かんでいる。
「……」
「……ね?」
「……」
「……話しかけてみますか?」
「馬鹿な事を言わないでくれ」
「意外と仲良くなれるかもしれませんよ?同じ『月』同士」
「ふざけてる場合か!」
思わず大声を上げ、そのはずみにふと気付く。
(『怪獣』……?)
Lに悟られぬ様に、周囲を見回す。無論、三日月男より凄い怪獣を見つけたい訳ではない。

25 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/09(木) 21:34:59.390 ID:UEcITWfM0.net
(居ない。どういう事だ?……リュークが居ない)
魂を刈り取る死神の呪具、『デス・ノート』を手にした日からこれまで、ずっと自分に取り憑いていた『死神』リュークが居ない。
(どういう事だ?ここがどんなに隔絶された場所だったとしても、リュークにはそんな事無意味だ。どういう事だ?僕は夢でも見ているのか?)
先刻の月のLへの怒声が呼び水となったのだろうか。それまでは細々と、憚る様に続いていた囁きが、
徐々に大きなざわめきへと変わっていく。混乱のあまりか泣き出す少女がいる。不安を紛らわす為か壁を殴りつける巨漢がいる。
囁きがざわめきになり、それが恐慌の叫び声へと変わりかけた時、突然の轟音が響き渡った。
隕石の墜落の現場に居合わせたなら、あるいは猛スピードで疾駆する大型トラックに跳ね飛ばされたなら、それ程の音がするのかも知れない。
自然、月とLの思考は中断され、音のした方向に目が向けられる。
再び訪れた静寂の向こう、先程までは確かに何も無かった空中に、三つの人影が浮かんでいる。
その内の一つ、ゆったりとしたローブを身に纏った痩身が、人々へ向けて口を開いた。

「よく来てくれた、諸君。遠路はるばるの足労、嬉しく思う」

 低く穏やかな声。何十年も寝かされた極上の葡萄酒に譬えようか、そんな、確実に重ねた年月の重みを感じさせる声だった。
「対面を祝い合い、酒でも酌み交わしたい所だが……残念ながらそうも行かん。早速だが、用件に入らせて頂こう」
老人を捉えた目が、他所を向く事を許されない。
『新世界の神』。かつて何度も口にしたその言葉が、この老人の前では酷く滑稽なものに思え、月は奥歯を噛み締めた。
そんな月の事など目にも入らぬとばかりに、老人は言葉を続ける。
「諸君らに今日この場に集まって貰ったのは、他でもない。今日は、諸君らに……」
老人の声音がわずかに上ずった。月は、人がそんな声を出すのがどういう時なのか、自分の経験で知っている。
物事が思い通りに運び、嬉しくてたまらない時、人はこの種の声を出す。

「殺し合いを、してもらう」

老人の言葉は、静まり返った広間に反響し、いつまでも響き続けた。
「バーン!」
大音声が、残響を打ち払った。小柄な、見慣れない衣服を身に着けた少年が、精悍な眼差しで老人を睨み付けている。

26 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/09(木) 21:36:14.045 ID:UEcITWfM0.net
「久しいな、竜の騎士。しかし、相変わらず無礼だな。まだ余の話は終わっておらんぞ?」
「お前の話なんて聞くもんか!どこだ、ここは!?皆をどこへやった?」
「光栄に思え。お前は選ばれたのだ。類稀なる勇者達の一翼に。取るに足らぬ雑魚どもは『置いて来た』。彼らと再び見えたければ、
 大人しく余の話を聞いておることだ。まあ、武器を取り上げられたお前に何が出来るでもなかろうが、な」
少年は、はっとした表情で背中に手をやる。そこにはただ、皮製と思しきベルトがあるだけだった。
「『オレの剣』…!……武器なんか、無くったって!」
言い捨て、少年は跳躍した。その全身を、光り輝く金色の蒸気のようなモノが包み込んでいる。
もと居た場所から一瞬で掻き消え、月が気付いた時にははるか上空にいる。それは人間の限界など無視したような動き。
月の常識からすれば、自分よりかなり年下に見えるその少年に為せる芸当とは思えない。
月に許されたのは、ただ事態の推移を見守る事だけ。
十数mの距離を一瞬で詰め、少年は拳を固める。金色が、少年の右拳に収束していく。
唸りを上げて襲い掛かる少年の豪拳は、老人の顔面を正確に捉えている。
歯を食いしばった少年の表情を見れば、手加減など一切存在していない事が分かる。
それは敬老精神の欠如の故ではなく、ただ純粋に、少年に取ってこの老人が、手加減の出来る相手ではないだけなのだろうと思われた。
命中し、振りぬけば、老人の細首を頭蓋骨ごと薙ぎ倒す事すら容易に思えた少年の渾身の拳は、しかし、停止する。

指。少年の拳は、横合いから突き出されたわずか一本の指に阻まれ、完全に速度を失い目標を捕らえる事が出来なかった。
指の主は、空中に浮かぶ三人の異形の内の一人だった。他の二人に比べるとかなり小柄だが、異様さは随一だ。
あえて例えるなら爬虫類のような……しかしそれは地球上の生き物であえて言うなら、というだけの話だ。このような生き物を、月は他に知らない。
ゴムのように見える肌を奇妙な形のプロテクターで多い、薄笑いを浮かべる顔の横からは、
不釣合いな程巨大で黒々とした、一対の『角』が生えていた。
日頃リュークを見慣れている月でさえその異容には目を背けたくなる。Lはポカンと口を広げたまま、人差し指で頬を掻いている。
「ほほほ。元気の良い坊やですねぇ。バーンさんとは何か因縁がお有りの様ですが、
 ふふ……あまり『お痛』が過ぎるようだと、怪我では済みませんよ?」
言うや、少年の拳を指で弾く。ただそれだけの動作で、少年の体は吹き飛ばされ、地面に向かって落下する。
月とLの二人は咄嗟に少年を受け止めた。

27 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/09(木) 21:36:46.308 ID:GPMBqEY3a.net
(つまんねぇ...)

28 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/09(木) 21:37:31.707 ID:UEcITWfM0.net
「おやおや。怪我をしなくて良かったですねぇ、坊や。世の中には、一杯、一杯、危険な事があるんですよ?ふふふ」
「くそ…!」
なおも覇気を失わず、空中に向き直る少年を、月が制す。
「やめるんだ。君がいくら強かろうと、とても敵う相手には思えない」
「でも…!」
食い下がる少年を押し退けて、Lが口を開いた。
「バーン、さん、でしたっけ?質問、いいですか?」
老人の目がほんの少し見開かれた。月は、この表情も知っている。たとえば動物園で、猿が芸を見せた時に、人間の浮かべる表情だ。
「ふふ。人間界最高の頭脳とやらは、伊達じゃないということか、なあ、『L』?よかろう、質問とやらを聞こうか」
老人の言葉に、少なからず衝撃を受けたのはLだけではなかった。
(こいつ、『L』の事を…!『竜崎』が『L』だって事は世界中でほんの数人しか…)
「どうして私の事を知っているのかも気になりますが、それよりまず聞きたいのは」
言葉を区切ったLの眼に、いつもとは違う色が浮かぶ。
飄々とした掴み所の無い男だが、今浮かんだ『色』こそが、『夜神月』の最高のパートナーにして『キラ』の最大の障害たる所以だ。
それは、悪を憎む、『正義の色』。

「殺し合いとは、どういう意味ですか?」
「そのままだ、L。その言葉通りの意味だ。出会う者同士すべからく殺し合い、最後の一人になるまで『ゲーム』は続く」
「……『殺人ゲーム』?そんな事が、許されるとでも?」
「それを決めるのはお前ではない。許す許さぬなど、お前たちの云々するべき問題ではないのだよ。
 お前達はただ、命ぜられるままに戦い、『死んだり死なせたりすればいい』」
そのフレーズが可笑しかったのか、角の異形がクスクスと声を上げて笑う。耳障りな、勘に触る笑い声だ。
奇妙な事だが、甲高いそいつの声が、何故か大型の肉食恐竜の咆哮を思い起こさせる。
慇懃な口調を突き破り総身から迸る、圧倒的な『暴』の空気の故、か。
「いいですね、それ。『死んだり死なせたり』…ほほほほ……。貴方達虫けらにぴったりの言葉ですよ。
 ねえ?そう思いませんかハーデスさん」
残る一人に声をかけるも、黒衣の男は目を伏せたまま、答えようとしない。
「おやおや……相変わらず物静かな方だ。私なんて年甲斐もなく何かうきうきしてしまって……うふふふ」
「説明を続けてもよろしいかな、フリーザ王」
苦笑を浮かべて老人が声をかける。

29 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/09(木) 21:38:29.270 ID:UEcITWfM0.net
「ああ、私とした事が……失礼しました。よろしければ私の方で説明を引き継ぎましょうか?
 こう申し上げてはなんですが……バーンさんの説明は、いささか回りくどい」
そう言われては苦笑いを続ける他無いのだろう、老人は掌を向け、受諾の意を示す。
「では、僭越ながら。どこまで話しましたっけ?ああ、そう、皆さんに最後の一人になるまで殺し合いをして頂く、という所でしたね。
 私達の設定したフィールドの中で、一定のルールに従って行動して頂きます。『スポーツ』と一緒ですよ。
 ルールを守って爽快な汗を…ふふふ、失礼。ちゃんとね、ご褒美も用意してるんですよ、ご褒美。嬉しいでしょ?
 えと、お名前、なんと仰るんでしたっけ?熱心に質問して下さった、あなた」
「Lです。お望みと有らばエラルド・コイルでもドヌーブでも竜崎でも、お好きな名前で呼んで下さって結構です。
 ただ、別に熱心な訳じゃないですけどね」
「おい、竜崎!」
「構いませんよ、そんな事。今の状況からしてみれば、瑣末な事です。どうせ筒抜けでしょう」
「ふふ、では、Lさん。Lさんとお呼びしましょう。それでLさん、実際どうですか?今の説明聞いて、あなた、殺し合います?」
「ません」
「ほほほ、気持ちのいい方だ。そうでしょうね。
 きっと貴方方の中には『殺し合いなんて出来ません』と言うような、いけない子も、沢山混じっているんでしょうね。
 そこの坊やみたいに」
少年の歯軋りが聞こえる。当然だ。突然『殺し合え』と言われた所で誰がそんな言葉に従うのか。
「そこでね。ご褒美だけじゃなくてもっと身の入るモノをこちらでご用意させていただきました。……それではバーンさん、お願いします」
その言葉を受けて老人は目を閉じ、何事かを呟く。
Lの顔に困惑の表情が浮かぶ。はっと、月の方を振り返り、次いで自分の首筋に触れる。
そこには、首輪が嵌められていた。

30 :^°^:2015/07/09(木) 21:39:02.915 ID:YRGiCuQX0.net
なんか始まっててワロタ

31 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/09(木) 21:39:59.832 ID:UEcITWfM0.net
Lの様を見て、恐る恐る手を伸ばした自分の首にも、同様の首輪が装着されていることに、月は気が付いた。
しかし、一体いつの間に……。
「驚きましたか?こちらのバーンさんのお力でね、着けて頂いたんです、それ。ふふふ、中々お似合いですよ?」
二人と同様の首輪が、推移を見守っていた他の者達の首にも出現したのだろう、あちこちで戸惑いの声が上がる。
中には、力任せに引き千切ろうとしている輩もいる。
「あ、あ、あ〜!お止めなさい、お止めなさい。その中には『爆弾』が入っています!」
宣言を受け、大半の人間が反射的に首輪から手を離す。
「無理に外そうとすると……結構痛いですよ?」
「……」
「首輪の爆破には条件があります!一つ、首輪に大きな衝撃を与えたり無理に取り外そうとする事!
 一つ、我々の指定する『禁止エリア』に止まる事!そしてもう一つ、最も重要なルール!
 ゲーム開始から『24時間』の間に誰も死亡しなかった場合……」
一旦言葉を区切ると、舌なめずりをしそうなほどの笑顔を浮かべて、続けた。

「全員の首輪が、爆発します」

ざわめきが、爆発した。恐慌が、広間の全てに充満していった。

「そりゃ、どうゆうことですかい!!」
突然、ダミ声が響く。声の主は、2mはあろうかという禿頭の大男だった。月の所からは良く見えないが、
どうやら男は、角の異形と同じプロテクターを身に着けている。
「フリーザ様?!一体全体なんの冗談です!?どうして俺の首にまで……こんな!!」
「お静かになさい、見苦しいですよ、ナッパさん」
冷たい声に、ナッパと呼ばれた大男は一瞬怯むものの、なおも食い下がる。
「……俺はこれまでずっと、あんたの命令に従って来たじゃないか?!なあ、フリーザ様!なんだって、俺が!」
「丁度良い、ナッパさん、こちらへいらっしゃい。皆さんに、首輪の威力をご覧にいれましょう」
「な……!」
会話の内容からしてこの二人はどうやら主従の関係にあるようだが、主の物とはとても思えぬその言葉に、ナッパは息を呑む。
「どうしました?早くおいでなさい。皆さんによく見えるように、前の方へ」
がちがちと、ナッパの歯の根が噛み合わない。顔中に脂汗を浮かべ、その巨躯は小刻みに震えている。

32 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/09(木) 21:41:06.554 ID:UEcITWfM0.net
「ほら、早く……来なさいってば」
「……い、いやだ」
ナッパは、搾り出す様にそれだけ言うと、また俯いた。
「いい加減にしないと、怒りますよ?ナッパ!!!」
フリーザの恫喝に、ナッパの理性が切れた。フリーザに向けて右手の人差し指と中指を向けると、雄叫びとともに指を振るう。

「クンッ」

指の音と共に、フリーザの足元から衝撃波が巻き起こる。広間全体が、揺れる。もうもうと立ち込める土煙を睨み付け、荒い息を吐くナッパ。
しかし。通常の人間なら、とても生きてはいられないだろうその爆発の中、煙の切れ間から怒りを湛えたフリーザの双眸がナッパを射抜いていた。
「う、ううう、うわああああああああああ!!!!」
耳まで裂けるとは、この事だろうか。恐怖の叫びを迸らせるナッパの口は、顎が外れた様に限界まで開いていた。
しかし、その「カパッ」と開いた口こそ、ナッパの最大の攻撃のモーションに直結している。叫びにエネルギーを与えたが如く、ギラギラと輝く光線がナッパの口腔から放たれる。
一直線にフリーザへと向かう破壊のエネルギー。だが、しかし。
ナッパの放った光線は、フリーザの体に命中する前にすっと掻き消えた。
「あ、あ、あ……」
あまりの力の差を見せ付けられ、最早言葉にならない。
「ナッパ……。さようなら」
優しくすらある呟きが、ナッパの耳に届く前に、ナッパの体は中に浮く。
「皆さん、良くごらんなさい!逆らう者の末路を!」
「あ、ああ、ああああ!べジーーーーーーーーーーーーーーターーーーーー!!!」
断末魔の叫びを、爆音が掻き消し、ナッパは、粉微塵になって死んだ。

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