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男「真の勇者との待遇の差が酷すぎて泣けてくる」
- 1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/10(金) 00:11:52.724 ID:eMKBIGX90.net
- 王様「イケメン勇者よ、お主には旅立ちの為に資金を与えよう」ジャラララララ
イケメン勇者「有難く頂戴致します」
男(一生遊んで暮らせるくらいあるぞ……俺も勇者に選ばれてるし、これくらい貰えるんだろうな)
王様「うむ、して……あーそこのついでで勇者になった男よ、お主にはこれな」チャリン
男「えっ、ちょ」
王様「どうした?」
男「リンゴひとつしか買えないですよこんなの」
王様「文句を言うでないバカタレが……お主は補欠勇者じゃからそれでいいんじゃ」
男「は、はぁ……」
王様「して、次に旅の仲間じゃが……イケメン勇者の仲間はこの者たちじゃ」
美女だけズラー
イケメン勇者「よろしくな、君たち」
「は、はい」「ヨロシクね勇者さま」
男「うわ美女軍団やんけ」
男(……金はともかく、仲間までケチるなんてことはないだろう。俺にも美女の仲間が与えられるハズだ。ハーレムきたこれ!!)
- 2 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/10(金) 00:13:21.023 ID:sUOwd4tm0.net
- スレタイがすべてだな
- 3 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/10(金) 00:17:52.240 ID:eMKBIGX90.net
- 男「お、王様、俺の仲間は?」
王様「おぉそうじゃったそうじゃった」
王様「これ、連れてくるが良い」
兵士「はっ、こやつです」
ズザーッ
少女「くっ、こ、殺せ」
男「……」
男「え?」
男「ちょ待ってちょ待って、なにこの縄で縛られてる女の子は」
王様「先日滅ぼした国から引き連れてきた少女じゃが?」
男「……は?」
男「え? うん?」
少女 ジタバタ
兵士「うるさいぞ!!」ゲシゲシ
少女「い、いたっ」ビクッ
- 4 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/10(金) 00:19:34.551 ID:dSMBjpbX0.net
- 俺もニセ勇者になって女の子もらうわ
- 5 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/10(金) 00:22:50.517 ID:eMKBIGX90.net
- 王様「本当は兵士の慰み者としてあてがうつもりじゃったが……」
王様「まぁいっぱいおるしのう」
王様「一匹くらい減っても大丈夫じゃろ」
男「いやそんな人間を動物とかモノみたいに……」
王様「何か言うたか?」
男「い、いえ……」
男「……あの、ちなみにこの子って何が出来るんですか?」
男「イケメン勇者の仲間はなんか色々出来る人達な感じしますけど」チラッ
王様「そうじゃな……おい」
兵士「はっ!」
王様「そのメスブタは何が出来るのじゃ?」
兵士「……おいキサマッ、何が出来る!!」ゲシゲシッ
少女「ぐっ……」
兵士「早く言わぬか!!」ゲシゲシッ
男「あの、なんかもういいです。だから蹴るのはやめてあげて」
- 6 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/10(金) 00:29:37.403 ID:eMKBIGX90.net
- 王様「まぁそう言うのなら良いじゃろう」
王様「どっちみち、何が出来ようが出来まいが、そいつがお主の仲間となるのだからな」
男「は、はぁ……」
兵士「ふん、王様の寛大な処置に感謝するんだな」ピタッ
少女「ぐ、ぐぞっ……」
男「……君、大丈夫?」
少女「が、感謝なんて、じ、じないぞ」ヒックヒック
男「いや……」
少女「お、お前だぢが、お父さんも、お母さんも、ご、殺じだ……」ヒックヒック
男(……色々と重いわ)
男「……ちなみに、イケメン勇者のほうは」チラッ
イケメン勇者「君たちみたいな美しい女性と旅できるなんて、全く頭が下がるよ。怪我をさせられない、僕の責任は重大だね」
女剣士「ふんっ、それでは私の出番が無くなるではないか///」
女僧侶「か、かっこいいです///」
女盗賊「キザったらしい。まっ、嫌いじゃないけど」
男「これが格差ってヤツですか」
- 7 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/10(金) 00:31:38.425 ID:ZM2gydxa0.net
- 実はイケメンはクズでしたとかもうお腹いっぱいだからな
- 8 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/10(金) 00:36:57.347 ID:iqsLU2gv0.net
- 無駄なバットエンドもお腹いっぱいだからな
- 9 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/10(金) 00:37:54.780 ID:jTr8q9flp.net
- 普通にイケメンが成功するのも無しだからな
- 10 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/10(金) 00:38:15.770 ID:eMKBIGX90.net
- 男「まったくイヤんなるわ……」シュルシュル
少女 ヒックヒック
男「ほら、縄は解いたよ」
少女「うがーっ!!」バシッ
男「いたっ、何この子」
男「野良犬か何かなの? いきなり殴ってくるとか……あっ、ちょっやめてやめて」ガシッ
少女「は、はなぜぇ!!」
王様「ほっほっほ、くじびきで決まった補欠勇者にお似合いの仲間じゃて」
男「えぇ〜俺ってそんな理由で補欠の勇者に決まったのか切なすぎるわ」
男「はぁ……まぁでもじゃなきゃ炭鉱で働いてた俺みたいなんが選ばれるワケもないか」
イケメン勇者「……なんか騒がしいけど、男くん大丈夫かい?」チラッ
男「あぁいや、う〜ん、どうなんだろう」
少女「うがー!!」
イケメン勇者「おやおや、これまた元気のあるお仲間さんだね」クスクス
イケメン勇者「……でも、そんな形相だと、折角のキュートなお顔が台無しだよ?」
- 11 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/10(金) 00:49:20.406 ID:eMKBIGX90.net
- 少女「ふ、ふざげるなぁ!」ジタバタ
少女「ごろしてやる!!」ジタバタ
イケメン勇者「げ、元気だねぇ本当に」バッ
男「お、落ち着いて落ち着いて」
少女「だがらはなぜぇ!!」
男「……あのね」
男「君は生きてるでしょ」
男「お父さんとお母さんがもしも生きていたら、君が死に急ぐことなんて望んでないと思うよ」
少女「――おまえになにが」
男「わかったわかったから。とりあえず今は抑えて本当に」
男「ここから出たら、後は好きにしていいからさ」ボソボソ
少女「っ……」
男「ね、暴れたい気持ちもあるだろうけどさ、頼むよ」
少女「……」スッ
男(やっと落ち着いてくれた)
- 12 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/10(金) 00:56:56.026 ID:eMKBIGX90.net
- イケメン勇者「……」
男「ほらほら見せものじゃないから」
イケメン勇者「……君、本当に僕の仲間にならない?」
男「うん? 俺? マジで? ハーレムを共有してくれるとか懐が広いな」
イケメン勇者「いや、君じゃなくてそっち」
少女「……」ジトッ
男「少女のほうか……なんでまた」
イケメン勇者「王様も声が大きいからね、さっきの話も普通に聞こえたよ」
イケメン勇者「辛いだろうね、大変だっただろうね」
イケメン勇者「でも、それも根本の原因は魔神のせいなんだ。魔神のせいで、人の生活圏は狭くなっている」
イケメン勇者「だから、人は生きる為に、残された場所の取り合いを始めてしまう」
イケメン勇者「勇者である僕は、その魔神を倒すことが使命だ。君が復讐をしたいというなら、それは魔神に対してであるべきだし」
イケメン勇者「僕と共に来るならば、それも達成出来ると思う」
男「ちょ待って、勇者の使命って魔神倒す事だったんスか?」チラッ
王様「そうじゃけど」
- 13 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/10(金) 00:59:21.330 ID:lcv06C3V0.net
- 世界は俺中心に廻っている、そんなふうに考えてた時期が俺にもありました。えぇ、そんなことはないんです。
世界は金で勝手にクルクルやってるみたいでして、それはもう俺の意思なんて関係なく、
日々飽きもせず大回転ですよ。ふとそれに気づき始めたのは高2の夏でして、
いくら待っても美少女は降ってこない、どこぞやの組織に拉致されない、授業中にテロリストやってこない、
もう俺なんで生きてるんだろう、某涼宮さんじゃないんですけどね、
自分の小ささというか現実とかいう糞みたいな物を受け止めざるを得ないなぁなんてそんな悟りを開き始めてた時期だったのですが、
俺は勘違いしてたんですね。そういう何かしらのチャンスっていうかオポテュニティ?
そういうものがあっちから訪れる訳がないということに気付くんです。
ああ、なぜもっと早く気づかなかったんだろう、
だけどそれに気づいた俺が歓喜してる暇なんてない。すぐさま行動に移しましたとも。そしたらね、死んじゃいました(笑) 俺、転生。
- 14 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/10(金) 01:04:31.048 ID:eMKBIGX90.net
- 男「初耳だよぉそんなのぉ」ふぇぇ
王様「まぁ今から言う所じゃったし」
男「そうですか」
イケメン勇者「……ねぇ、どうだい?」スッ
少女「……」ササッ
男「ん? おいおいなんで俺の後ろに」
男「……どうせだからイケメンの仲間にでもなったらどうだ? 待遇とか良さそうだぞ」
少女「……今した約束忘れたの?」
男「うん?」
少女「ここから出たら好きにしていいって」
少女「あいつと一緒になったら……自由じゃない。そんな気がする。復讐も出来ない」ボソッ
男「あー」
少女「……」
男「まぁなんだ、イケメンの仲間にはならないってさ」
イケメン勇者「……それは、残念だな。でも、いつでも僕を頼っていいからね」
- 15 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/10(金) 01:11:48.706 ID:eMKBIGX90.net
- 王様「よくは分からんが、そろそろ出発して貰うぞい」
男「はぁ」
イケメン勇者「……はっ」
王様「まずは、西に行くが良い。そこで、魔力を持った武器が魔物と化し、暴れておるらしい」
王様「小さなことからコツコツと、人間の住まう勢力を取戻しつつ、力を蓄えるのじゃ」
イケメン勇者「お任せを」
イケメン勇者「準ではありますが、王様より先日賜ったこの聖剣にて、息の根を止めて参りましょう」シャッ
男(うおー聖剣カッチョイイわ。俺も欲しいわ)
王様「うむ、期待しておるぞい」
男「あの」
王様「なんじゃ」チッ
男(今舌打ちしなかった? いや、気のせいだと思う事にしよう)
男「僕の武器ってあります? 聖剣的な」
王様「そうじゃな、用意はしておる。もってくるが良い」
兵士「ははっ」
- 16 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/10(金) 01:13:43.614 ID:rfGbW4aEM.net
- >>6
「頭が下がる」の使い方おかしくね?
- 17 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/10(金) 01:17:12.518 ID:eMKBIGX90.net
- 男(用意してくれてたのか)
男(今までの対応からして、てっきり無いと思ってた)
男(何が来るんだろう)ワクワク
兵士「もってきました」
男「えっ」
兵士「ほらこれだ」ガチャン
王様「うむ。受け取るが良い」
男「あの、これただのツルハシなんすけど」
王様「お主は元々炭鉱で働いておったのじゃろう。ならば慣れしたんだそれを武器にするが良い」
男「……ひでぇ」
王様「なんか言うたか?」
男「いえ……」
王様「ほれほれ出発じゃ出発、早く行かんかい」ダンダン
イケメン勇者「では行こうか」バッ キリッ
女剣士&女僧侶&女盗賊「凛々しくてカッコイイ……イケメン勇者///」
- 18 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/10(金) 01:19:27.716 ID:rfGbW4aEM.net
- デバック勇者の人か不細工オークの人かな
- 19 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/10(金) 01:27:06.474 ID:eMKBIGX90.net
- 男「……なんつーか、俺って居る意味とかあんのかな」テクテク
少女「……」
男「面倒くせぇから普通の生活にでも戻ろうかね」
王様「きちんと勇者として活動しなければ死罪じゃからな」
男「ひぇ……」
男(マジかよ……この王様陰険すぎるだろ)
男(潰れたヒキガエルみたいな顔してるけど、見た目通りの中身じゃねーか)テクテク
男「もうやだ」
少女「……」ヒョコヒョコ
城の外
男「……さて、ぶつくさと言ってる内にもう城の外だ」
男「約束通り、あとは好きにしていいよ」
男「さっきはお父さんお母さんがどうのとか言っちゃったけど、あれ、あの場を俺がやり過ごす為だけの言葉だから」
男「何に対してか……まぁとりあえずあの王様にだろうけど、君が復讐したいならしたいでとめないし」
- 20 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/10(金) 01:30:58.718 ID:sdaNYmOF0.net
- 寝ようと思ったのに
- 21 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/10(金) 01:37:33.939 ID:eMKBIGX90.net
- 少女「……」ジー
男「何?」
少女「……」
男「まぁ、じゃーね」テクテク
少女「……」ヒョコヒョコ
男「……」テク チラッ
少女「……」ヒョコ
男「……」ダダダッ
少女「あっ」タタタッ
男「――んん!? ちょっと君なんでついてくんの!?」クルッ
少女「……いやっ、だってっ」
男「さっきまでの殺してやるーって威勢どこ行った」ダダッ
少女「……す、少し落ち着いて」タタッ
少女「だって、よく見たら兵士いっぱい居たし、復讐する前に、殺されちゃうだろうしっ」
男「まぁそらそーだろうけど」
- 22 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/10(金) 01:46:31.003 ID:eMKBIGX90.net
- 少女「だからっ」タタタ
男「だから?」
少女「あなた以外に知ってる人もいないし……」
男「……俺はさっき君と会ったばかりだが」
少女「それはそうだけど……」シュン
男「……ふぅん」ピタ
少女「ぎゃっ」ドガッ
男「……」
少女「何いきなり止まって……」
男「ふぅむ」
男(まぁ、この子からしたらここは敵国真っ只中だしなぁ)
男(解放されて復讐云々の熱が少し引いたら、ちょっと心細くなった的なアレか)
男(……そう思うと、見捨てるのも忍びないといえば忍びないかも知れない)
男「……まぁ君の言わんとしている事も分からないでもない」
男「でだ。じゃあ取り合えずだけど、俺と来るか?」
- 23 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/10(金) 01:55:23.422 ID:eMKBIGX90.net
- 少女「――え?」
男「無理強いはしないけどね」
少女「……」ジロジロ
男(な、なんか見られてる)
男(なんなのこの子……)
少女「い、いいの?」
男「まぁ別に」
男「ただ、あんまりお勧めはしないけど」
男「なんか俺も一応勇者らしいことしなきゃならないらしいし」
男「イケメン勇者と違って聖剣も無ければ頼りになる戦える仲間が居るわけでもない」
男「……そういや君戦える?」
少女「ちょ、ちょっとだけなら……多分」
男(戦闘では役立たず決定ぽいわ)
男「なら余計に、つまりは俺と居ると危ないってことで、それを踏まえては欲しいけど」
- 24 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/10(金) 02:09:36.810 ID:eMKBIGX90.net
- 少女「……」
男「選ぶのは君だ。他の誰でもない、君自身」
男「まだ女の子な君には難しいかも知れないが」
男「これからも似たような選択は、生きていれば出てくる」
男「他人に人生の選択を委ねてはいけないよ」
少女「……」ギュッ
男「ん?」
少女「……ついてく」
男「……」
少女「だって、他に頼れそうな人いないから」
少女「あなたを頼るってことを、選ぶ」
男「ふぅん」
少女「……なんかそのなんでも分かったような態度はらたつ」
男「そう? じゃあ無理してついてこなくてもいいよ」
少女「ついてくから」
- 25 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/10(金) 02:18:02.923 ID:sdaNYmOF0.net
- 頑張ってくれ…
- 26 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/10(金) 02:18:38.317 ID:eMKBIGX90.net
- 男「いや本当無理しなくていいんだよ?」
少女「してないから」ヒックヒック
男「うおっ……なぜそこで泣くのか」
男(……なんかこの子面倒くせぇ女臭がする)
男(俺童貞だけどなんとなく分かる)
男「はぁ……」テクテク
少女「どこいくの?」ヒック
男「金ないし銀行。俺のなけなしの貯金降ろすしかないわ」
少女「……」
男「りんご一つ分しか金くれなかったし王様」
男(はぁ……)
- 27 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/10(金) 02:19:42.503 ID:iqsLU2gv0.net
- 面白い
- 28 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/10(金) 02:29:14.017 ID:eMKBIGX90.net
- 銀行
銀行員「それでは全部で?」
男「そうっすね」
銀行員「男さまの預貯金はこちらで全てになります」ジャラ
男「……」ウッ
銀行員「少ないですけど頑張って貯めてましたもんね……」
銀行員「何があったのかは分かりませんが、取り合えずお元気で」
男「はい」ウウッ
スタスタスタ
ガチャ
男「待たせてしまって悪いな……」ウウッ
少女「なんで泣いてるの」ビクッ
男「悲しくて悲しくて」
男「一ヶ月は何もしなくても食べられるだけの貯金だけど、俺には大事な貯金なんだ」ウッ
少女「……よしよし」ナデナデ
男「まさかさっきまで泣いてたヤツに頭をなでられる事になるとは」ウウッ
- 29 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/10(金) 02:36:33.746 ID:sdaNYmOF0.net
- 期待してるからな
- 30 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/10(金) 02:38:24.735 ID:eMKBIGX90.net
- 男「まぁ仕方な……ん?」
ガヤガヤ
キャーキャー
男「……パレード?」
男「今って何か祭りとかの時期だっけか?」
男「うぅむ謎だが、どうでもいいわそんなん」
少女「……ねぇ、あれ」
男「どうした」クルッ
イケメン勇者「国民の皆さん、必ず僕が魔神を倒して見せます」
イケメン勇者「この国の勇者として選ばれた僕が、この暗黒の時代に終止符を討つべく、本日出立となります!!」
イケメン勇者「頼りになる仲間と共に――」
男「……」
男「――ハァアアア!?」
男「えぇえええ……何あいつのパレードだったのかよ……」
男「真の勇者と補欠勇者で扱いに差がありすぎねーか……」
- 31 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/10(金) 02:38:48.162 ID:rfGbW4aEM.net
- 完結は早くて3日後の日曜日だろうな
8割の確率で未完で終わる
- 32 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/10(金) 02:45:57.569 ID:xEO5u+a+0.net
- 未完はすっきりしないからやめてくれよ?
- 33 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/10(金) 02:46:45.027 ID:eMKBIGX90.net
- 国民男「頑張ってくれー!!」ヒュン
国民女「これは気持ちよー」ヒュン
男「うわーすげー勢いでおひねりがぁ」
少女「……」
男「あいつ金に困らなさそうだなマジで……」
男「むっ、端っこに落ちた金を発見」サササッ
ヒョイ
男「……」スッ
少女「み、みっともない」
男「俺も一応勇者だし、まぁ貰ってもバチはあたらないだろ」
少女「……あたるんじゃない?」
男「さっ、行くぞ」
少女「なんか不安になってきた」
男「……そう思うなら、だから無理しなくていいぞ。なんならいっそのことあのイケメン勇者の所に行ったらどうだ」
男「あいつ性格良さそうに見えるし、待遇は良いんじゃない」
- 34 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/10(金) 02:50:28.523 ID:rfGbW4aEM.net
- >>32
支援し続ければ完結はするよ
ただスレの大半が保守で埋まるけど
- 35 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/10(金) 02:52:20.681 ID:rfGbW4aEM.net
- こいつのssは数日続けて未完とかザラにあるから保守するやつは気合い入れろよ
- 36 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/10(金) 03:01:03.499 ID:eMKBIGX90.net
- 男「誘われてただろ? 多分二つ返事でOKだよ」
男(ついてくる? とか言っておいてなんだけど、ぶっちゃけ俺としては一人のほうが気楽なんだよなぁ)
男(さぁ行け少女よ)
少女 プイッ
男「行かないの?」
少女「……」
男「はぁ……まぁ無理強いしないけどさ」
少女「で、もう出発するの?」
男「ん? んーそうだな。明日にしようかな」
少女「なんか駄目人間っぽい……」
男「別にいいだろ。じゃあホイ」チャリ
少女「何このお金」
男「君は宿に泊まればいいさ」
- 37 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/10(金) 03:09:30.076 ID:eMKBIGX90.net
- 男(その間に俺はさっさと出発しよう)
男(自分の人生の選択は自分で決める。そうこの子に言った事は俺自身にも言えるワケで)
男(俺の人生の選択は俺が決める。この子をおいていくという選択をすることもまた間違いではないだろう)
男(さっきは少々の同情心にかられてしまったが……)
男(まぁ確かに敵国の中に置かれて心細いかも知れないが、多分この子なら大丈夫だと俺は信じている」
少女「思ってることが口から駄々漏れだけど」
男「えっ」
少女 ジィ
男「……」
少女「置いてく気でこのお金渡したの?」
男「いやぁ、まぁなんと言うかね」
少女 ジワッ
男「……OKOK、まずはその泣きそうな顔をやめて貰えないだろうか」
男「冗談だよ冗談、大丈夫大丈夫つれてくつれてく」
男(次の国か街までな)
- 38 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/10(金) 03:11:04.146 ID:eMKBIGX90.net
- (_ _ )
ヽノ) おやすみなさい
ll
⊂ ⊂ヽ、 /)/)
c、 `っ( ヽ
( v)c、 `っ
V''V ( v) / ̄`⊃
V''V | ⊃
( v) ハ,,ハ
V''V (・ω・ )
⊂⊂ ヽ
> )
(/(/
<⌒/ヽ-、___
/<_/____/
- 39 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/10(金) 03:21:20.275 ID:iLMQiCVrr.net
- え?
- 40 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/10(金) 04:13:42.568 ID:V4NwbMyc0.net
- ちょ、ちょっと
- 41 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/10(金) 04:39:46.681 ID:EtmZ47E80.net
- ほし
- 42 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/07/10(金) 04:54:28.226 ID:iLMQiCVrr.net
- の
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