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いろはす「トゥットゥルー♪ ぃろはす☆です」

1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 10:54:59.021 ID:HUJ/IjUr0.net
八幡「いろは氏あざと過ぎだろ常考」

いろはす「即レス気持ち悪いですよ…」

八幡「いやお前が振ってきたんだろ。あとナチュラルに部室にいるのやめような」

いろはす「えぇー、いいじゃないですか別にぃ…」キャルルン

八幡「…いろは氏あざと過ぎだろ常考」

いろはす「あ、そうだ! 今日は先輩たちはいらっしゃらないんですか?」

八幡「雪ノ下の由比ヶ浜は二人で猫カフェに行くみたいでな…」

いろはす「あっ…」

八幡「あっ…誘われないんだ……みたいな目やめてねいろはちゃん」

いろはす(まあわたし的にもー、結雪はアリっちゃアリなんですけどねー)

いろはす「先輩グッジョブです!」

八幡「お、おう…」

2 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 10:57:03.857 ID:6bpwv8Hv0.net
なんで急に変態郵便屋のセリフが出てくるんですかね…

3 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 11:02:09.120 ID:HUJ/IjUr0.net
 
八幡「それで今日は何の用だ? 用がないなら帰れよ」

いろはす「ちょっと辛辣過ぎません?」

八幡「ああ、そうだったな。人を帰す前に自分が帰るのが礼儀ってもんだよな」

いろはす「どんだけわたしと一緒に居たくないんですか、さすがに傷付くんですけど…」

八幡「早く用事言わないと本当に帰るぞ?」

いろはす「あーはいはい、ちょっと副会長?」パンパン

ガラガラガラ

副会長「わん!わん!」

ドンッ

ガラガラガラ

八幡「なに今の」

いろはす「わたしの犬です」

八幡「……」

いろはす「それよりこれ見てください!」

4 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 11:03:09.177 ID:09VAsl4l0.net
                      -―<⌒´: . ̄ ̄ `丶、
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5 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 11:05:55.723 ID:HUJ/IjUr0.net
 
八幡「電子レンジ…か?」

いろはす「はい。生徒会室にあったものなんですけど…」

八幡「それがどうかしたのか?」

いろはす「なんか数日前から壊れちゃったみたいで…」

八幡「逆にどうして奉仕部に持って行ったら修理してもらえると思ったの?」

いろはす「いえそうではなくてですね、このレンジおかしいんですよー」

八幡「ん、普通の壊れたレンジに見えるが」

いろはす「むふふん、ちょっと先輩のスマホ貸してください」

八幡「お、おう…」スッ

6 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 11:10:26.536 ID:HUJ/IjUr0.net
 
八幡「壊れた電子レンジに俺のスマホなんか入れてどうすんだよ」

いろはす「まあちょっと待ってくださいよ…」

いろはす(ここのつまみを回して…と)カチッカチッ

いろはす「スイッチオーーーーーーーン!!!!」

カチッ

八幡「……」

いろはす「……」

八幡「……何も起こらないんだけど」

いろはす「と思うじゃないですかー? えーーーい!!」

ズルルルリンッ

八幡「ちょ、一色!? なんで俺のズボン……って」

いろはす「むっふっふ」

八幡「俺の股間のバナナが…………ゲルバナになっている……!?

7 :ちんぽっぽ ◆cuH.aAaWlgEu :2015/08/23(日) 11:11:54.696 ID:mKFHbkP70.net
ぎゃああああああああ

8 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 11:14:55.679 ID:HUJ/IjUr0.net
 
いろはす「このレンジにスマホ入れてつまみを回すとですね、なんと! 所有者のバナナがゲルバナになっちゃうんですよ!」

八幡「は?」

いろはす「むっふっふ」

八幡「いや、むっふっふじゃないでしょ、ちょっと待て整理させてくれ……」

いろはす「むっふっふ」

八幡「えーと、いろはちゃん?」

いろはす「なんですか、先輩」ニコッ

八幡「もしかしてだけど俺のゲルバナって元のバナナに戻らない?」

いろはす「ですねー」

八幡「……」

いろはす「……」

八幡「は?」

9 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 11:20:53.605 ID:HUJ/IjUr0.net
 
いろはす「まあ別にー? 先輩使うあてないからいいじゃないですかー?」

八幡「いやそれは別に異論ないが、これから八幡くんはどうやっておしっこすればいいの?」

いろはす「あ、それは大丈夫みたいですよ! 副会長で実験済みです!」

八幡「何がどう大丈夫なんだ?」

いろはす「なんかしようと思っても出ないんですよねー」ニコニコ

八幡「それ絶対病気になるよね?」

いろはす「じゃあ今試してみたらどうですかー?」

八幡「え、ここでか?」

いろはす「はい?」

八幡「あ、ごめんねいろはちゃん、ちゃんとにトイレ行くからその真顔やめて?」

いろはす「じゃあ先輩いってらっしゃーい」ニコッ

10 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 11:22:00.245 ID:1Vwzt66B0.net
ほしゆ

11 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 11:28:39.152 ID:HUJ/IjUr0.net
 
トイレ

八幡「くそ……なんで俺がこんなこと……」

八幡「…………というかこれ…ほんとに現実なのか?」

ゲルルルルルルルゥー

八幡「おっとあぶねぇ、優しく触らないととれちまいそうだ……」

八幡「よ、よし……するぞ……」

いろはす「せーんぱい」

12 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 11:31:51.298 ID:HUJ/IjUr0.net
八幡「はぅッ?!」

いろはす「うわ悲鳴きもー…ドン引きですー……」

八幡「いや俺がドン引きだけど……何してんのお前?」

いろはす「いえー、ちょっと伝えたいことがあってですねー」

いろはす「頑張ってくださいね、先輩。これから始まるのは人生で一番長く…一番大切な三週間ですので」

八幡「え?」

いろはす「じゃあおしっこご〜!」

八幡「ちょ、おま、膀胱押すな……」

いろはす「……」ニコッ

八幡「え? 一色?」

八幡「なん、だ、これ……」

………

八幡「あた、まが………」

………
……


13 :ちんぽっぽ ◆cuH.aAaWlgEu :2015/08/23(日) 11:33:34.509 ID:mKFHbkP70.net
おもしろそう

14 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 11:38:01.480 ID:HUJ/IjUr0.net
 
部室

八幡「はぅッ?!」ガタッ

由比ヶ浜「うわぁッ、どうしたのヒッキー?」

雪ノ下「いきなり奇声をあげないでもらえるかしら、おもらしたにくん」

由比ヶ浜「ゆきのんもう許してあげなよ……」

八幡「ここ……は……」

八幡(部室だ…。おかしい、俺はさっきまで一色とトイレにいたはず……)

由比ヶ浜「ヒッキーもあんまり気にしちゃダメだよ? こういうことってその……しょうがないと思うし」

雪ノ下「ええ、そうね。ごめんなさい。これから一人でトイレ出来たら褒めてあげるから言ってね、比企谷くん」ニコッ

由比ヶ浜「ゆきのんの笑顔こわい…」

八幡(……コイツら、何の話をしているんだ…?)

八幡(それに……なんで俺はズボンだけジャージを?)

15 :ちんぽっぽ ◆cuH.aAaWlgEu :2015/08/23(日) 11:44:09.974 ID:mKFHbkP70.net
揚げからほ

16 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 11:45:01.011 ID:HUJ/IjUr0.net
 
八幡「そうだッ、俺のゲルバナッ!」ガタッ

由比ヶ浜「うわぁッ、今度はなに?」

雪ノ下「放っておきなさい、由比ヶ浜さん。奇行を演じることで先ほどの出来事を誤魔化そうとしているのよ」

由比ヶ浜「そんな分析したら可哀想だよ……って、え、ちょっとヒッキー?!」

ヌギヌギヌギ

八幡(ゲルバナじゃない……普通の、バナナだ……)

雪ノ下「……ねぇ、あの…比企谷くん…。私が悪かったわ……だからその…おちん…を早くしまってくれると助かるのだけれど」

由比ヶ浜「あ、あはは…ヒッキーちょっとおかしいよ?」

八幡(夢…だったのか? いやそんなはずは……)

八幡「そ、そうだ……お前ら猫カフェはどうしたんだ!?」

雪ノ下「早くしまいなさい!!!!」

17 :ちんぽっぽ ◆cuH.aAaWlgEu :2015/08/23(日) 11:46:24.414 ID:mKFHbkP70.net
ビクッ…!!

18 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 11:50:39.368 ID:HUJ/IjUr0.net
 
……

由比ヶ浜「猫カフェはやめたよ…。だってあんなことがあったら…ねぇ?」

雪ノ下「そうよ。あなたのした過ちは私の生きがいを奪ったのよ。別に全然これっぽちも猫カフェなんて行きたくなかったけれど」

八幡「……過ち?」

雪ノ下「……はぁ、しらばっくれるのもいい加減にしてちょうだい」

由比ヶ浜「わ、忘れたいこともあるんだよ、ゆきのん、おこらないで……」

八幡「えっと……俺、なんか二人に悪いことしたか?」

雪ノ下「は?」ギロッ

由比ヶ浜「ゆ、ゆきのん……」アセアセ

八幡「……?」

雪ノ下「あなたはね、比企谷くん。三十分前にこの部室で……おもらしをしたのよ」

19 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 11:57:30.089 ID:HUJ/IjUr0.net
 
八幡「俺が……漏らした?」

雪ノ下「……もしかして、本当に忘れているの?」

八幡「いや、だって俺はさっきまで一色と一緒に部室でレンジを……その後、トイレに行って……」

雪ノ下「一色?」

由比ヶ浜「えーと……一色、くん? って誰?」

八幡「…………は?」

雪ノ下「ダメよ、由比ヶ浜さん。比企谷くんがせっかく楽しくエア友達と遊んでいるのに現実を突きつけたら」

由比ヶ浜「そ、そうだよね……。ヒッキー、つらかったら何でも相談してね?」

八幡「おい、ちょっと待て。一色だ、一色いろはだよ……生徒会長の……」

由比ヶ浜「生徒会長?」

雪ノ下「確か、彼は斉藤……と言ったかしら。彼がどうかしたの?」

八幡「…………は?」

20 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 12:01:15.574 ID:WUVSkYZo0.net
ひ?

21 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 12:04:53.794 ID:HUJ/IjUr0.net
 
八幡(どうなってるんだ……会話が全然咬み合わない……)

八幡(それに、俺が漏らした? ありえない……そんな記憶はない)

八幡(俺は本当にどっかおかしくなってるのか?)

八幡(とりあえず一色に会わないと……)

八幡「あー……ちょっと生徒会室に行ってくるな」

雪ノ下「生徒会室……何のために……いえ、私が聞くようなことでもないわね」

由比ヶ浜「…………」チラッ

八幡「まあなに……すぐに戻ってくるから」

由比ヶ浜「ヒッキー……何かあったら、相談してね?」

八幡「お、おう……」

22 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 12:11:50.380 ID:HUJ/IjUr0.net
生徒会室

八幡「…………」

コンコン

八幡「失礼します。少し生徒会長に用があって…」

会長「…ん? 誰、きみ?」

八幡「あ、比企谷です。一色さんをお願いしたいんですけど」

会長「……一色さん? そんな子ウチの生徒会にいないよ?」

八幡「え…」

八幡(どういうことだ…?)

会長「ごめん、きみ、何か勘違いしていないかな?」

八幡(勘違いも何も…一色を生徒会長にしたのは俺だぞ……)

副会長「会長? どうかしましたか?」

八幡「おお! 副会長!」

副会長「えっと……どこかで会ったことあったっけ?」

八幡「え?」

23 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 12:14:49.116 ID:HUJ/IjUr0.net
 
八幡(おっと、取り乱すなよ八幡。これは俺の固有スキルぼっちの効果によるものだ…)

八幡「いろはいる?」

副会長「いろは…? いろはにほへと?」

八幡「…………」

副会長「……コホン」

八幡「……もういい。邪魔したな」

会長「あ、ああ……」

ガチャン

八幡「…………」

八幡「……意味、わかんねぇよ…」

24 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 12:15:55.833 ID:jU13raYB0.net
支援

25 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 12:20:20.580 ID:HUJ/IjUr0.net
 
スタスタスタ

八幡「……ん」

平塚「おお、比企谷じゃないか! こんなところでどうした?」

八幡「平塚先生…」

平塚「…………比企谷。なにがあった?」

八幡「はは、なんかちょっと俺頭がおかしくなったみたいで…」

平塚「……話してみろ」

八幡「この学校に……一色いろはという女生徒が、いるはずなんですけど…」

平塚「一色いろは……聞いたことのない名だな。その子がどうした?」

八幡「ははっ、そうっすよね…先生も、知らないっすよね…」

平塚「比企谷?」

八幡「もういいです。なんか頭痛いんでこのまま帰ります。アイツらにはそう伝えておいてください」

平塚「待て、比企谷」

八幡「…?」

平塚「ちょっと、手伝え」

26 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 12:21:40.039 ID:/xoAMY/S0.net
マジカルトゥルーwwwwwwwwwwマジカルトゥルーwwwwwwwwww

27 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 12:23:47.217 ID:HUJ/IjUr0.net
 
コンコンコン

平塚「私だ」

会長「あ、先生…。どうされたんですか?」

平塚「ああ。ここのレンジが壊れたと聞いてな。ほら、比企谷」

八幡「…うす」

会長「…さっきの」

平塚「ん? 知り合いか? とりあえず比企谷、お前はレンジを持て」

八幡「先生、人使い良いっすね」

平塚「そうだろう、もっと褒めていいぞ」

スタスタスタ…ヨイショ

八幡「これ……」

八幡(一色が持ってきたレンジと…まったく一緒だ)

28 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 12:26:52.542 ID:HUJ/IjUr0.net
 
廊下

八幡「これ、どこまで運べばいいんですか?」

平塚「とりあえず奉仕部の部室だな」

八幡「ウチの部室は物置か何かっすか…」

平塚「うむ、すまないな。私は若手だから色々と雑務が回ってきてしまってな、私若手だから」

八幡「…………」

平塚「なんだ、突っ込んでくれないと辛いじゃないか」

八幡「……すみません、そういう気分じゃないので」

平塚「……そうか」

29 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 12:31:45.851 ID:HUJ/IjUr0.net
 
由比ヶ浜「おかえりー…って平塚先生?!」

雪ノ下「あら、比企谷くん。深刻な顔して出て行ったくせにただのパシリの用だったのね」

八幡「…………」

雪ノ下「変ね、いつもの比企谷くんなら『あ? 働くことほど深刻なことねぇだろ』とか言いそうなものだけれど」

由比ヶ浜「うわー…言いそー…」

八幡「…………」

スタスタスタ…ゴトン

平塚「その、なんだ……何かあったのか、比企谷は」

由比ヶ浜「あー、何かあったというか…あはは…」

雪ノ下「そうね、顧問の先生にも知っておいてもらわないといけないわね」

由比ヶ浜「…先生、耳貸して」

平塚「う、うむ……」

30 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 12:35:40.999 ID:HUJ/IjUr0.net
 
……

平塚「はっはっは! なんだそんなことか!」

由比ヶ浜「せ、先生! 笑ったら可哀想だよ…」

雪ノ下「そうですよ。事実、笑い事ではないのだから。もっと比企谷くんには身も尿道も引き締めてもらわないと」

平塚「いやはや、そんなことで落ち込んでいるようでは、比企谷もまだまだと言ったところだな!」

八幡「…………」

平塚「おいおい、そんな落ち込むようなことじゃないぞ、比企谷! 私なんて学生の頃には大きい方を…」

雪ノ下「え」

由比ヶ浜「え」

平塚「…………こほん」

八幡「なあ」

平塚「どうした、比企谷」

八幡「みんな、本当に一色いろはのこと知らないんだな?」

31 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 12:40:14.878 ID:HUJ/IjUr0.net
 
平塚「ふむ……さっきから言っている彼女は誰なのだ?」

雪ノ下「さあ、比企谷くんのエア友達ではないでしょうか。それかアニメキャラとか」

平塚「すまんな、比企谷。最近のアニメには疎いんだ…」

八幡「そうですか…」

由比ヶ浜「…ヒッキー、なんか、変だよ?」

八幡「…いや、大丈夫だ。なんか寝ぼけてたらしい」

雪ノ下「ひどい寝ぼけ方ね。治した方がいいわよ。あとおねしょも治しなさい」

由比ヶ浜「ゆ、ゆきのん…」

八幡(コイツらは、一色のことを知らないらしい…。となるとこの状況の手がかりは…)

八幡「この、レンジ、か……」

32 :ちんぽっぽ ◆cuH.aAaWlgEu :2015/08/23(日) 12:41:40.531 ID:mKFHbkP70.net
さすがヒッキー流石にスルースキル高いな

33 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 12:46:20.081 ID:HUJ/IjUr0.net
 
平塚「比企谷、何をしている? そのレンジは壊れているぞ?」

八幡「いえ、ちょっと気になることがあって…」

八幡(確か、スマホを入れればいいんだよな…)

八幡(あと、一色はつまみをいじっていた……)

八幡「ん…これ……」

雪ノ下「なにかしら…つまみのところの時間を示すシールが貼り替えられているわね」

八幡(24時間まで設定出来るようになっている……。よくわからんから五分くらいにしておくか…)

八幡(で、スイッチオン、と)

カチッ

八幡「……」

雪ノ下「……」

由比ヶ浜「何も起こらないね…」

平塚「だから壊れているといったろう…」

34 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 12:52:22.337 ID:HUJ/IjUr0.net
 
八幡「いや……」

サスサス

由比ヶ浜「ちょ、ちょっとヒッキー……」

雪ノ下「陰部を触り始めて…今度はどんな変態行為に及ぶつもり?」

八幡「ん、いや、ちょっと痒くてな…。冬は股間が痒くなるんだよ」

八幡(…やっぱりだ。俺のバナナがゲルバナになっている…)

八幡(あの時は確か…一色に膀胱を押されて……そして尿を出した瞬間にいきなり頭が痛くなった…)

八幡(試してみるしかない…)

35 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 12:55:54.101 ID:HUJ/IjUr0.net
八幡「……ん」

八幡(くそ……さっき出したからか全然出ないな……)

サスサスサスサス

由比ヶ浜「どうしたの、ヒッキー。お腹さすってるけど……痛いの?」

雪ノ下「さっさとトイレに行って来なさい。今度は本当に洒落にならないわよ?」

八幡「あ、ああ……」

八幡(出ろ、出ろ、出ろ、出ろ……出ろぉぉぉぉおおおおおおお!!!)

八幡「……ん」

由比ヶ浜「…ヒッキー?」

………

八幡「っく、ぐぅ……頭、が……ぐぁぁ、ぁあ……」

………
……


36 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 12:56:52.604 ID:jU13raYB0.net
支援

37 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 12:57:58.381 ID:KRNJZ0PA0.net
めっちゃ面白い
完結してくれよ俺ガイルss

38 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 13:02:09.417 ID:HUJ/IjUr0.net
 
……

八幡「はぅッ?!」

由比ヶ浜「うわぁッ、どうしたの、ヒッキー?」

雪ノ下「奇声あげてないでさっさと拭きなさい。臭いが部室につくでしょう」

八幡(……なんで俺、床拭いてるんだ?)

平塚「まあなんだ…あまり気にするなよ、比企谷」

雪ノ下「先生、甘やかしてはいけませんよ」

平塚「はっはっは! こういうのはのちのち笑い話になるんだよ、雪ノ下。私も学生の頃は大きい方を……」

雪ノ下「え」

由比ヶ浜「え」

平塚「…………こほん」

八幡(さっきの会話だ…)

39 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 13:03:34.777 ID:pLOzAJLx0.net
支援

40 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 13:05:41.153 ID:rWtO1sgQa.net

   ̄ヽ、   _ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     `'ー '´
      ○
       O
              /. /. : ./: . : . : . : . : ヽ . : . : . \
                /. : . :/^| . : . : . : . : . :ハ . : . : . : .:,
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           |: .八 |ィ尓ト \|Vィ伏ト<\! : . :! : . : . |
           ∨ :j八Vソ      Vツ ノ リ : .|八 : . | |    と思ういろはすであった
           /イ 八 :::` ,     `:::.: / : .人 :丶∧|
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            ヽ| :i八   rァ::::ー┐   ⌒,::-ク.: . :i | i:
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41 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 13:06:50.832 ID:HUJ/IjUr0.net
 
八幡「なあ…俺…また漏らしたのか?」

雪ノ下「レンジを持ってきた瞬間に漏らして……忘れたとは言わせないわよ?」

由比ヶ浜「あはは…二回目だから…さすがにびっくりしちゃったよ」

八幡「何分くらい前の話だッ!?」ガタッ

雪ノ下「ひゃっ…」

由比ヶ浜「い、いきなり大声出さないでよ、ヒッキー…」

八幡「す、すまん…」

平塚「えーと、そうだな……だいたい五分くらい前だろう」

八幡(五分……レンジにセットした時間と一緒だ…)

八幡(このレンジ……もしかして……)

八幡(尿意を、過去に送れるのか……?)

42 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 13:12:25.240 ID:HUJ/IjUr0.net
ここからの展開考えてないから落としてくれ

43 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 13:13:26.352 ID:obw79eBca.net
これはおもしろしえん

44 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 13:13:28.544 ID:n48W/GjZ0.net
水の名前?

45 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 13:13:38.079 ID:obw79eBca.net
は?

46 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 13:18:50.805 ID:5LiLHctr0.net
ち?

47 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 13:20:18.042 ID:/+FCXr8q0.net
ま?

48 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 13:21:13.742 ID:HUJ/IjUr0.net
ん?

49 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 13:24:35.196 ID:Z1yNDU6p0.net
がんばれよ

50 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 13:24:57.380 ID:Z1yNDU6p0.net
はやく

51 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 13:28:12.147 ID:obw79eBca.net
はやくしろ

52 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 13:30:28.430 ID:HUJ/IjUr0.net
 
八幡(でも、これがわかったところで、一色が何故消えたのかはわからない……)

八幡(よく考えたら何も解決してないじゃねぇか…)

雪ノ下「ぼけっとしていないで早く拭いて欲しいのだけれど」

八幡「あ、ああ……すまん……」

フキフキフキ

八幡「……ふぅ」

雪ノ下「まずまずの仕上がりね」

八幡「当然だ。俺は将来、家事を一手に引き受ける男だからな」

由比ヶ浜「まだそんなこと言ってるんだ…」

雪ノ下「だったら、まずはおむつが取れないといけないわね」

平塚「はっはっは!!」

53 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 13:38:53.429 ID:HUJ/IjUr0.net
 
由比ヶ浜「でも、よかった…。ヒッキーがいつもどおりに戻ってくれて…」

八幡「あん?」

由比ヶ浜「なんかさっきまでのヒッキー…ちょっとこわかった…」

八幡(別に元に戻ったわけじゃない。現状を把握出来て落ち着いただけだ)

八幡(一色がいないのは変わりないし…)

一色『……』ニコッ

八幡(それに、最後のあの笑顔……。あんなに哀しそうな笑顔を、俺は今までに見たことがない)

八幡(あの笑顔の意味を知るためだ。俺が動く理由なら、それで十分だ)

コンコンコン……ガラガラガラ

由比ヶ浜「あ、優美子!」

三浦「…………」

由比ヶ浜「……優美子?」

三浦「……ゆい……うぇっ……っく、ううっ……ぐすっ……」

由比ヶ浜「どうしたの!?」

八幡(……なんだ?)

54 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 13:44:24.292 ID:HUJ/IjUr0.net
 
……

由比ヶ浜「隼人くんに告白して振られた…?」

三浦「うん……ひぐっ、ウチ……これから、どうすれば……」

八幡「…………」

八幡(何故だ……デスティニーランドで一色が振られた時点で、葉山が誰とも付き合う気がないのをわかってもいいはず……)

八幡(いや、そうか……この世界には一色いろははいないことになっている……だから……)

雪ノ下「三浦さん、泣くならよそでやってくれないかしら? 私たちも暇じゃないのよ」

平塚「おいおい、雪ノ下。その言い草はないだろう」

雪ノ下「……でも」

ガタッ

八幡「ちょっと、出てくるわ…」

由比ヶ浜「ヒッキー…?」

八幡「ん、なに……男がいたら話しにくいこともあるだろ」

55 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 13:45:48.454 ID:eROSqD6O0.net
保守

56 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 13:52:51.058 ID:HUJ/IjUr0.net
 
廊下

八幡(この世界に、一色いろははいない。いなかったことになっている)

八幡(だとしたら、あの……あの、本物を巡る口論も…なかったことに……)

八幡「くそッ!」

ガンッ

八幡(本物を目指していない、今の奉仕部に……)

八幡(三浦の依頼を解決することは出来るのだろうか)

コツコツコツコツ

八幡「…ん?」

葉山「ああ、君か」

八幡「……なに偶然装ってんだよ。部活着でこんなところに何の用だ?」

葉山「ははは、参ったな……」

八幡「……」

葉山「喉、乾かない? 奢るよ」

57 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 14:01:02.233 ID:AAdP40s70.net
げるばな

58 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 14:06:27.420 ID:obw79eBca.net
おー再開してた

59 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 14:24:35.328 ID:xHDbCIK8d.net
いろはす=天然水=尿

つまり、そういうこと

60 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/23(日) 14:36:09.543 ID:E+ziXlkp0.net
しえん

61 :ゼルツ ◆ZertzUJFWo :2015/08/23(日) 15:02:39.150 ID:qWcBN8N50.net
保守

総レス数 61
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