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勇者「ボクは…未来予知ができる」

1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/30(日) 03:00:19.754 ID:e0s0WXXU0.net
勇者「(この能力があれが…余裕だろうな〜)」

勇者「いざっ!魔王!!」

魔王「フンッ…貴様などっ!すぐ倒してくれるわ!!」

勇者「さてと…」

勇者「(なるほど…いきなり魔法ねぇ)」

魔王「くらえ!!」

勇者「…」サッ

魔王「!!?」

魔王「魔法が避けられた!?」

勇者「(まあ、当たり前なんだよねぇ〜)」

2 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/30(日) 03:02:36.043 ID:e0s0WXXU0.net
魔王「くそっ!」

魔王「ならばぁ!!」

勇者「…」

魔王「うらぁぁぁ!!一人で来たことを後悔するといい」

勇者「(いくら仲間がいても意味ないけどね)」

勇者「でも、面倒だから」

勇者「はぁ!!」

勇者「はっ!!」バッ

魔王「なっ!?」

魔王「き…貴様なんだその魔法…」

勇者「全体攻撃の魔法って奴かな?」

魔王「…貴様…なめるなよっ!」

勇者「別になめてないけど」

3 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/30(日) 03:02:38.179 ID:y0BWCGmx0.net
よいね

4 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/30(日) 03:05:19.797 ID:e0s0WXXU0.net
勇者「いくら、魔王が本気で戦おうがボクには絶対に勝てないよ?」

魔王「ふっふざけるなぁぁ!!」ダッダッダ

勇者「(猪突猛進…か)」

勇者「もう少し、期待してたんだけどね」

魔王「はぁぁぁ!」ドーンッ

勇者「バカだなぁ〜」

魔王「ぐぐぐ…これでもくらえ!!」

勇者「(知ってたって…)」サッ

魔王「わ…我の行動がまるで読まれてるようだ…」

勇者「(まあ、当たらずとも遠からずって所かな)」

5 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/30(日) 03:07:18.355 ID:e0s0WXXU0.net
魔王「この動きはさすがに読めまい!!」

魔王「はぁぁぁ!」サッサッサッ

勇者「(いくら動こうが無駄無駄)」サッ

魔王「なっ!!?」

勇者「うらっ!」ザシュッ

魔王「ぐぐぐ…」

勇者「どうしたの?」

魔王「な…なぜ我の位置が」

勇者「(そりゃ…どこに行くかもうわかっちゃってる訳だし)」

魔王「く…くそ」

6 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/30(日) 03:10:32.176 ID:e0s0WXXU0.net
勇者「つまらないね…魔王」ニコッ

魔王「…っ!!」ゾクッ

魔王「…た…助け」

勇者「(助けて欲しいか…)}

魔王「助けて欲しい…」

勇者「(どうしようか…)」

魔王「わ…我が一体何をしたというのだ…」

魔王「我は…何もしていない…先に攻めてきた癖に…我の大切な部下まで殺して…」

勇者「…別に好きでこんなことしてるわけじゃないよ」

7 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/30(日) 03:11:53.374 ID:i7WC7k3Lp.net
かわいそう

8 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/30(日) 03:13:39.145 ID:e0s0WXXU0.net
勇者「君がいるだけで…市民が安全に暮らせない…だから君はここで…」

魔王「…!!」ビクッ

勇者「(これじゃ…どっちが敵かわからないな)」

魔王「…」ビクビク

勇者「ごめんね」ニコッ

魔王「!!!」バタッ

勇者「(さてと…魔王倒した…そう倒しただけ…これがボクの依頼…)」

勇者「(はぁ…甘いかな…)」

勇者「(まあ、これからはひっそりと暮らせばいいよ)」

9 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/30(日) 03:17:22.654 ID:e0s0WXXU0.net
勇者「(これで、市民も安全だしね…)」

勇者「転移魔法!」シュンッ

勇者「魔王を倒してきました…」

王様「おおっ…そうか!それで、魔王の首は?」

勇者「は?その様な依頼は受けてませんが…」

王様「何を言っておる…倒してきた証拠を持ってきてもらわなきゃ困るだろ!」

勇者「…わかりました」

勇者「(本当に…どちらが魔物かわからないな…)」

勇者「転移魔法」シュンッ

10 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/30(日) 03:19:05.302 ID:e0s0WXXU0.net
勇者「もう…おきてるかな〜」

魔王「はっ!貴様…」

勇者「もうおきてたのか…」

魔王「な…何しにきたんだっ!」

勇者「また依頼を受けてきたんだよ」

魔王「依頼…?」

勇者「君の首を持ってこいってね…」

魔王「なっ…!」ゾクッ

11 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/30(日) 03:22:16.727 ID:e0s0WXXU0.net
勇者「最初は君を生かそうと思ってたけど…話が変わっちゃった…」

魔王「た…ただでやられるとでも…」

勇者「無理だよ…絶対にボクには敵わないよ…」

魔王「ふ…ふざけるなよ」ガクガク

勇者「(ああ、今なら一瞬で殺すことができるだろうな…)」

勇者「(今ここで、ボクが魔王を倒せば…どうなる?)」

勇者「(他に方法がないかな…)」

勇者「あ、いいこと思いついた…」

魔王「っ!」ビクッ

12 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/30(日) 03:24:36.485 ID:e0s0WXXU0.net
勇者「そうだよ…なんで思いつかなかったんだ…」

魔王「?」

勇者「君が死ななくていい方法…考えついたから」

魔王「…貴様」

勇者「何?」

魔王「なぜ、我にこんな優しくする…」

勇者「別に…ただもう殺したくないだけ…自分勝手な理由だよ」

魔王「…」

勇者「できたっと…首完成」

魔王「不気味だな…」

勇者「魔王のイメージなんてこんなもんだろ」

魔王「…」

勇者「なんだよ…」

13 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/30(日) 03:24:37.624 ID:WC0Gxap20.net
おいついたはよ

14 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/30(日) 03:27:35.786 ID:e0s0WXXU0.net
魔王「我のイメージがこれ?」

勇者「そうだ!世界を滅ぼす…!」

勇者「ってイメージだ」

魔王「そんな事考えたこともないな…」

勇者「(魔王って人間が考えたイメージとだいぶかけ離れてるな…)」

勇者「ま、俺が今まで殺してきた部下の為にも最後はボクが死んであげるよ」

魔王「違う…」

勇者「ん?」

魔王「お前は…殺した奴らの分まで生きなきゃダメだ!」

勇者「…それが魔王のセリフかよ」ハッ

15 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/30(日) 03:30:55.900 ID:e0s0WXXU0.net
魔王「な…なにが悪い!」

勇者「いいや…別に」

勇者「(はぁ〜嫌味かよ…)」

勇者「(俺の殺して来た奴らは…全員こんな奴だったのか?)」

勇者「(これじゃ、本当に俺が悪役じゃねえか…)」

勇者「さて…とりあえず、俺は城に戻るから」

勇者「じゃあ」

魔王「ああ」

勇者「転移魔法」シュンッ

王様「おお、待ちくたびれたぞ…」

勇者「首持ってきました…」

王様「おおっ!これで完璧だ!」

勇者「(完璧か…)」

16 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/30(日) 03:34:08.692 ID:e0s0WXXU0.net
王様「市民の皆様これが魔王の首ですっ!世界は平和になったのですっ!」

ワーワーキャーキャー

王様「今日は勇者を祝してパーティーをしましょう!!」

ワーワーキャーキャー

勇者「(パーティーか…俺は別に祝福されるような事してねぇな…)」

パーティー後

勇者「(はぁ…疲れた)」

勇者「(本当に…魔王がイメージ通りなら…このパーティーも楽しいものになったろうな…)」

勇者「(今日はもう…寝よう…)」

17 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/30(日) 03:34:09.712 ID:mqPncPVQ0.net
王様「これで魔王の力を得ることができる」ムシャリ

18 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/30(日) 03:37:26.389 ID:e0s0WXXU0.net
王様「さて…わかっておるな大臣」

大臣「ハッ…」

王様「次は勇者を殺すのだ…」

大臣「わかっております」

王様「(魔王を倒した者だ…危険すぎる…)」

王様「(あやつには、悪いが死んでもらう)」

勇者「…」zzz

勇者「…」zzz

ドーンッ

勇者「!!?」ビクッ

勇者「なっ!?」サッ

兵士「くっ!!」

勇者「なんだっ!?」ドンッ

兵士「ぐあっ!」

19 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/30(日) 03:43:57.473 ID:e0s0WXXU0.net
勇者「(くそっ…なにがどうなってる…)」

勇者「(っ!こういう訳かよっ!)」

勇者「(用無しは消されるって訳か…腐ってやがるぜ)」ハハハ

勇者「(ああ〜こんな世界をなんでボクは守ろうとしたんだろうな)」

勇者「(いっそ…ぶっ壊したほうが…いいかもな)」

勇者「(そうだ…ボクには壊すだけの力がある…だったら…)」

勇者「…できないな…ここには大切な仲間もいるし…」

勇者「はぁ…だったらもうボクがここにいても意味無いな」

勇者「転移魔法」シュンッ

勇者「結局ここか…」

魔王「なんだっ!?貴様…!また来たのか…」

勇者「お願いがあるんだが…」

魔王「な…なんだ…一応命を助けてもらった礼もあるし…」

勇者「俺をここに住まわせてくれ!」

魔王「なっ!?///」

20 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/30(日) 03:44:27.640 ID:WC0Gxap20.net
見てるぞ

21 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/30(日) 03:47:01.315 ID:e0s0WXXU0.net
勇者「頼むっ!」

魔王「いきなりそんな///」

魔王「さすがにそれはちょっと…」

勇者「やっぱりダメか…じゃあ、他を当たるよ」

魔王「あ、いや…いいぞっ!」

勇者「え…マジかっ!」

魔王「あ、ああ」

勇者「ありがとおおおおお!」ダキッ

魔王「抱きつくなッ!」

勇者「うおおおお」

勇者「これからも、お願いします」

勇者「(まあ、結果はわかってたけど…)」

魔王「こちらこそ」

勇者「(だって、ボクは未来予知ができる…)」

終わり

22 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2015/08/30(日) 03:50:47.786 ID:WC0Gxap20.net
もう終わりか
まあとりあえずおつ

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