メイド「坊ちゃま、このようなお寒いなかお仕事お疲れ様でございました。」

以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします

メイド「……ええ、お待ちしておりました。とは申しましても、ほんの少し前に到着したばかりでございますが。」

メイド「何故、でございますか？……それは私の不手際ゆえでございます。今朝、坊ちゃまに傘をお渡しするのを忘れてしまいました。」

メイド「昨晩の天気予報の時点で、この地域には雪が降る恐れがあると知っておきながら失念していました。」

メイド「ですので、ご迷惑かと思いましたがこうして会社の前でお待ちしていた次第でございます。」

メイド「………いえ、坊ちゃまにご迷惑をおかけした分際で、ロビーでお待たせしていただくなど。ましてや使用人という身分なのですから、外で待つのが筋というものです。」

メイド「……私のことはご心配なく。この程度の寒さならばなんともありません。それよりも坊ちゃま、お寒いでしょう。はやくお屋敷にお戻りいたしましょう。」

メイド「………嘘、ですか？」

メイド「……ああ、そのことでございますか。いえ、あのとき私は到着したばかりでございました。」

メイド「………え？………頭に、なにか？」

メイド「……わっ、わわっ。お、お見苦しい姿をお見せいたしましたっ。まさか頭に雪が積もっているだなんて…」

メイド「………はい、その通りでございます。実は、3時間ほど前から……」

メイド「…っ、坊ちゃまはお優しい方ですからっ、私のような者のためにご心配をおかけしたくありませんでしたっ。」

メイド「………とはいえ、坊ちゃまに虚偽の報告をしたのも事実…。………どのような懲罰でも、なんなりとお受けいたします…。」

メイド「………？……手、でございますか？………えと、こう…でよろしいでしょうか…？」

メイド「……っっ！？ぼ、ぼっ、坊ちゃまっ！？あ、あの…あのっ！手っ、て、手がっ、そのっ…手をっ！つ、繋がれてっ！」

メイド「こ、これが罰だなんてっ…。そ、そんな！これは罰とは言いませんっ！むしろこれではご褒……美……」

メイド「あ、ああっ！いえっ！あのっ、そのっ！あ、でもっその、えっと！」