俺の名は、ミツナリ。絵がうまくなりたいぜ。

1 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2016/02/19(金) 22:22:17.150 ID:sjgrJ/sJ0.net

　よーし、絵の練習をして、神絵師になってやるぞ！
　そう意気込んで、ミツナリはペンを強く握りしめると、ポーズ集をブックスタンドに立て掛けて、手元の紙に鼻息荒く模写しはじめた。
　5時間後。
「うお〜〜〜、疲れたぜ！」
　大きく伸びをするミツナリの目の前には、黒く汚れたコピー用紙の束が天井に届くかというほど積まれている。
　両の腕を掲げたまま、ミツナリはしばらくそれを見つめていた。
　突然、ギャアとかヒャアとか、そういった類の奇声を上げると、ミツナリは腕を振り回し、紙の山に向かって叩きつけた。
　部屋中にコピー用紙が舞い散らばる。
「こんなに描いても、いくら努力しても、絵はうまくならない！」
　彼の目尻には、光るものがあった。

終わり

2 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2016/02/19(金) 22:24:42.559 ID:vDuM81zMM.net

量より質