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主人公「ふと思ったんだけどさ、私って小説の主人公なんじゃない?」女友達「は?なにそれ」
- 1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/03/04(金) 23:30:43.551 ID:sKz3IAqeM.net
- 女友達「そんなわけないでしょ……
大体、あんたの人生に幼馴染みとか仲良い男いなくない?
そんな女を主人公にするわけないでしょ」
主人公「いや、きっとこの小説が始まったのはつい最近なのよ!
つまりこれからイケメンが現れるの!」
女友達「はいはい、そうだと良いわね」
ズゴゴゴ
女友達「じ、地震!?」
ぎゅおおおお
女友達「窓の外に怪獣が!何で?」
主人公「そういうことか、これは恋愛小説じゃなくてバトル物なのね!」
- 2 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/03/04(金) 23:32:11.356 ID:vh6nbQmnp.net
- モブだったってこと?
- 3 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/03/04(金) 23:33:17.465 ID:lsShJT+M0.net
- ホモスレ
- 4 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/03/04(金) 23:34:26.068 ID:sKz3IAqeM.net
- 主人公「そろそろペット的なのが現れて私に語りかけるはず……」
ペット「君、僕が見えるのわ!?」
主人公「ほら、やっぱり!」
女友達「すごい、本当だ……」
ペット「僕の姿は普通の人には見えないのわ
君の力を貸してほしい!君が魔法少女になってあいつを倒すのわ!」
主人公「よし来た!へんし〜ん!」
ピカー
主人公「……あれ?」
女友達「す、凄い!こんな可愛い格好で怪獣と戦うの!?」
主人公「え?」
- 5 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/03/04(金) 23:37:57.326 ID:sKz3IAqeM.net
- ペット「きらきらとびビームなのわ!」
女友達「きらきらとびビーム!!」
ちゅどーん
女友達「やった!」
主人公「す、凄いね……」
ペット「あの怪獣は別の世界から来た悪者が放ってるのわ
そいつを元の世界に返すためにも、一緒に戦ってほしいのわ!」
女友達「うん!私やるよ!」
幼馴染み(イケメン)「おい、何やってんだ?」
女友達「え?今……」
ペット「ちょっと待つのわ!魔法少女のことは見えない人には内緒わ」
女友達「え?そうなの?」
幼馴染み「変な怪獣が出てみんな逃げたのに、お前らまだ残ってたんだな」
- 6 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/03/04(金) 23:40:14.062 ID:sKz3IAqeM.net
- 女友達「あはは……ちょっと足がすくんじゃって」
幼馴染み「そっか……ほらよ」
女友達「うわっ!おんぶなんて恥ずかしいよ!」
幼馴染み「足がすくんだんだろ?俺がお前ん家まで運ばねーとな!」
女友達「……//」
幼馴染み「それにしてもお前、重くなったなー」
女友達「いつの頃と比べてるのよ!」ぽかぽか
女友達、幼馴染み「あははは!」
- 7 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/03/04(金) 23:42:15.366 ID:sKz3IAqeM.net
- 主人公「え?何?これ」
主人公「ちょっと待って!これじゃあいつが主人公みたいじゃん!」
主人公「……待てよ」
主人公「これは恋愛でもバトルでもなかったんだ!」
主人公「私が自分を主人公だと思ってる痛いキャラという設定にして、友達が主人公っぽくなっちゃうギャグ小説なのよ!」
- 8 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/03/04(金) 23:44:29.822 ID:sKz3IAqeM.net
- 主人公「なるほどねー、そう来たか」
主人公「ごめんね!作者さん!本当ならこのままあたしがガックリしてオチつけたかったでしょ?」
主人公「でも私聡明だからね、まあ作者を越えちゃうっていうか!」
主人公「というわけで作者、あんたを出し抜いてやったんだから、あたしをこの世界の全能にしなさいよ!」
主人公「いい?あたしはあんたより頭がいいの
だったらあんたの力であたしを全能にする義務があるわよね?」
- 9 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/03/04(金) 23:47:35.491 ID:sKz3IAqeM.net
- 俺「(しょうがねえな)」
主人公「おおお!力がみなぎる!
よし、まずは幼馴染みを連れてこい!」
幼馴染み「あれ?女友達を家に送り届けて帰る途中だったのに」
主人公「あんたはあたしに惚れてる!」
幼馴染み「(主人公ちゃん!まだ残ってたの?)」
主人公「まあ……ね」
幼馴染み「ふ、ふーん……あ、あれ?なんかやばい……」
主人公「どうしたの?」
幼馴染み「いや、なんつーか、お前とは何かドキドキして上手く話せねー……」
- 10 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/03/04(金) 23:49:11.206 ID:sKz3IAqeM.net
- 主人公「(おっほおおおお!これあたしに惚れてるよ!)」
主人公「ドキドキって……何で?」
幼馴染み「……」ガバッ
主人公「きゃっ」
幼馴染み「可愛い声だしやがって……
もう耐えきれないんだよ!!」
主人公「(やばい……これ、私……純潔失っちゃうかも)」 ドキドキ
- 11 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/03/04(金) 23:49:42.067 ID:iiCPPsqZd.net
- え?何?これ
- 12 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/03/04(金) 23:51:59.060 ID:vWeE02bza.net
- 主人公(男)
- 13 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/03/04(金) 23:52:49.772 ID:sKz3IAqeM.net
- 幼馴染み「お前の中、暖かいな」クチュクチュ
主人公「(ああ、手でいじられてる……)」
幼馴染み「ボタン外すぞ」
ボタンが一つ一つ外れていく
全て外すと、私の小さな乳房が、シャツの間から顔を出した
幼馴染み「小さくて可愛い」
主人公「失礼な」
幼馴染みは私の胸を器用に弄ぶ
その手つきは獣が獲物を狙うような荒さがあった
しばらくいじくったあと、幼馴染みは乳首をなめ始めた
まるで触手のような別の生き物が私の胸にまとわりついているかのように、うねうねと這っていく
- 14 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/03/04(金) 23:56:15.543 ID:sKz3IAqeM.net
- 幼馴染み「はあはあ……キス、しようか」
主人公「ん……」
本能の赴くままに口を接触させていく
先に舌を入れてきたのは幼馴染みの方からだった
互いの触手が絡み合い、独特の感覚が脳裏を突き抜けていく
互いに口内のホルモンを交換しあって、私達は更に性的な落とし穴へと落下している
幼馴染み「ぷはあ……濡れてきたね」
主人公「うん……」
幼馴染み「入れるよ」
幼馴染みがズボンのチャックを開け、パンツとズボンの隙間を這ってそのアナコンダは顔を出した
- 15 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/03/04(金) 23:57:22.162 ID:0xHszeova.net
- どうしてこうなった
- 16 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/03/05(土) 00:00:23.470 ID:ZvDQ50VTM.net
- 私の秘密の駅の中に、彼の電車が入っていく
電車オタクが電車の写真を撮るのはきっとこんな潜在欲求があるからだとふと考えたが、冷静に思い直すとそんなことはないだろう
ともかく、彼のアナコンダが停車と出発を繰り返すうちに、プラットフォーム効果が起き出していく
膣のうねりはとどまることを知らず、私の体は直腸に支配されていた
彼の電車が私の子宮口、秘密の赤ちゃんポケットにこんにちはしている
今は空っぽのお部屋に、彼の精子赤ちゃんがお泊まり会したいと叫んでいるように思えた
- 17 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/03/05(土) 00:04:13.742 ID:ZvDQ50VTM.net
- 幼馴染み「出る!」
ああ、私は汚されてしまった
私の赤ちゃん部屋は精子たちによって荒らされ、築100年の家のようにがたついている
主人公「もう、荒っぽいんだから」
幼馴染み「すまん、つい……」
主人公「(ともかく、これで全能が本当って分かったわ!
よし、色々やっちゃお!)」
そして私は全能の地からを使い金やら男やら様々なものをかき集めた
そして数年後、私は徐々に飽き始めていた
全能の力で私の飽きを無くせばよいのだがそれは洗脳っぽくて嫌なのだ
そして、私は本当の意味で作者にかつことになる
- 18 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/03/05(土) 00:08:20.328 ID:ZvDQ50VTM.net
- 数年後
主人公「(うーん、やることやっちゃったしもう何も思い付かないなー)」
主人公「そうだ!」
……
女友達「どうしたの?急に呼び出して
久しぶりだね!」
彼女は普通のOLになったらしい
幼馴染みは私が寝取ったため、彼女は未だに彼氏がいない
未練が残ってるのだろう(笑)
主人公「あなたに、全能の力をあげる」
女友達「全能……?まさか……」
主人公「あんたは私にもらったことを忘れる
でも、全能になったということは覚えてる
それで色々叶えなさい」
女友達「そうね、もし本当なら……」
私には目的があった
善意で彼女に全能を与えるのではない
全能で好き勝手やって幸せになったところで全能を取り上げ、地獄に叩き落とすのだ
- 19 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/03/05(土) 00:11:40.234 ID:ZvDQ50VTM.net
- 計画は順調に進んだ
彼女は幼馴染みと付き合い、大金持ちにもなった
そろそろかと思った頃、ふと一つの疑問が浮かんだ
主人公「(待てよ、彼女が私と同じことを考えている……)」
そう、彼女もいずれ飽きてしまうだろう
彼女もクズだから、きっと同じことをやるに決まってる
全能の力で私には彼女が、私と同じことをやる瞬間が最高に楽しいということが分かる
- 20 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/03/05(土) 00:14:30.232 ID:ZvDQ50VTM.net
- つまり、彼女が誰かに全能の力を挙げて、思いっきり楽しんだところで取り上げて地獄に叩き落とす辺りで私は彼女の全能を取り上げることになる
これこそが私の最高の幸せであり、もし私に全能を与えた作者が同じことを考えていたら、私はこれを実行してしまうわけにはいかなくなる
主人公「(いや、待てよ)」
私は全能だ
ということは上位存在がいるか調べれば良いのではないか?
いや、それはダメなのだ
私は彼女が、誰が自分に全能を与えたのか調べられないよう自分の力で防いでる
ということは作者も自分の調査を弾圧することができる
問題は解決しない!
- 21 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/03/05(土) 00:16:40.085 ID:ZvDQ50VTM.net
- しかし、ふと閃きが起こった
この小説の主人公は私だが、この小説の作者が小説の主人公である可能性もあるのではないのか?
そしてそのメタ小説の中で私の作者は全能であり、メタ小説の作者は私から私の作者が全能を取り上げた辺りで作者から全能を取り上げるのではないのか?、と
- 22 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/03/05(土) 00:21:33.847 ID:ZvDQ50VTM.net
- 結局、主人公は行動に移した
女友達「いや、なんで!」
幼馴染み「うるせえよクズがてめえのお金は全部もらってくからな」
女友達「いや!いやああああ!」
主人公「あっははは!あいつめっちゃ苦しんでる!」
殺人犯「……」ガチャ
主人公「今いいところだから部屋に入ってこないで!
って……ナイフ!?」
殺人犯「」ダッ
主人公「わ、私には全能の力が……
あ、あれ?嘘!
まさか私の仮説は本当に……
だとしたらこの先無限に全能の剥奪が行われる!そんなことはあり得ない……はずなのに……
いやああああ!」
くっそわろたwwwwwwwwww
こいつ、あんだけ調子に乗ってたのに哀れですよね
いやあ、生まれてこの方一番笑ったわ
さて、そろそろこの話もお開きに……うん?
俺独り暮らしなのにドアの開く音……?
すんません、ちょっと見てきますww
- 23 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/03/05(土) 00:26:37.485 ID:KtncRuoR0.net
- まあ乙
- 24 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/03/05(土) 00:46:33.789 ID:LGKIKUyC0.net
- おつ
久しぶりのメタSS
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