勇者(♀)「はーぁ…。生意気だよねぇ、キミって。ボクがいなきゃなーんにも出来ないくせに。」

以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします

勇者「ボクより弱くて、ボクより頭も悪くて、いっつもボクの足引っぱってるのにそんな口叩いてさ。」

勇者「おかしいと思わないの？どうしてボクがキミの指図を受けなきゃならないわけ？」

勇者「さっきだって戦闘中にギャーギャー喚いて。そんなにあの女が可哀想だったの？ボクを殺そうとしてたのに？」

勇者「ボクに立ちはだかるんだもん、殺して当然でしょ。人間だろうが女子供だろうが、ボクに刃向かった時点でそいつは魔物なんだよ。」

勇者「魔物の命なんてゴミだよ。この世界には不要なものなの。そんなゴミをどうしてキミはいちいち気にするの？」

勇者「………ボクよりもそんなゴミのことを心配するなんて……そんなの、あっちゃいけないことなんだよ………キミの一番はボクだって決まってるのに…っ。」

勇者「だいいち、こうしてキミが生きていられるのは誰のおかげかな？ボクがキミのことを守ってあげていたからでしょ？」

勇者「ボクに見捨てられた瞬間、キミは死ぬんだよ？ボクに依存しきってるくせに、ボクのことを煩わせるなよ。」

勇者「キミはボクに媚へつらっていればいいんだ。そうすれば生きさせてあげる。キミの命はボクが握ってるってことを忘れるなよ。」

勇者「…そうだよ…。キミはボクの足元に這いつくばって、ボクの足にすがりついていればいいんだ…。ボクの顔色を伺いながら、ボクのことだけを考えて……ボクの足を舐めていればいいんだ…。」

勇者「そしたらボクがかわいがってやるからね？つよーいつよーいこのボクが、キミに降りかかる火の粉を全部振り払ってあげる。………全部……全部全部、全部っ…。」

勇者「さあ、もう分かったよね？これに懲りたらもう二度とボクに生意気な口を叩くな。ボクのすることに口を挟むな。……キミの口は、ボクを労うためだけに存在を許されたものなんだからね…？」

勇者「それじゃあ、そろそろ出発しようか。一刻もはやく魔王を倒して、この世界に平和の光を取り戻してあげなきゃ。」

勇者「そして故郷に帰ったら、すぐに結婚するからね。キミはボクのお婿さんになれるんだよ？これ以上の喜びなんて、ないよね。……ふふっ…ふふふふっ…ふふ……♪」

みたいな超利己的な勇者ちゃんに愛されたい