ラスボス「何をしようが無駄です、私には全て読めてます」　ヒロイン「まさか、ラスボスの能力は未来を見透かす能力…！？」　主人公「」

以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします

ラスボス「よくわかりましたね、それがわかったところであなた達にはどうしようもないですが…私の能力を暴いた事は褒めてあげますよ、死になさい！」

ヒロイン「くっ…！」

ラスボス（…っ！？な、なんだ…未来が書き変わった！？）

ヒロイン「…え？何で攻撃するのをやめて…」

ラスボス（こんなことは今まで一度もなかった、ありえない…ありえないが、こんなことができるのは…）

ラスボス「今未来を書き換えたのはあなたの仕業ですね？」

主人公「…」

ヒロイン「主人公が…！？何を言ってるの、主人公は何もできない無能力者なのよ？」

ラスボス「今この場には私とヒロイン、そして主人公しかいません…ヒロインに未来を変えることが出来たなら既に変えていたはず、となると該当するのは一人だけです」

ラスボス「あなたは未来を書き換えることが出来る能力者なんですね？」

主人公「…違うな、俺には未来がどうなるかなんてわからないし」

ラスボス「何ですって？」

主人公「でもラスボスの今の台詞でやっとわかったぜ、俺の能力がな」

ラスボス「あなたの能力は何なのです？」

主人公「俺は能力者反応があるにも拘わらず何もできなかった、火が出せるわけでもなく空を飛べるわけでもなく特別運が良くなるわけでもなかった」

主人公「今まで何の能力かはわからず、能力者反応が出る能力とかバカにされてたがそんな能力ではなかった…もちろん無能力者でも」

主人公「俺も含め周りの人間は俺の能力に気付かなかったんじゃない、気付きようがなくて気付けなかったんだ…感知することができなかったんだ、未来が見えるラスボスを除いてな」

ラスボス「だからあなたの能力は何だというのです！？」

主人公「未来が見えてるのにわからないのか？それとも未来が見えなくなってしまったのか？まあいい、教えてやる」

主人公「俺の能力は世界線をコントロールする力、世界線を移動する力だ！だから別の世界線に移動したからラスボスの見えていた未来が変わったんだ」

ラスボス「…！なるほど、確かにそのようですね…しかし、だからなんです？私の未来を見透かす能力が消えたわけではありません、未来が書き変わった所で未来を把握できる私が絶対有利であることは変わりないのです」

主人公「それはどうかな？世界線を移動してラスボスが見ている未来を変えることが出来る…ラスボスが俺を煽ってくるようならラスボスに不利な未来、ラスボスが特に何もして来ないようならラスボスに有利な未来だと筒抜けだぜ」

ラスボス「そうとは限らないでしょう？圧勝する時もあれば辛勝する時もあります、世界線を一度変えられたからといっても勝敗がひっくり返るわけではないですよ」

主人公「確かにな」

ラスボス「主人公が出来るのは私を揺さぶることだけです、あくまで主導権は私にあることをお忘れなく」

ラスボス（私は悟られないようにこのままポーカーフェイスを維持するだけでいい）

ラスボス「それにしても初めてですよ、こんな経験をしたのは今まで一度もなかった」

ラスボス「では引き続き戦闘続行しましょうか、私と主人公の根競べ…どちらが勝つかをね！」

こういうのもういいから

ラスボス「何をしようが無駄です、私には全て読めてます」 ヒロイン「まさか、ラスボスの能力は未来を見透かす能力…！？」 主人公「」

ラスボス「何をしようが無駄です、私には全て読めてます」　ヒロイン「まさか、ラスボスの能力は未来を見透かす能力…！？」　主人公「」