小説の感想を書き殴るスレ

1 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2016/08/21(日) 15:35:03.368 ID:lOAdhrmQ0.net

殴りたい

2 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2016/08/21(日) 15:40:07.022 ID:lOAdhrmQ0.net

名人
川端康成著

囲碁がマイブームになったので読んでみた。
最後の家元本因坊となった本因坊秀哉をモデルにした作品。

新潮文庫の売り文句は、一芸にして多くを失った悲劇。

面白かった。華奢な名人が碁盤の前に座ると大きく見えること、囲碁の勝負に負けて死んだ名人の死体、白装束がぶかぶかで身体がないように思えたこと。
身体性とかについて考えさせられた。
詳しくないけど。

3 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2016/08/21(日) 15:40:42.791 ID:8rzQ5ffz0.net

蝶になった少女がゴミ箱の底のジャムに自由を奪われて死に行く姿が独特の表現で記されていて大変滑稽でした

好きな一文は148ページの

その一瞬であった、悟伯父さんの大豆が爆発したのは

です

4 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2016/08/21(日) 15:45:44.019 ID:lOAdhrmQ0.net

苦役列車
西村賢太著

私もクズだから読んでみた。
初めてこの人の本読んだ。

共感したけど私はそんなにブンガクにくわしくない。
人のダメなエピソードを読むのが好き、そういう好奇心の延長で読めた。ブンガク臭さがあるけど気にならない。エンタメとして楽しいと思う。

山田詠美が芥川選考で著者の作品について、良い意味で文学馬鹿といっていたことを記憶しているが、
的を射ている。と思う。

5 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2016/08/21(日) 15:51:50.413 ID:lOAdhrmQ0.net

パリロンドン放浪記
ジョージオーウェル著
岩波文庫


パリロンドンでホームレスあるいはホームレスまがいの生活をしていた文豪ジョージオーウェルのルポルタージュ。
著者の別のルポルタージュ作品、カタロニア戦記は外国の政治のよくわからない政党についてぶっちゃけ細部までわからんかった。(調べる気力と興味もなかった でも政治そのものについて抽象的に書かれていることもあってそこは楽しめた
これは割とクズいエピソードを読む楽しさで読める。
貧乏人こそお金に汚いよね

6 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2016/08/21(日) 15:58:56.973 ID:lOAdhrmQ0.net

どん底の人々
ジャックロンドン著
岩波文庫

パリロンドン放浪記の少し前の時代に書かれたホームレスルポルタージュ。
パリロンドン放浪記との最大の違いは、オーウェルは実際にホームレスであったことに対し、ロンドンはホームレスに扮してスラム街で生活し、
その体験を綴ったということ。
この作品は中盤からホームレス生活の体験談にはなっておらず(ルポルタージュになっておらず ホームレス生活をしていた街の政治的惨状を訴えるものになっている。
著者の作品は、他に荒野の呼び声を読んだけど、今んとこあんま好きじゃない。

7 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2016/08/21(日) 16:03:52.422 ID:lOAdhrmQ0.net

ハックルベリーフィンの冒険
マークトウェイン著
新潮文庫

ヘミングウェイが絶賛してたから読んだ。面白かった。

けど、読みながら作品について調べているうちに、
一人称 おいら の訳で読めばよかったと思う。
新潮文庫(村岡花子訳は一人称ぼく
(原文で読め？知らんがなそんなの

8 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2016/08/21(日) 16:07:15.931 ID:lOAdhrmQ0.net

アプラクサスの祭り
なんか芥川賞とった人著

アプラクサスといえばヘッセのデミアンが浮かぶよね！
ベアトリーチェの似顔絵！

嫌いじゃないけど面白くはなかった。不器用な人生だね。
良い意味でも悪い意味でも。

9 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2016/08/21(日) 16:11:09.156 ID:lOAdhrmQ0.net

三島由紀夫の実際の事件を元にした作品について

金閣寺
青の時代
絹と明察


いちがいにこの三作品をくくれないかもしれませんが、
著者がなぜ作家として風刺画を書こうとしたのか、風刺は政治的にならざるえないのか、とかそういうのを考えました

10 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2016/08/21(日) 16:17:02.421 ID:lOAdhrmQ0.net

大阪アパッチ族について書いた作品について

日本アパッチ族 小松左京
日本三文オペラ 開高健
夜を賭けて 梁石日


戦中日本の主力兵器工場が大阪にあった。戦後間もない頃、廃墟になった兵器工場の鉄くずを盗み売りさばいて喰らう在日朝鮮人を中心とした部落があったらしい。

みっつまとめて読むとそれぞれ違う角度で、
その部落についての景色が見えて面白い

11 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2016/08/21(日) 16:19:22.222 ID:lOAdhrmQ0.net

つかれた