こんばんは。今宵は「わらしべ長者」の昔話をしたいと思います。

以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします

あるところに、何をやっても上手くいかない貧しい男がいました。
男は運を授けて欲しいと観音さまにお願いをします。
すると観音さまが現れ、お堂を出た時に初めて手にした物を大切にして西へ行くようにと言われました。

男は驚き慌ててお堂を出ようとした途端、転んで一本の藁を手にする。
それを持って西へ歩いていくとアブが飛んできたので、これは邪魔だと藁で縛った。
しばらくして泣きじゃくる赤ん坊がいたので、男は必死にあやしましたが一向に泣き止みません。
しかし藁につけたアブを見るなり泣き止んだのでこれをあげました。すると母親がお礼にとミカンを３つくれました。

木の下で休んでミカンを食べようとすると、お金持ちのお嬢様が水を欲しがって苦しんでいた。
惜しげもなくミカンを渡すと、代わりに上等な絹の反物をくれました。
男は上機嫌に歩いていると、木陰で休んでいた侍に「わしの馬とお前の荷物を取り替えよう」と言われ、死にかけの馬を強引に引き取らされてしまった。
やさしい男は懸命に馬を介抱し、その甲斐あって馬は元気になった。

馬を連れて城下町まで行くと、馬を気に入った長者が千両で買うと言う。
余りの金額に驚いて失神した男を、長者の娘が介抱するが、それは以前ミカンをあげた娘だった。
長者は男に娘を嫁に貰ってくれと言い、男は藁一本から近郷近在に知らぬ者のない大長者になり
誰呼ぶともなくこの男をわらしべ長者と言うようになりましたとさ。おしまい。