ご主人さま(♀)「ふふ、私が気づいていないとでも思った？……私のこと、殺しに来たのでしょ…？」

以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします

主人「あなた、恋人を戦禍で失っているわよねぇ。敵の将に槍で胸を貫かれ、そのままご臨終…。」

主人「…………よくも突き止めたものだわ。あれだけ混乱のなか、私の顔はハッキリと覚えていてくれたのね？」

主人「ふふ、それはそうよねぇ。愛しの恋人を殺した仇なんですもの…………憎くて、殺したくて……忘れることなんて、出来るはずない…。」

主人「そんな憎悪を押し殺して、私を殺す手立てを必死に考えたのでしょう？そうして思いついたのが、私の使用人として働き、暗殺の機会を伺う、というわけ。」

主人「あなたが初めてこの屋敷に来たときのこと、よく覚えているわ。普通の使用人なら、私に萎縮するか、取り入ろうするものだけど……」

主人「……あなた、全身から殺気が溢れ出ていたのですもの…。涼しい顔をしていたけれど、今にも血の涙でも出しそうなくらいの、私への憎しみが伝わってきたわ…。」

主人「でも、残念ねぇ。私への恨みを我慢出来なかったせいで、こうして看破されてしまった。もう暗殺なんて出来ないわね。……ふふ、おあいにくさま。」

主人「……処分？……いったい誰をかしら。……あなたの？……なぜ、そんな必要があるのかしら？」

主人「たしかに、仮にも使用人であるあなたが、主人である私に刃を向けたのは事実。……でも、そんなことで処分なんてしないわ。だって……」

主人「…………やっと、“愛しの男”が私のもとに来てくれたのですもの…。」

主人「恋人が偶然殺されたのだとでも思っていたの？あなたのその憎悪は、あなたが自らの意思でつくったものだと、本当に思っていたの？」

主人「…………本当、おあいにくさまね……ふふ……ふふふふっ…ふふふ……！」

みたいなのどうよ