キョン「古泉、ちなみにお前はチョコレートなんてものを貰ったのか？」古泉「ええ、いくつか頂きました」

以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします

キョン「ちなみになんだが、いくつかというのはどれぐらいだ？」

古泉「そうですねぇ、ざっと50個ぐらいでしょうか」

キョン「ごっ..いったいどうやったらそんな数の女子からチョコが貰えるんだ」

古泉「休み時間に教室の外に行列が出来ていたのにはさすがに僕も驚きました。どうやら上級生の方たちもいたようです」

キョン「そんな話をそんな爽やかに言われて、俺はこの握った拳をどうすればいいんだ」

古泉「ですが、数は重要ではありません。誰に貰うか、の方が大事だと思います」

キョン「そんなもんかねぇ」

古泉「ちなみにあなたはどうだったんですか？」

キョン「なにがだ」

古泉「貰ったのでしょう？涼宮さんから」

キョン「お前も貰ってただろう」

古泉「ええ、涼宮さんと朝比奈さんから頂きました。お二人で一緒に手作りされたようですねぇ」

キョン「俺も同じのを貰ったよ」

古泉「本当に同じものでしょうか？」

キョン「どういうことだ？」

古泉「涼宮さんが話していましたよ、なにせ手作りなんて初めてだった、だから最初のひとつは失敗してしまった、と」

キョン「そうなのか」

古泉「でも捨てるのも勿体無いから、誰かに無理矢理にでも食わせてやる、とね」

キョン「...」

古泉「とはいえ涼宮さんは常識的な考え方を持っている方です。他人に平気で失敗作を食べさせるようなことはしないはずです。おそらく...無理矢理に食べさせても許してくれる人に渡すはずです。残念ながら僕は失敗作を頂けませんでした」

キョン「お前はつまりなにが言いたいんだ」

古泉「いかがでしたか？失敗作のお味は。ぜひ感想が聞きたいところです」

キョン「..どおりで苦かったわけだ」

キョン「古泉、ちなみにお前はチョコレートなんてものを貰ったのか？」 古泉「ええ、いくつか頂きました」

キョン「古泉、ちなみにお前はチョコレートなんてものを貰ったのか？」古泉「ええ、いくつか頂きました」