【速報】木村さんが自宅を開放する

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魚津市大光寺の木村節子さん（６８）は、自宅を若手芸術家らが作品発表するギャラリーとして開放し１０年目になった。
これまで絵画や陶芸、ガラスなどさまざまなジャンルの作品展を３７回開き、延べ約６０人の作家に発表の場を提供してきた。
木村さんは「地元の人も楽しみに来てくれる。できる限り続けたい」と話している。

木村さんは富山市の専門学校で長年、服飾デザインの教員を務めた。仕事で美に携わり、絵や陶芸も好きだったが、
新川地区は富山市や県西部に比べ芸術発表の場が少ないと感じ、プロ作家を応援したいと思っていた。

２００８年に教頭を最後に定年退職。魚津市の市街地に親から受け継いだ空き家を持っていたことから、
「この場所と自分がしてきたことを生かしたい」とオープンスペースにしようと考えた。部屋の床を板張りにするなど改装し
２０畳分余りの展示スペースを作ったほか、庭を駐車場に造り替えた。自身も市内の実家から移った。

０８年５月の油彩画展を始まりに、年３～５回、個展やグループ展を開いた。「若い作家たちが鑑賞者の声を聞いて成長するのを実感する」という。
ことしの第１回は４月に新潟県糸魚川市の木象嵌（もくぞうがん）作家の展覧会を開く。木村さんは「多くの出会いに恵まれ、芸術活動の輪が広がってよかった」と話している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170131-00070750-kitanihon-l16