ヒロイン「子供はっ……子供は何人欲しい？」

以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします

ヒロイン「私は三人欲しいな。女の子がふたり、男の子がひとりね。名前は主人公くんが決めてあげて。私ってあんまりネーミングセンスないから」

ヒロイン「えへへ、どっちに似てると思う？私と主人公くんの子供だったら、
きっと男の子でも女の子でも可愛いよね。それで庭付きの白い家に住んで、大きな犬を飼うの。犬の名前くらいは私に決めさせてね」

ヒロイン「主人公くんは犬派？猫派？　私は断然犬派なんだけど、あ、でも、主人公くんが猫の方が好きだっていうんなら、勿論猫を飼うことにしようよ」

ヒロイン「私、犬派は犬派だけれど動物ならなんでも好きだから。だけど一番好きなのは、勿論主人公くんなんだよ。主人公くんが私のことを一番好きなように。」

ヒロインの「そうだ、主人公くんってどんな食べ物が好きなの？どうしてそんなことを聞くのかって思うかもしれないけれど、
やだ明日から私がずっと主人公くんのお弁当を作ることになるんだから、ていうか明日から一生主人公くんの口に入るものは全部私が作るんだから」

ヒロイン「やっぱり好みは把握しておきたいじゃない。好き嫌いはよくないけれど、でも喜んでほしいって気持ちも本当だもんね最初くらいは主人公くんの好きなメニューで揃えたいって思うんだ。
お礼なんていいのよ彼女が彼氏のお弁当を作るなんて当たり前のことなんだから。でもひとつだけお願い」

ヒロイン「私『あーん』ってするの、昔から憧れだったんだ。だから主人公くん、明日のお昼には『あーん』ってさせてね。照れて逃げないでね。
そんなことをされたら私傷ついちゃうもん。きっと立ち直れないわ。ショックで主人公くんを殺しちゃうかも。なーんて」

ヒロイン「それでね主人公くん、怒らないで聞いてほしいんだけど私、中学生の頃に気になる男の子がいたんだ。ううん浮気とかじゃないのよ、
主人公くん以外に好きな男の子なんて一人もいないわ」

ヒロイン「ただ単にその子とは主人公くんと出会う前に知り合ったというだけで、
それに何もなかったんだから。今から思えばくだらない男だったわ。喋ったこともないし。喋らなくてもよかったと本当に思うわ」

ヒロイン「だけどやっぱりこういうことは最初にちゃんと言っておかないと誤解を招くかもしれないじゃない。そういうのってとても悲しいと思うわ」

ヒロイン「愛し合う二人が勘違いで喧嘩になっちゃうなんてのはテレビドラマの世界だけで十分よ。もっとも私と主人公くんは絶対にその後仲直り出来るに決まってるけど、それでもね」

ヒロイン「主人公くんはどう？今まで好きになった女の子とかいる？いるわけないけども、でも気になった女の子くらいはいるよね。いてもいいんだよ。全然責めるつもりなんかないもん」

ヒロイン「確かにちょっとはやだけど我慢するよそれくらい。だってそれは私と出会う前の話だもんね？
私と出会っちゃった今となっては他の女子なんて主人公くんからすればその辺の石ころと何も変わらないに決まってるんだし」

ヒロイン「主人公くんを私なんかが独り占めしちゃうなんて他の女子に申し訳ない気もするんだけどそれは仕方ないよね。恋愛ってそういうものだもん。
主人公くんが私を選んでくれたんだからそれはもうそういう運命なのよ決まりごとなのよ」

ヒロイン「他の女の子のためにも私は幸せにならなくちゃいけないわ。
うんでもあまり堅いことは言わず主人公くんも少しくらいは他の女の子の相手をしてあげてもいいのよ。だって可哀想だもんね私ばっかり幸せになったら」

ヒロイン「主人公くんもそう思うでしょ？」

主人公「うんっ！そうだなっ！」

こういうのもういいから