姫騎士様、あなかしこ

1 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2017/03/08(水) 08:55:10.206 ID:kK3aDrS20.net

姫騎士「あなかしこ、とはどのような言葉なのだ」

宮廷魔術師「古語ですな。このように用います『姫騎士様、あなかしこ』」

姫騎士様「な……なにぃっ！？」

宮廷魔術師「どうされました」

姫騎士「あ、あ、『穴貸して』などとは不埒な！？ ひ、ひ、姫騎士はそそそその様な辱めには決して屈しない……っ！」

宮廷魔術師「……」

姫騎士「すまない、取り乱した」

宮廷魔術師「その様で」

2 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2017/03/08(水) 08:58:01.773 ID:kK3aDrS20.net

姫騎士「そ、それで？」

宮廷魔術師「はて」

姫騎士「とぼけるな！ 『あなかしこ』とはどのような意味を持つのか！」

宮廷魔術師「あぁ、まだ続いていたのですか」

姫騎士「……っ」

3 ：以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします：2017/03/08(水) 09:03:02.129 ID:kK3aDrS20.net

宮廷魔術師「このように用います『姫騎士、恐れ多く』

姫騎士「ふひ……っ！？」

宮廷魔術師「……は？」

姫騎士「んんっ！ ……いま、なんと言った、もう一度頼む」

宮廷魔術師「では……『姫騎士様、恐れ多く』」

姫騎士「な、ななな、なんという破廉恥な！？ 恥を知れ魔術師！ 姫騎士の誉はその様なものには屈しない！」

宮廷魔術師「はて」