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ガヴ「私が分裂したら便利だろうな」
- 1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/05(金) 00:21:33.240 ID:yG/23Wvt0.net
- ーーーー
サターニャ「魔界通販で買ったこの分裂銃をガヴリールに撃てばガヴリールは困惑するわ…その間に私がガヴリールを…ナーハッハッハッ」
ーーーー
サターニャ「ガヴリールが登校してきたわ…よし、照準を定めて…」パシュン
ガヴ「ぐわっ!」
ガヴ「?何だか撃たれたような気がするけど、なんともないな…なんだったんだ?まあいいか」
- 2 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/05(金) 00:23:59.325 ID:m8uP3ZrB0.net
- ガヴガヴ
- 3 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/05(金) 00:24:01.764 ID:m8uP3ZrB0.net
- ガヴガヴ
- 4 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/05(金) 00:24:09.301 ID:RSaMjFaD0.net
- ガヴガヴ
- 5 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/05(金) 00:24:15.868 ID:m8uP3ZrB0.net
- ガヴガヴ
- 6 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/05(金) 00:24:16.853 ID:m8uP3ZrB0.net
- ガヴガヴ
- 7 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/05(金) 00:24:24.134 ID:RSaMjFaD0.net
- ガヴガヴ
- 8 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/05(金) 00:24:26.724 ID:yG/23Wvt0.net
- ガヴ「はぁ…なんだか今日は身体が重いな…」
サターニャ(…ちょっと昼休みになっても、全然分裂しないじゃない!?どうなってるのよ!)
サターニャ(説明書を読み直しましょう…あっ、分裂まで14時間かかります!?ちょっとかかりすぎよ!明日までガヴリールの困ったところが見れないじゃない!!うぅ…仕方ない…明日まで待つか…)
- 9 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/05(金) 00:24:30.119 ID:m8uP3ZrB0.net
- ガヴガヴ
- 10 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/05(金) 00:24:31.258 ID:m8uP3ZrB0.net
- ガヴガヴ
- 11 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/05(金) 00:24:42.765 ID:m8uP3ZrB0.net
- ガヴガヴ
- 12 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/05(金) 00:24:43.676 ID:m8uP3ZrB0.net
- ガヴガヴ
- 13 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/05(金) 00:26:06.340 ID:kLITQWzjM.net
- やさぐれがヴ
- 14 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/05(金) 00:26:08.497 ID:yG/23Wvt0.net
- ー夜
ガヴ「はぁ…身体ダルすぎてネトゲやる気も起きない…今日は早く寝よう…おやすみ…」
ピッ
ー朝
チュンチュン
ガヴ「ふわぁ…朝か…」
ガヴ「朝ですね…」
ガヴ「…」
ガヴ「…」
ガヴ「うわっ!なんだお前!?」
ガヴ「それはこっちの台詞です!」
- 15 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/05(金) 00:28:58.424 ID:TD5JEqSG0.net
- 昔番犬ガオガオってあったよな
- 16 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/05(金) 00:29:51.477 ID:yG/23Wvt0.net
- ガヴ「とりあえず、ややこしいから…呼び方を決めよう」
ガヴ「では、私が天界時代のガヴリール…天ガヴで…あなたが駄目な天使ガヴリール…駄ガヴでどうでしょうか?」
ガヴ「なんか気にくわないけどまあ仕方ないか…」
- 17 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/05(金) 00:29:52.460 ID:AS/mMfjz0.net
- はい
- 18 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/05(金) 00:30:02.714 ID:K/dhTLUup.net
- ff6かとおもた
- 19 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/05(金) 00:31:16.090 ID:yG/23Wvt0.net
- 天ガヴ「さて…学校行くのはどうしましょうか…二人で行くのもまずいのですが…」
駄ガヴ「…私に学校をサボらせる気はないんだろ?」
天ガヴ「当たり前です」
駄ガヴ「…だったら二人で行くしかないだろ…」
天ガヴ「ですよね…」
- 20 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/05(金) 00:33:35.653 ID:Xa2CTE4la.net
- いいぞ
- 21 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/05(金) 00:36:17.179 ID:yG/23Wvt0.net
- ラフィ「それでお二人で登校してきたわけですねー」ニコニコ
駄ガヴ「他人事だと思って…」
天ガヴ「そうですよ!色々と大変なんですよ…!」
ヴィーネ「まあ、いい人生経験にはなるんじゃないかしら」
駄ガヴ「そういえばサターニャを見かけないけど、どこに行ったんだ?」
ラフィ「サターニャさんなら寝不足で遅刻ですよー」ニコニコ
駄ガヴ「なんで知ってるんだよ…」
天ガヴ「ラフィらしいといえばラフィらしいような」
ラフィ「フフフ…」ニコニコ
- 22 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/05(金) 00:39:44.033 ID:yG/23Wvt0.net
- ー放課後
駄ガヴ「結局サターニャは来なかったな」
ラフィ「少し残念です」
ヴィーネ「寝不足とはいえこんな時間になっても起きてないのかしら?」
天ガヴ「それは少し変な気もしますね…」
ヴィーネ「そうだ、皆で様子を見に行きましょう!」
ラフィ「賛成ですー!」
駄ガヴ「…私はネトゲのイベントが…」
スッ
天ガヴ「逃げないでくださいね?」
駄ガヴ「はい…」
- 23 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/05(金) 00:41:48.155 ID:1gg4MlCpd.net
- わたし達は起き上がり、うしろを振り向く。
ひしゃげた車が壁につっこんで、煙を上げている…。
…ふと気付くと、車と壁の間に、なにか変な形の固まりが、押し付けられたみたいにつぶれてる。
その変な固まりを中心に、壁にびっしゃりと、赤い液体が飛び散ってる。
まるで、大きな赤い花柄みたいに。
……耳につき刺さる高い音が、ヴィーネさんの悲鳴だって気付くまで、ずいぶん時間がかかった。
ヴィーネさんは、なんで叫んでるんだろ…?
わたしは、ぼんやりと壁を見詰めていた。
変な固まりは壁でつぶれたトマトみたいに、微動だにしない。
あれがもし生き物なら、間違いなく死んでる。
…あれがもし、人間だとしたら、顔を壁に向けて、ちょうど背中の当たりで車に挟まれている形になる。
ヴィーネさんはその変な固まりに駆けよって、車を必死にどかそうとしている。
…馬鹿ですねぇ…。いくらヴィーネさんが力持ちでも、車は動かせませんよ…。
ああ、ヴィーネさん、だめですよ。手が汚れるからその変な固まりに触っちゃ…。
車と壁の間から、ヴィーネさんが変な固まりを引っ張り出そうとするたび、それはぶらぶらと力なく揺れる。
ヴィーネさんの制服は真っ赤に染まってる。…あーあ、後で洗うの、大変ですよ…。 サターニャさんに手伝ってもらわなきゃ…。
そう言えばサターニャさんは、どこに行ったんでしょう?
サターニャさんは、ほら、もうすぐ車の下の方から、『いたーい…』なんて言いながら出てくるに決まってます…。
あはは、ヴィーネさん、まわりの大人に叱られてます。
…あのオトナ達がいなくなったら、きっと、サターニャさんは車の下あたりから、『いたーい…』なんて、笑いながら出てくる。
そうに決まってる。 そうに決まってる。 絶対に。絶対に絶対に…。
気がついたら、わたしも、変な固まりに駆け寄っていた。 鉄と、生肉の匂い。
ねえ、サターニャさん。 家に帰るから、そこから出て来てよ。
……うちに帰って、ごはん作って、ずっと、楽しく幸せに暮らすんだからさ。
3人でずっと仲良く。
ねえ。動いてよ、ねえ、サターニャさん…。
ねえ………………。
- 24 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/05(金) 00:47:07.767 ID:yG/23Wvt0.net
- ーサターニャの家
駄ガヴ「おーい、サターニャいるかあ?」
サターニャ「ひっ!」
ヴィーネ「なんか怯えてるみたいよ…?」
ラフィ「それもガヴちゃんに対して怯えてるみたいですね…」
天ガヴ「私に…」
駄ガヴ「なんでだ?」
ヴィーネ「本人に聞いた方が早いんじゃない?」
駄ガヴ「そうだな、おい、サターニャ、なに怯えてるんだ…」
サターニャ「…だって、分裂した復讐をしにきたんでしょ…?」
天ガヴ「じゃあ…私の分裂は…」
駄ガヴ「サターニャの仕業だったんたな」
サターニャ「そうよ!煮るなり焼くなり好きにしなさい!もう逃げ場はないんだから…」グスングスン
ヴィーネ「なになに、中世魔女の処刑法…ああ、これを読んで怖くなったのね…」
ラフィ「そういうところがサターニャさん可愛いです!」
- 25 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/05(金) 00:49:41.398 ID:yG/23Wvt0.net
- 駄ガヴ「で?私達が元に戻るにはどうしたらいいんだ?」
天ガヴ「そうです!それを教えてください!」
サターニャ「それが…」
- 26 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/05(金) 00:53:58.859 ID:yG/23Wvt0.net
- 駄ガヴ「ない?」
サターニャ「いや、正確にはあるみたいなんだけど…」セツメイショホイ
ラフィ「えーっと…分裂した2人が強く共感しあい、深く触れ合うことが戻れる条件…」
ヴィーネ「なかなか難しいものね…」
天ガヴ「共感…ですか…」
駄ガヴ「深く触れ合うってなんだよ…」
ラフィ「ともかく、これはガヴちゃん自身で解決しなくてはいけない問題みたいですね…」
ヴィーネ「…頑張ってガヴ…」
ガヴ「…」
- 27 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/05(金) 00:58:17.817 ID:yG/23Wvt0.net
- ーーーー
駄ガヴ「帰ってきたけど…どうすればいいんだ?」
天ガヴ「…強く共感しあい、深く触れ合う…これって…」
駄ガヴ「それ以上言うなよ…私が考えた中で一番最悪の可能性だからそれ…」
天ガヴ「でも、それくらいしか候補が…」
駄ガヴ「…」
天ガヴ「…」
駄ガヴ「そうだ、暫くこのまま過ごさないか?」
天ガヴ「え?」
駄ガヴ「今日だって問題なく過ごせたんだ…大丈夫だよ」
天ガヴ「そうでしょうか…」
駄ガヴ「そうだよ…!…多分…」
- 28 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/05(金) 01:01:02.461 ID:Zg4fu9po0.net
- ガヴだからいいものの野郎だったらかなり嫌な戻る条件
- 29 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/05(金) 01:03:00.117 ID:MUAmBfkf0.net
- >>15
いま25ぐらいだろ
- 30 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/05(金) 01:04:52.630 ID:yG/23Wvt0.net
- ーーーー
駄ガヴ(…前に私が分裂したら便利だろうなと思ったことはあるが…割と不便だな…でも飯は作ってくれるし…勉強も教えてくれる…便利なところもあるのか…でも、思ってたのと違うな…なんだろう)
天ガヴ(…前に私が分裂したら便利だろうと思ったことはありましたが、やっぱりこういう分裂の仕方だと私側に負担が来るんですね…でも、前の一人だけの日々より楽しいような…)
駄ガヴ「エヘヘッ…」
天ガヴ「ウフフッ…」
駄ガヴ「え?」
天ガヴ「え?」
駄ガヴ「クスッ」
天ガヴ「クススッ」
- 31 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/05(金) 01:05:54.974 ID:MUAmBfkf0.net
- ほ
- 32 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/05(金) 01:08:04.605 ID:yG/23Wvt0.net
- ーーーー
天ガヴ「今日は一緒に寝ませんか?確かネトゲのイベントも今日は何もありませんよね?」
駄ガヴ「確かにないけど…」
天ガヴ「…嫌ですか?」ウワメヅカイデウルウル
駄ガヴ「…はぁ…わかったよ、一緒に寝よう」
天ガヴ「やりましたー!」
駄ガヴ「今日だけだかんな」
天ガヴ「わくわくわくわく」
駄ガヴ「ふっ…」
- 33 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/05(金) 01:12:13.353 ID:yG/23Wvt0.net
- ーーーー
天ガヴ「じゃあ、電気消しますねー」
ピッ
駄ガヴ「こんな早く寝るのは久しぶりだな…」
天ガヴ「早くありませんよ…もう23時ですよ…」
駄ガヴ「…そうか…?」
天ガヴ「スウスウ…」
駄ガヴ「なんだこいつ、もうねたのか…」
天ガヴ「スウスウ…」スッ
駄ガヴ「えっ…寝てるんだよな…?」
天ガヴ「スウスウ…」
駄ガヴ(寝てるのに手をつないできたぞ…フフッ…可愛い奴だな…これは…)
- 34 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/05(金) 01:14:30.766 ID:yG/23Wvt0.net
- チュンチュン
ガヴ「ふわぁ…もう朝か…おい、私…起きろ…ってあれ?いない…もう起きたのかな?」
ガヴ「おーい…いない」
ガヴ「おーい…いないのかぁ…?」
ガヴ「…おーい…」
ガヴ「…どこにもいない?そうだ…先に学校に行ったのかも…!!」
- 35 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/05(金) 01:18:50.512 ID:yG/23Wvt0.net
- ー学校
ガヴ「…誰も来てない…じゃあ私はどこに…?」
ーーーー
ヴィーネ「じゃあ、朝から天使な方のガヴが行方不明なのね…」
ガヴ「そうなんだよ…」
ラフィ「もしかして…もう戻ったんじゃありません?」
ガヴ「えっ…」
ラフィ「例の条件を満たしたのでは?」
ガヴ「確かに…昨日の夜…」
〜〜
(寝てるのに手をつないできたぞ…フフッ…可愛い奴だな…これは…幸せなのかもしれないな…)
天ガヴ(…幸せな寝心地です…スウスウ…)
〜〜
ガヴ「じゃあ、もうあいつには会えないのか…?」
ラフィ「残念ながら…(面白かったんですけどね…)」
- 36 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/05(金) 01:21:31.769 ID:yG/23Wvt0.net
- ガヴ「そうだ、サターニャはどこにいる?」
ラフィ「そういえば今日はまだ見かけてませんねー」
ヴィーネ「サターニャなら、風邪で休んでるわよ?」
ガヴ「ちょっとサターニャの家まで行ってくる」ガタッ
ヴィーネ「ちょっと、ガヴ」
ガシッ
ラフィ「ヴィーネさん…」クビフリフリ
ヴィーネ「…そうね」
- 37 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/05(金) 01:25:03.696 ID:yG/23Wvt0.net
- ーーーー
バンッ
ガヴ「サターニャ!」
サターニャ「なによ、ガヴリール…頭痛いんだから静かにしてよ…」
ガヴ「例の銃をもう一度私に撃ってくれ!」
サターニャ「え?」
ガヴ「いいから、頼む!」
サターニャ「わ…わかったわよ…」
バジュン
ーまた、会えましたね
ーありがとう…
おわり
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