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タプリス「はぁ〜……天真先輩のふとももひんやりしてて気持ちいいです〜……」スリスリ

1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 17:21:45.523 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール「そうか……」

タプリス「はい♪」

ガヴリール「タプリスは本当に私の脚が好きだな……」

タプリス「はいっ大好きです♪」

ガヴリール「そうか……」

タプリス「天真先輩もいかがですか?」

ガヴリール「いいよ……かちんこちんで冷たそうだし……」

37 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 18:22:51.898 ID:iTzQWCqI0.net
なんだヴィーネもグルか

38 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 18:24:01.397 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール「ヴィーネ……」

ヴィーネ「どうせ普段からガヴの家に通ってるんだし……一緒に住む程度なんてことないわ。むしろ通う手間が省けるくらいよ」

ヴィーネ「それに……シェアハウスって結構憧れだったしね!」

ガヴリール「ヴィーネっ……!」ギュッ

ヴィーネ「大丈夫……ガヴは一人じゃないわ……」

ヴィーネ「私がついてる……だから安心してね」

39 :天使は可愛い ◆cP6UxEXDMA :2017/05/14(日) 18:25:11.517 ID:6C68t0MPd.net
なんだ皆グルか

40 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 18:27:38.820 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール(ヴィーネは優しかった。障害者の私と一緒に暮らしてくれて日常生活から様々な手助けをしてくれた)

ガヴリール(朝起きてから登校、そして学校での生活、下校、家に帰り寝るまで……ヴィーネとは四六時中共に生活した)

ヴィーネ「ガヴ、学校にいきましょ?」

ガヴリール「ああ」

ガヴリール(朝食を食べ終えたら私はヴィーネに車椅子に乗せてもらい学校へ向かう。そしてサターニャやラフィといつもの日常を過ごす)

ガヴリール(一部の生徒は私の失った脚を気味悪がっているが……それがなんだ。私には友だちがいる)

ガヴリール(それだけで……十分だ……)

ガヴリール(十分……)

41 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 18:27:42.978 ID:RvXq1JIy0.net
いや、回想前タプリスだけだったからヴィーネ死にそう

42 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 18:31:23.802 ID:+csUYeny0.net
数週間後

ヴィーネ「じゃあ私は買い物に行ってくるから」

ガヴリール「ん」

ヴィーネ「トイレは……」

ガヴリール「大丈夫。もうひとりで行ける」

ヴィーネ「そう?じゃあ行ってくるわね。なにかあったらすぐ連絡してね」

ガヴリール「ああ」

ヴィーネ「じゃあ、行ってきます」

43 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 18:32:24.643 ID:oL29NH4X0.net
>>39
いいからおまえは自分の書け。

44 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 18:35:06.426 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール「今日のイベントはなんだったかな」カタカタ

ピンポーン

ガヴリール「アポなしでくるとは……サターニャか?」

ガヴリール「っと……杖杖……」

ピンポーン

ガヴリール「はいはーい」

ガチャッ

タプリス「お久しぶりですっ天真先輩♪」

ガヴリール「ひぃっ!?」

45 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 18:38:16.295 ID:+csUYeny0.net
タプリス「そんなに驚くことないじゃないですかぁ」

ガヴリール「や、やめろっ……来るなっ……!!」

タプリス「あ、もしかしてまた脚もってくと思ってます?」

タプリス「大丈夫ですよ〜今回はそういうことしません!」

ガヴリール「信用できるか!!」

タプリス「今日はただ天真先輩に防腐処理を施した脚をお見せしようと……」

ガヴリール「あっ……か、返せ!!」

46 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 18:40:55.599 ID:+csUYeny0.net
タプリス「どうしてですか?」

ガヴリール「私の足だぞ!!」

タプリス「でも天真先輩にこれって必要ですか?これ以上腐らないとはいえこの足を元に戻すことなんて不可能ですよ?」

ガヴリール「う……」

タプリス「そんなことよりっ!ほらっ触ってみてください!体温はまだ再現できてませんが……これはこれでもちもちしてていいと思いませんか」スリスリ

ガヴリール「私の足……私の……」

タプリス「先輩の足はとてもいい抱きまくらになるんです……♪」ギューッ

47 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 18:44:29.089 ID:+P/Ue/2S0.net
俺もガヴリーヌの脚欲しい

48 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 18:45:04.455 ID:+csUYeny0.net
タプリス「あ、あとですね」スリスリ

ガヴリール「さ、触んな!!」

タプリス「いえ、こっちの生きた足の感触ももう一度味わいたいなと……」

ガヴリール「やめて……やめてくれ……」プルプル

タプリス「んー……思った以上にトラウマみたいですねー……」

タプリス「月乃瀬先輩ももう少し働いて欲しいところです‥…」

タプリス「さて、そろそろ時間ですし……帰りますね。また今度遊びに来ます♪」

ガヴリール「もう来るなぁ……」

49 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 18:49:17.836 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール「……」

ガヴリール「帰ったか……」

ガチャッ

ガヴリール「ヴィーネ……」

ヴィーネ「ただいまー。どうしたの?」

ガヴリール「いや、なんでも……」

ガヴリール「ん……?」

(タプリス「月乃瀬先輩ももう少し働いて欲しいところです……」)

ガヴリール(……え)

50 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 18:51:12.151 ID:wSHgx8iv0.net
名作の予感

51 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 18:51:52.420 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール(どういうことだ……?意味深すぎるぞあの言葉……)

ガヴリール(まさか……ヴィーネはタプリスと繋がってる……?)

ガヴリール(思えばタプリスに捕まってた記憶がないのも不自然だ……)

ガヴリール(だがタプリスと協力してるというのならむしろ合点がいく……)

ガヴリール(それに今ちょうどタプリスとヴィーネが入れ替わるように出入りしたのも……)

ガヴリール(いやっいやいやいや!ヴィーネが……まさかそんなことするわけ……)

ガヴリール(でもそれを言ったらタプリスだって……あのタプリスに私は足を切られたわけで……)

52 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 18:55:45.561 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール(いや、よく考えろよ!ヴィーネが私のお世話をしてなんのメリットが有るんだ!)

ガヴリール(タプリスは足が欲しいとかいうとんでもない嗜好をもっていただけ……ヴィーネは違うだろ……?)

ガヴリール(……違うよな?タプリスみたいな頭のおかしい嗜好で……例えば足がない女の子と同棲したいとか……)

ガヴリール(でも……いや……)

ヴィーネ「ガヴ?」

ガヴリール「ひぃっ!?」

ヴィーネ「どうしたの……?もしかして怖い夢でもみた……?」

53 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 18:57:33.121 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール(大丈夫だっ……ヴィーネはこんなにも優しいじゃないかっ……!)

ガヴリール(ヴィーネが変なことするわけがないっ……そうだ、そうに決まってるっ……!)

ガヴリール(こんなに優しいヴィーネが……そんなこと……するわけが……)

ガヴリール「あ、ああ……ちょっとね……」

ヴィーネ「そう……何か力になれることがあったらなんでも言ってね……」ナデナデ

ガヴリール「うん……」

ガヴリール(怖い……)ゾワッ

54 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 19:01:50.919 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール(それからというもの……私はわかりやすいくらいにヴィーネに対し恐怖心を抱くようになった)

ガヴリール(ヴィーネ自体はなにも変わってない。変わったのは私の捉え方だけ……)

ガヴリール(でも……ヴィーネの腹の底には何か……どす黒いものがあるのかもしれない……その考えが私の頭のなかから離れない)

ヴィーネ「ガヴーご飯……」

ガヴリール「いい……これ食べる……」

ヴィーネ「またカップ麺……身体に悪いわよ」

ガヴリール「これがいい……」

ガヴリール(ヴィーネが作るご飯が受け入れられなくなってきた……)

55 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 19:04:57.114 ID:sV6CpueV0.net
ゼルエルさん早く来てくれー!

56 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 19:08:43.312 ID:aDQUsTgzF.net
エロゲか何かで似たような展開を見たような気もするが思い出せん

57 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 19:12:12.731 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール(まだヴィーネがタプリスと協力して私に何かしようとしてるという確信は得られていない)

ガヴリール(だが、もしかしたら何らかの薬が入っているかもしれない。それで私を徐々に蝕むつもりなのかもしれない)

ガヴリール(あるいは睡眠薬などが混ぜられていて起きた頃にはもう片方の足が、あるいは腕がなくなっているのかもしれない)

ガヴリール(もちろん、そんなことしないだろうとヴィーネを信じる気持ちは完全に死んではいない)

ガヴリール(だが……その気持ちは明らかに日を追うごとに衰弱していた……。私は食事だけでなく睡眠まで拒絶するようになっていた)

ガヴリール(ヴィーネは徐々にやつれていく私の姿をみて心配してくれているが……それすらもヴィーネが図ったことなんじゃないかと思うようになっていた)

58 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 19:14:45.412 ID:R/fhzQwC0.net
ガヴちゃん……

59 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 19:17:08.738 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール(まだヴィーネがタプリスと協力して私に何かしようとしてるという確信は得られていない)

ガヴリール(だが、もしかしたら何らかの薬が入っているかもしれない。それで私を徐々に蝕むつもりなのかもしれない)

ガヴリール(あるいは睡眠薬などが混ぜられていて起きた頃にはもう片方の足が、あるいは腕がなくなっているのかもしれない)

ガヴリール(もちろん、そんなことしないだろうとヴィーネを信じる気持ちは完全に死んではいない)

ガヴリール(だが……その気持ちは明らかに日を追うごとに衰弱していた……。私は食事だけでなく睡眠まで拒絶するようになっていた)

ガヴリール(ヴィーネは徐々にやつれていく私の姿をみて心配してくれているが……それすらもヴィーネが図ったことなんじゃないかと思うようになっていた)

60 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 19:17:40.215 ID:+csUYeny0.net
ミス

ヴィーネ「ガヴ……今日は学校休んだほうがいいって…‥」

ガヴリール(学校にいけば少なくともヴィーネは手出しできないだろう。大勢の生徒や先生の目がある)

ガヴリール(もしかしたらサターニャやラフィエルもグルかも知れないが……)

ガヴリール(例えそうだとしても他の生徒たち全員がグルということはないだろう)

ガヴリール(学校なら……ゆっくり休むことができる……)

ガヴリール(私はもう、ヴィーネと一緒の空間で寝ることすらできなくなっていた)

ガヴリール(ヴィーネのことをまるで信用できなくなっていた……)

61 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 19:22:09.379 ID:+csUYeny0.net
ヴィーネ「ガヴが言ってたもの買ってきたわよ」

ガヴリール(私の食事は主にコンビニ弁当やスーパーの惣菜、菓子パン……とにかくヴィーネが作ったもの以外になっていた)

ガヴリール「……」

ヴィーネ「もう……お腹すいてるなら早く食べちゃえばいいのに……」

ガヴリール(だが例えヴィーネが作ったものじゃなかったとしても私は疑う)

ガヴリール(微小でも開封した箇所があるかないか……穴が空いてないか……何か異物を混入したような跡がないか……)

ガヴリール(ヴィーネが早く食べれば、と急かすのも私に毒を盛るためかもしれない……そう思ったりもして……)

ガヴリール「……いただきます」

62 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 19:26:31.132 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール(気がつけば私はいつでも抵抗できる準備をしていた)

ガヴリール(成功するかどうかわからない神足通、光の矢も常時懐に忍ばせるようにしていた)

ヴィーネ「ガヴ、お風呂はいっちゃって」

ガヴリール「うん……」

ガヴリール(毎日毎日罠が貼られてないか確認して……風呂に入っていう間は扉に向けて常に矢を構え……)

ガヴリール(ヴィーネが近づいてくるか、感覚を研ぎ澄まして足音や気配を気にするようになっていた)

63 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 19:29:37.948 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール「はぁ……はぁ……」

ヴィーネ「ねえガヴ……今日は学校に休んで……」

ガヴリール「いやだ……」

ガヴリール(家で一人で寝てたらまたタプリスが来るかもしれない……)

ガヴリール(起きたら手足がないなんてごめんだ……)

ガヴリール(学校なら人の目がある以上そこまでの行動はできないはずだ……もう学校しか私の心休まる場所はないんだ……)

64 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 19:32:31.966 ID:+csUYeny0.net
学校

ガヴリール「保健室行ってくる……」

ヴィーネ「ついていくわ」

ガヴリール「いや、一人でいけるから……」

ヴィーネ「でもそんなふらついて」

ガヴリール「大丈夫だから!」

ヴィーネ「そ、そう……?」

ガヴリール(この土日はヴィーネもずっといて一睡もできなかったから……ぐっすり眠れそうだ)

65 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 19:36:43.046 ID:JqFjcjChd.net
俺もガブの足欲しい

66 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 19:37:24.761 ID:+csUYeny0.net
ヴィーネ「……」

ラフィエル「やっぱり……元気なくなってきてますよね……?」

ヴィーネ「うん……警戒されてるみたいで……」

サターニャ「家でもあんな感じなの?」

ヴィーネ「ええ……」

ラフィエル「そうなんですか……あの、何か力になれることがあったら言ってくださいね」

ヴィーネ「ありがとう、ラフィ」

サターニャ「わ、私も協力してあげなくもないわよ!」

ヴィーネ「サターニャもありがとね」

67 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 19:38:23.643 ID:+csUYeny0.net
放課後

ヴィーネ「ガヴ、帰るわよ」

ガヴリール「……zzz」

ヴィーネ「一睡もしてなかったから無理もない、か……」

ユサユサ

ヴィーネ「ほら、ガヴ。起きて。もう放課後よ」

ガヴリール「んぁ……?」

ガヴリール(ヴィーネ……!保健室の先生は……いない!!)

ガヴリール「ひぃっ!?」ガタッ

68 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 19:41:07.652 ID:+csUYeny0.net
ヴィーネ「ガヴ……?」

ガヴリール(な、なにもされてない……か?ヴィーネも何かする気配はなさそうだ……)ガタガタ

ヴィーネ「どうしたの……?怖い夢でもみた……?)

ガヴリール(魔力の類は感じられないし……結界が張られた雰囲気もない……)

ガヴリール(いざとなれば矢を……)ゴクリ

ヴィーネ「ガヴっ!!もう放課後だから帰るわよ」

ガヴリール「あ、ああ……」

69 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 19:44:05.796 ID:SbRR7UY60.net
ガヴちゃんかわいそうなんだが

70 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 19:45:42.103 ID:+csUYeny0.net
ヴィーネ「ただいまー」

ガヴリール「ただいま……」

ヴィーネ「じゃあご飯にするわね。ガヴは……また?」

ガヴリール「うん……」

ヴィーネ「そう……たまには手料理も食べてほしいんだけど……」

ガヴリール(この言葉にどす黒いなにかを感じざるをえない……)

71 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 19:49:02.896 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール(それから少しヴィーネとの共同生活が進む……やはり私の心は荒んでいった)

ガヴリール(もはやヴィーネが私に何かする機会を伺っているようにしか見えなくなっていた)

ガヴリール(今思えば、そう思うことで心の安寧を保っていたような気もした。ヴィーネを敵視することで)

ガヴリール(まだ、引き下がれそうな気がした。でも……でも……止まれなかった……)

ガヴリール(ヴィーネと一緒に暮らしてから二ヶ月と少しくらい経った頃か……。ヴィーネがいないある日にまたあいつはやってきた)

72 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 19:52:36.159 ID:+csUYeny0.net
ピンポーン

タプリス「こんにちは〜」

ガヴリール「タプリス……」

タプリス「あ、別にまだ足を取るつもりはないですよ!?」

ガヴリール「まだ……?」

タプリス「あ、今のところは予定はありませんのでっ」

ガヴリール「どういうことだ……」

タプリス「今はそんな気はないということですっ」

73 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 19:54:57.686 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール(やっぱりこいつ……おかしい……ッ)

タプリス「あ、見てください!今度は体温を再現できるようになったんですよ!」

ガヴリール「うるさい……」

タプリス「ほら、ぬくぬくですよ〜やっぱり暖かくなるとむちむち感増しますね♪」

ガヴリール「うるさい……!」

タプリス「ほらせんぱ」

ガヴリール「うるさいって言ってるだろ!!でてけよ!!!」

74 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 19:58:09.841 ID:+csUYeny0.net
タプリス「……あと5分くらいは余裕あるんですが」

タプリス「わかりました。帰りますね」

ガヴリール「……」

タプリス「あ、もしよかったら私も下界の学校に通うときには」

タプリス「一緒に暮らしましょうね♪」

ガヴリール「……」ギリッ

タプリス「あ、はいはい帰ります帰りますっ」

バタンッ

75 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 20:01:56.584 ID:+csUYeny0.net
タプリス「……あと5分くらいは余裕あるんですが」

タプリス「わかりました。帰りますね」

ガヴリール「……」

タプリス「あ、もしよかったら私も下界の学校に通うときには」

タプリス「一緒に暮らしましょうね♪」

ガヴリール「……」ギリッ

タプリス「あ、はいはい帰ります帰りますっ」

バタンッ

76 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 20:02:28.762 ID:+csUYeny0.net
ミス


ヴィーネ「ただいまー」

ガヴリール「ヴィーネ……」

ガヴリール(本当に5分で来た……やっぱり裏で時間合わせを……)

ヴィーネ「どうしたの?」

ガヴリール「なんでもない……」

ガヴリール(タプリスの顔を見たからか?それがトリガーになったのか?)

ガヴリール(ついに、やってしまった……)

77 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 20:06:23.158 ID:+csUYeny0.net
ヴィーネ「ガヴ!いい加減にしなさい!!」

ガヴリール「嫌だ!!」

ヴィーネ「毎日毎日コンビニ弁当やカップ麺なんて……!!」

ガヴリール「そんなこと言って……だまされないぞ……!!」

ヴィーネ「ガヴ!!」

ガヴリール「こんなものっ……!!」

ガヴリール(ヴィーネは毎日不健康な食事を取る私についに耐えきれなくなったのか無理やりにでも料理を食べさせようとしてきた)

ガヴリール(思わずヴィーネの手料理をひっくり返してしまった……)

78 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 20:08:01.206 ID:zv8m1cut0.net
支援

79 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 20:11:08.342 ID:+csUYeny0.net
ヴィーネ「あ……な、なんてこと……」

ガヴリール「もう……いい……私は一人で暮らす……!」

ヴィーネ「なんで……どうして……」

ガヴリール「どうだっていいだろ……」

ヴィーネ「無理よ……だって一人じゃまともに歩けないじゃない」

ガヴリール「杖使えば歩けるし、車椅子だってもうひとりで乗れる。もうヴィーネの手助けなんて必要ないんだよ!!」

ガヴリール(あー……止まれないなこれは)

80 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 20:14:27.059 ID:Vr23uMpN0.net
ヴィーネがかわいそう

81 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 20:14:47.224 ID:+csUYeny0.net
ヴィーネ「ガヴ……そんなに強がらなくたって」

ガヴリール「そうやって……そうやって私を見下してるんだろ……」

ガヴリール「五体満足な奴はいいな!?私を支配できる気分はさぞかしい心地いいだろうな……!」

ヴィーネ「ガヴ……私はガヴのためを思って……」

ガヴリール「もううんざりなんだよ……こんな生活ッ……!!」

ヴィーネ「ガヴ!!」ガシッ

ガヴリール(腕を掴まれた瞬間、ついにやってしまった)

ガヴリール(ヴィーネの肩に天使の、それも殺傷力を持つ矢が突き刺さる。血が流れてる……完全に無意識だった)

82 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 20:17:47.596 ID:+csUYeny0.net
ヴィーネ「い゛っ……たぁ……っ!!」プルプル

ガヴリール「あ……」

ガヴリール(私に方が……おかしくなっていたんだ……)

ガヴリール(よく考えたらヴィーネを攻撃する理由を探して正当化しようとしていたんだな……私)

ガヴリール「でてけ……でてけでてけでてけぇえええええ!!!」

ガヴリール(なんでかな……まだ引き返せる……そう思ってるはずなのに……)

ガヴリール(口が、手が、止まらない……)

83 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 20:20:17.191 ID:+csUYeny0.net
翌日

ガヴリール「……」

ヴィーネ「ガヴ……」

ガヴリール「……」

ヴィーネ「学校……」

ガンッ

ヴィーネ「っ……さ、先にいってるわね……?」

ガヴリール「……」

ガヴリール(あぁ……もう……ダメなのかな……どうすればいいのか全然わかんない……)

84 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 20:22:59.348 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール(あれから何日経ったっだっけ……)

ガヴリール(ずっと誰とも会ってないから考えてすらいないや……)

ガヴリール(なんというか……どうすればいいとか……もうどうでも良くなってきちゃった……)

ガヴリール(ヴィーネに怪我させちゃった……あんなに私のために頑張ってくれてたのに……あんなひどいことしちゃった……)

ガヴリール(できることならまた学校に通いたいとは思うけど……)

ガヴリール(もう二度とみんなと関わらないのならそれはそれで楽だなぁ……って気もするんだよね……)

ガヴリール「ふふ……このまま引きこもりになっちゃうのも……いいかもね」

シュンッ

ガヴリール「……え」

85 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 20:26:13.057 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール「ね、姉さん……」

ゼルエル「ガヴリール……今日も学校を休むみたいだな」

ガヴリール「……見てたんだ」

ゼルエル「ああ。お前が大怪我をしてから心配でな……」

ガヴリール「……」

ゼルエル「ヴィネットといったか。彼女にならガヴリールを任せられる……と思っていたんだが」

ゼルエル「どうやら……ダメだったようだな」

ガヴリール「姉さんも……私を学校に連れていくつもりなの……?」

ゼルエル「できれば、な。だが……どうしても行きたくないというのなら……それでもいい」

86 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/05/14(日) 20:29:25.630 ID:+csUYeny0.net
ガヴリール「え……?」

ゼルエル「私もガヴリールと同じ障害を背負ったら……私もお前と同じ状態になるかもしれない」

ゼルエル「健常な身体を持つ私に……お前に強く当たることなんてできない……」

ガヴリール「姉さん……」

ゼルエル「辛いなら休め……家に帰ろう」

ガヴリール「姉さんっ……」

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