「お前ら」という存在がゲシュタルト的で個々の感情や思想すら共有した存在だという錯覚についてだが

以下、＼(^o^)／でVIPがお送りします

それは単に匿名掲示板だから人の性格の普段表に出さない方、
つまり醜く衝動的で否定的な部分が出てしまい皆同じに見える、という理由だけでは済まされないように思う
というのも、2ちゃんねるに関わらず電子掲示板というものは創設初期から中期にかけては比較的平和なやり取りが行われるのに対し、
終期に差し掛かる程に殺伐とした雰囲気が漂い、罵倒雑言や犯罪示唆などがそこかしこで飛び交う混沌とした状態に移行していく
この事から、単に「人の本性が出ている」という理由だけなら初期からこのような空気になっていた筈だがそうではないので、
理由は初期と終期の違いにある事になる
その違いとはつまり「確立された空気」である
「お前ら」の人格は、今となってはもはや誰もが容易にイメージ出来るだろう
長い年月を掛けて作られる空気は利用者からの認知度を上げ、便利なその道具を皆が使い始めるのだ
それは「お前ら」という存在をより自分と近くして親近感を覚えようとする心理と、
「お前ら」の人格を統一する事で、お互いの顔が見えない電子掲示板でより円滑にコミュニケーションを進める(あるいはイメージを固定して多種多様な性格を相手にする疲れを軽減する)意図があると言って良い
しかし言うまでもないが、それはレッテル貼りに過ぎない
「お前ら」が作り出した「お前らという共同幻想」は、精神に関して昔より寛容になり多様な性格が生まれ始めた現代においては、かなり苦しいものがある
皮肉な事に、それに違和感を覚えた掲示板の利用者達がそれを怒りに任せて訴えることによって、より「お前ら」のイメージが強固になっていっているのもまた事実ではある
時に、その「お前ら」のイメージという物は、今や精神に関わらず外見にまでも侵食して来てしまった
俺が思うに、それは反発を買いやすい「お前ら」のイメージが、それに対抗する為に「進化」を始めた物だと見ている
俺が何を言いたいか
つまり俺の外見は「お前ら」の想像しているものとは程遠いという認識をしてほしいのだ
俺はハゲではない