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寓話
- 1 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/06/15(木) 11:01:41.637 ID:mLrvjzGz0.net
- 昔、羊をたくさんかっているとても裕福な魔術師がいた。
ところがこの魔術師はひどいけちであった。
- 2 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/06/15(木) 11:02:09.209 ID:mLrvjzGz0.net
- 羊飼いを雇いたくなかったし、羊が草を食んでいる牧場のまわりを策で囲いたくもなかった。
そのために森の中に迷い込んだり、谷に落ちたり、いろいろなことをする羊がいた。
とりわけ逃げ出すことが多かった。
- 3 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/06/15(木) 11:02:40.300 ID:mLrvjzGz0.net
- 魔術師が彼らの肉や皮をほしがっていることを知っていたからだ。
羊たちはそれが嫌だった。
ついに魔術師は解決策を見つけ出した。
- 4 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/06/15(木) 11:02:51.832 ID:mLrvjzGz0.net
- 彼は羊に催眠術をかけ、まず「おまえたちは不死だから、皮をはがれても何の害もならない。
それどこから、それはひじょうにおまえたちのためいなるし、むしろ気持ちがいいくらいだ」
という暗示をかけた。
- 5 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/06/15(木) 11:03:56.290 ID:mLrvjzGz0.net
- 続いて、魔術師は、「私は群れを深く愛する善き主人だから、お前たちのためなら
なんでもする用意がある」という第二の暗示をかけた。
- 6 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/06/15(木) 11:05:13.160 ID:mLrvjzGz0.net
- さらに彼は、「万が一何かが起こることになっているのだとしても、
とりあえず今日、たった今起こるわけではないのだから、
そんなことは考える必要はない」と第三の暗示をかけた。
- 7 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/06/15(木) 11:05:38.106 ID:mLrvjzGz0.net
- さらにまた魔術師は「お前たちはまったく羊ではない」と暗示をかけ、
何匹かの羊に「お前たちはライオンだ」と言い、
別の羊には「お前たちは鷲だ」と言い、
また別の羊には「お前たちは人間だ」、
また別の羊には「お前たちは魔術師だ」と暗示をかけた。
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