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つむりんサーガ 第5章
- 1 :゙c@ :2017/08/14(月) 18:38:38.879 ID:9WjSfuHt0.net
- ↓
- 2 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/14(月) 18:38:58.131 ID:9WjSfuHt0.net
- つむりんサーガ 第5章
俺はこの連休の間、仕事で疲れた体を休めるために家でのんびりしていた。
冷房をガンガンに効かせて寝てしまい、体が気だるい
どうやら、風邪をひいたみたいだ。
今日は月曜日ということもあって重い腰をあげて会社へ出社する。
14日はお盆休みの会社も多いが官公庁は普通に『営業中』なのであった。
- 3 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/14(月) 18:39:11.487 ID:9WjSfuHt0.net
- とはいえ、公務員として人の子である。
14日、15日は有給や夏季休暇を使って休む人がほとんどだった。
実際、この日に決裁が回るなどと一切期待しておらず
今日、出社したのもおもに電話番…いや、電話すらほとんどない
民間企業が休みなのだから電話をかけてくる相手がいないのである。
住民対応もしかり、お盆にわざわざ申請書を提出しにくる奇特のヤツはそういない。
そんなこんなで、今日14日はいつもと違う一日をエンジョイしていた。
社員食堂もガラガラ、いつもなら券売機に長蛇の列ができるところだが
俺は悠々とC定食を購入することができた。
しかし、これが悪かったのかもしれない。
- 4 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/14(月) 18:39:30.302 ID:9WjSfuHt0.net
- 「ぐっ…く…」
午後の就業。どうやらおなかの調子が悪くなってきた。
連日のクーラー三昧もあるが、もしかしたら昼飯のC定食のなにかに
『当たった』のかもしれない
官公庁のトイレは基本汚い。
トイレを改修するにも最終的に議会の承認がいるからである
ふざけんな、庁舎課のヤツ働け
- 5 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/14(月) 18:39:43.323 ID:zSCus5fg0.net
- 待ってませんでした!
- 6 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/14(月) 18:39:44.312 ID:9WjSfuHt0.net
- だが、俺は背に腹を変えられずに2回トイレに行く羽目になった。
この田舎庁舎では未だに和式が現役であったが
一部だけ洋式トイレが採用されていたのだ。
何度も言うが背に腹変えられずにトイレに行く羽目になった。
- 7 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/14(月) 18:39:59.836 ID:9WjSfuHt0.net
- 終業時刻―
パソコンがなにやら「バージョン更新中」などとほざいているが
速攻で無視し、帰途につくことにした。
「スマン、腹が痛い。先に帰らせてもらうよ」
「あぁ、つむりんさん。お疲れっす」
俺が課の扉を開こうとしたとき
「あ、そうそう、つむりんさん」
「なんだ?」
「今日は地元の祭りっすよ?」
「で?」
俺がお祭り大好き男だと思っているのだろうか
正解だが
- 8 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/14(月) 18:40:36.532 ID:9WjSfuHt0.net
- 地元の祭り…
地元の…?
「?」
「あぁ、交通規制されてるんで、普通には帰られないってことっす」
「なんてこったい…」
かくして俺の一大アドベンチャーが始まったのだった。
- 9 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/14(月) 18:41:02.961 ID:9WjSfuHt0.net
- 「なんで奈良県なのに月曜日に祭りやってんだ!?おかしいだろ」
「お盆だからっすよ、たぶん…」
くだらない会話を交わして、俺は庁舎を後にした
と、祭りの影響か前に人だかり、というほどでもないが
ゆっくり歩く人の集団に出くわした。
かたや俺は自転車通勤で、当然この日も自転車に乗っていた。
- 10 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/14(月) 18:41:32.304 ID:9WjSfuHt0.net
- 俺は集団を颯爽と追い抜く…などということはせずに
歩行者に道を譲った。
おぉ、なんたる紳士なことか
速度を落として走行するおれ
とその時異変が!
- 11 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/14(月) 18:45:27.125 ID:9WjSfuHt0.net
- チリンチリン♪
自転車のベルの音だ。
背後から聞こえる。
まさか、俺にならしているのか?
振り向くとガキが3匹、チャリでこっちに接近していた。
目の前には歩行者、しかも道は狭い。
なのにガキは早く行けと言わんばかりにベルを鳴らす。
どうやら悪を滅する時間が来たようだ。
- 12 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/14(月) 21:10:46.614 ID:zSCus5fg0.net
- 保守
- 13 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/15(火) 02:54:32.956 ID:y5IklZEx0.net
- 保守
- 14 :以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/08/15(火) 10:38:04.036 ID:y5IklZEx0.net
- 保守
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