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【自作小説?】「改造された冬の空」を書き直してみるスレ【他作小説?】

1 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/06/27(水) 02:34:44.700 ID:QQ8Cj5/x0.net
書き直してたらdat落ちとともに
無糖のホットコーヒーが氷嚢と化してたわ

2 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/06/27(水) 02:35:12.690 ID:+7bmeh5w0.net
原文貼って

3 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/06/27(水) 02:36:28.606 ID:QQ8Cj5/x0.net
>>2
 12月24日。
 汚れた空気で改造された冬の空は、アキラの顔を深くマフラーに忍ばせた。赤く冷えた鼻を凍てつく風から守るために。吐く息がマフラーの中で拡散し少しだけ暖かくなった。カイロとして買った無糖のホットコーヒーは、いつのまにかポケットで氷嚢と化していた。
 相模大野前の喫煙所。駅にはショッピングモールが併設されており、日曜日ということもあって、家族連れやカップルが楽しそうに買い物をしている。
 アキラは嫌がる手を震わせながら、右ポケットから煙草を取り出した。お気に入りのマルボロトロピカル。同じ種類の煙草を吸っている人間を見たことないくらいには、珍しい種類だった。
 煙草の先端に包まれたカプセルをかみ砕く。
 かちっ。
 空気に冷やされながら揺れる火種から、僅かに暖を頂きながら二度、強く吸った。
 口に燻った煙が染み、肺を満たした。引っ越したばかりのアパートで眠るような安心を直接ぶち込む。
 午後2時15分。待ち合わせから15分も過ぎていた。時間にきっちりとしているアキラには理解できない行為だった。
 嘆息が白い水蒸気となって町に消える。もうかれこれ30分ほど喫煙所にいる。アキラ以外の人間は、自分の煙草を取り出し、八割ほど吸い終わったところで灰皿に入れ改札へ向かう。サラリーマン、大学生。色んな職種の人間が代わる代わる吸い終わっていく。
 アキラのように喫煙所にずっと立っているのは稀だろう。たいていの喫煙者は、まるで機械の様に一本を吸い終われば各自の仕事へ戻っていく。ニコチンというガソリンを得た車たちは自分の故障に気付くことなく走り出す。
 唯一、アキラだけが人間だったのかもしれない。故障を自覚すらしていなかったのだから。
 そこからさらに10分、三本目を吸い終わったところでようやく改札口に現れ
 真っ赤なコートを羽織り、ハイヒールの音を鳴らし闊歩する姿は、敏腕なキャリアウーマンだと思うだろう。
 手入れされた長い黒髪を後頭部でまとめ、人を喰ったような、いやもしかしたら知らないだけで本当に喰ったのではないかと錯覚させるほどの眼光は、血を分けた家族であるはずのアキラを見ても変わることはない。
 彼女の名を、アキラは生まれたときから知っていた。咲桜ユミ。
 姉である彼女は、アキラから見ても美しい容姿だった。
 ユミはアキラに目配せをしたあと、なにも言わずに上質なコートのポケットから窮屈そうに潰れた煙草のボックスと百円ライターを取り出した。
 ライターは燃え盛るような炎を発し、小さく細い女性用煙草へ乗り移る。
 パンパンに膨らんだ肺から吐き出すその様は、遅刻してきたことなど何一つ気にしない堂々たるいでたちだ。
 アキラが大きなあくびを二回ほどし、薄紅色の塗料がフィルターにしっかり烙印されたところで、ようやく姉であるユミは口を開いた。

4 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/06/27(水) 02:38:00.816 ID:QQ8Cj5/x0.net
「最近はどこも禁煙だ嫌煙だとうるさい奴らばっかりだ。体に悪いからやめろと直接私にモノ申すやつも出てきた」

 灰皿にごみを押し付け、ユミはもう一本煙草を咥えた。一本目に比べ今度はゆっくりと煙草を枯らす。

「仕方ないと思うけど。身体に悪いのは事実なんだから」
「はぁ、喫煙者がそう言いだしたら終わりだな。私にとっちゃ煙草は生命線だというのに」
「その煙草で生命が脅かされてんじゃない?」
「バカだな。私にとっては煙草を吸わないことが体に悪いんだよ」

 禁煙することが自分の体に害を与えている、と付け加えた。

「姉さんはヘビースモーカーなんだから減らした方がいいとは思うけどね」
「ヘビーだろうがライトだろうが関係ないさ。団塊の世代を見てみろよ。薬まみれの野菜を食いながら、排気を吸って生活してきたやつらは、バリバリ働いて楽しく年金暮らししてるじゃないか」

 ここまでくれば屁理屈も立派な理屈だ、とアキラは項垂れた。

「それで。私を呼んだのはなんだ。これでも、それなりに忙しいんだが」

 
 「立ち話もなんだし、久しぶりにあったんだからどっかお店に入ろう。姉さんのことだから、昼はまだ食べてないでしょ。近くにいいパスタ専門店があるんだ」

 大きな釣り糸として、提案と折衷案をアキラは同時に提示した。ここで話すことではなかったし、話すべきでもないことを知っていた。
 アキラの姉、ツバサはパスタ、という言葉にきりりとした眉毛をほんの少しだけ上にあげた。
 そのわずかな機微を、アキラは見逃さない。
 
「カルボナーラは?」
「アルデンテ」
「おしぼりは?」
「厚めの布」
「コーヒーは?」
「挽きたてのアメリカン」
「灰皿は?」
「大きめのガラス」
「ふん」
 
 吸いかけの二本目を灰皿へ荒く押し付ける。煙草とライターをポケットにしまい、

「どっちだ」

 とだけ言った。
 アキラが店の方向を指す。方向は駅近くのショッピングモールの三階。
 ユミのただ指先の方向へ歩き出す。
 羽織ったコートは激しく揺られ、口から吐き出される息とアキラを置き去りにして横暴に道を進めていく。
 姉さんらしいな、と少し微笑みながらカツカツとリズミカルなハイヒールを追いかける。
 昔の様に背中を見つめながら、どう相談しようかどう切り出そうか考えていた。
 ツバサに電話して、24日に相模大野駅で待ち合わせをすることになってから一週間があったが、結局のところアキラは話し出しを決めれなかった。
 コンサルト探偵として日本中を飛び回っている姉が、一日以上同じ県内のいるのは珍しい。今回もアキラが無理を言ったのだ。

5 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/06/27(水) 02:39:02.491 ID:+7bmeh5w0.net
一行目から既におかしいおかしい

6 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/06/27(水) 02:43:48.306 ID:QQ8Cj5/x0.net
とりあえずちょっと書き直してみた

12月24日。
冬だというのに空は澄みわたるどころか、濃い煙霧に覆われて、目に映るのは宙に浮かぶちっぽけな太陽の、白い影だけだった。
汚染された空気の底で、アキラがマフラーに深く顔を埋めるのは、別にそれを嫌った訳でなく、鼻をただ冷気から守りたかったからだ。
吐息が、繊維の壁のなかで温かい。
カイロがわりに買った無糖の缶コーヒーは、ポケットの奥で、いつのまにか氷嚢と化していた。

7 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/06/27(水) 02:46:40.656 ID:+7bmeh5w0.net
改造するスレ だったら人来たかもな

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