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例の改造された空が魔改造された空を改造した小説できたよー

1 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/01(日) 00:44:25.267 ID:XEHZBC0A0.net
 吐きだした息は灰色だった。
 駅前の喫煙所で壊れたロボットの如く煙を噴き続けながら眺める街並みは、
華やかなクリスマスツリーと電飾で彩られていたが、まだ昼を過ぎたばかりの今はそれもやや味気ない。
 時計のモニュメントの方に目をやると、ちょうどそれを遮るように立っていた
ビジネススーツの男が自身のメンテナンスを終えて、せかせかと喫煙所を出て行くところだった。入れ替わるように大学生の青年が飛び込んできては煙を上げる。ここを訪れるものは誰も彼も、故障を抱えているようだ。
 なんだか許されたような気になって、取り出した二本目に火をつけた。以前は一応健康を気にしていて、立て続けに吸うことなど滅多になかったが、今では寿命の心配をするのも馬鹿らしい。とっくに手遅れだろう。
「十四時、十五分…」
 十四時ちょうどに待ち合わせをしたはずの相手は未だに姿を現さない。
 二本目も見る間に長さが減っていく。

 ◆

2 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/01(日) 00:45:12.451 ID:XEHZBC0A0.net
 ◆

「アキラ」
 短くそう呼ぶ声が喫煙所に響いたのは、アキラが三本目に火をつける瞬間とほぼ同時だった。
 アキラの姉である彼女──桜咲ユミはよく目立つ。透明感のある黒髪のサイドシニヨンや、ワインレッドのロングコートからすらりと伸びる黒いレギンスとショートブーツは背の高い彼女によく似合っていて、誰の目にも完成された、完結した美しさとして映るのだ。
 それ故に人を寄せ付けない雰囲気もあるが、彼女に近づく者がいない一番の理由はその端正な顔の、鋭すぎる目に宿った殺人的な光彩のせいだろう。
 ユミは遅れて来たことを悪びれる様子もなく、取り出した百円ライターの最大化された火を見ては舌打ちする。
「最近はどこもかしこも禁煙だ、分煙だとやかましいんだよな。グローバリズム?世界の一体化も大層素晴らしい思想で結構なことですがね、私を巻き込むなよと言いたい」
 言いながらユミは煙を宙に浮かべ始める。完璧な彼女でも、煙を出す。
「仕方ないでしょ。体に良くないのは本当なんだし」
「喫煙者のくせにそんなこと言うのか。お前だって、今さらやめられないだろ?」
「自分が少数派だって自覚はあるよ」
「関係ないね」
 ユミの攻撃的な視線が、アキラに突き刺さる。
「私に楯突くやつは、みんな敵さ。私の生き様阻もうってんなら、容赦はしない。たとえお前であってもだぞ、アキラ」
 その潔さにアキラは苦笑した。
 世界と自分を切り離しただけで満足して悦に入ってた自分とは違う。
 彼女は戦うことに躊躇しない──邪魔になるものは全て排除する。
 それが、桜咲ユミという人間の在り方だった。
 アキラとは、根本からつくりが違っている。

3 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/01(日) 00:46:43.210 ID:XEHZBC0A0.net
ラノベ風指摘感想求ム

4 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/01(日) 00:54:43.998 ID:XEHZBC0A0.net
もーみんな寝ちゃった?

5 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/01(日) 00:58:46.193 ID:XEHZBC0A0.net
日中のがええんでっしゃろか

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