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喪黒福造「サッカー選手として復活できれば、あなたは本望でしょうな」 JリーグGK「できることなら……!」
- 1 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/22(日) 23:03:08.875 ID:Iixea5rVD.net
- 喪黒「私の名は喪黒福造。人呼んで『笑ゥせぇるすまん』。
ただの『せぇるすまん』じゃございません。私の取り扱う品物はココロ、人間のココロでございます。
この世は、老いも若きも男も女も、ココロのさみしい人ばかり。
そんな皆さんのココロのスキマをお埋めいたします。
いいえ、お金は一銭もいただきません。お客様が満足されたら、それが何よりの報酬でございます。
さて、今日のお客様は……。
平手大地(39) Jリーガー
【栄光なきピッチ】
ホーッホッホッホ……。」
- 2 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/22(日) 23:05:18.430 ID:Iixea5rVD.net
- 千葉県、フカダ電子アリーナ。スタジアム内ではJリーグの試合が行われている。
テロップ「J2 ユナイツ千葉 ― 東京コラジョーゾ」
スタジアム内の観客席で声援を送る大勢の千葉サポーターたち。
一方、東京サポーターたちもコラジョーゾの選手たちに声援を送っている。
千葉の選手たちの迅速なパス回しに、苦戦を強いられる東京の選手たち。
グラウンドの東京側のゴールポストに、一人の男が両腕を広げて構えている。
テロップ「平手大地(39) 東京コラジョーゾ ゴールキーパー」
千葉の選手が東京側のゴールをめがけ、サッカーボールを蹴る。平手はボールを掴み取ろうと勢いよく飛びかかっていく。
しかし、ボールは平手の両手をすり抜けゴールポストの中に入る。
歓声を上げる観客席の千葉サポーターと、ため息をつく観客席の東京サポーター。
平手(何てことだ……。昔の俺なら、こんなあっさりゴールをさせなかったのに……)
- 3 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/22(日) 23:07:27.212 ID:Iixea5rVD.net
- 数日後。朝。東京都、コラジョーゾグラウンド。
クラブハウスで練習をする東京コラジョーゾの選手たち。選手たちはグラウンドの上を走っている。
平手(衰えが目立つようになった……。俺も……年を取ったのだろうか……)
室内でマシンを使い、筋トレをする選手たち。
平手(若いころの俺は……、もっと身体が身軽に動いていたはずだったがな……)
昼。クラブハウスで、ファンサービスのためにサイン会が行われている。
平手の前に、色紙を持った喪黒福造がいる。喪黒は、東京コラジョーゾのユニフォームを着ている。
喪黒「平手さん、サインをお願いします」
平手「ど、どうも……」
喪黒が持っている色紙にサインをする平手。平手は喪黒と握手をする。
喪黒「私はあなたの復活を信じていますよ」
平手「あ、ありがとうございます……!」
- 4 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/22(日) 23:11:29.800 ID:Iixea5rVD.net
- 夕方。東京、旨み素スタジアム。スタジアム内ではJリーグの試合が行われている。
テロップ「東京コラジョーゾ ― グランデアーヴォリ町田」
巨大なスタジアムとは引き換えに、観客席はあちこちに空席が目立つ。
しかし、観客席の東京サポーターたちは健気に声援を送る。東京サポーター側に喪黒が混じっている。
東京の選手たちと、町田の選手たちによる白熱した試合が行われる。
ボールをキャッチする東京のゴールキーパー・平手。
盛り上がるサポーターたちとは対照的に、喪黒は黙ったまま試合の経過を見守っている。
東京サポーターたち「たかーみざーわ♪ たかーみざーわ♪」
東京コラジョーゾの選手・高見沢がシュートを放つ。
さらに、猛攻をかける町田の選手たち。町田の選手がシュートを放つ。
平手はボールに向かって両手を伸ばす。だが、届きそうにない。ボールはゴールポストの中に入る。
東京サポーターたち「あああ……!!!」
喪黒は表情を変えず試合を見ている。
- 5 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/22(日) 23:13:12.174 ID:Iixea5rVD.net
- 夜。東京都のある運動場。夜間照明が照らされた運動場の真ん中に平手が一人佇んでいる。
平手(今日の試合……!!俺がしっかりしていれば、相手のゴールを許すことはなかった……!!)
(俺がボールを取っていれば……!!あの試合は勝てた……!!ドローにならずに済んだんだ……!!)
(俺も……、もう年なのか……!!俺はまだまだ引退したくない……!!それなのに……!!)
拳をぐっと握り、叫び声を上げる平手。
平手「ちくしょおおおおっ!!!」
運動場に一人いる平手に、喪黒福造が寄ってくる。喪黒はいつの間にか運動場に入り込んでいたようだ。
喪黒「夕方のさっきの試合……、惜しかったですなぁ」
平手「あ、あなたは……!!なぜこんな所に……!!」
喪黒「思い出してください。ほら、昼間のサイン会であなたは私と会ったでしょ……!」
平手「ああ……、サポーターの方ですか……!!」
喪黒「いやぁ、自己紹介が遅れました……。私はこういう者です」
喪黒が差し出した名刺には、「ココロのスキマ…お埋めします 喪黒福造」と書かれている。
- 6 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/22(日) 23:15:19.385 ID:Iixea5rVD.net
- 平手「ココロのスキマ、お埋めします?」
喪黒「私はセールスマンです。お客様の心にポッカリ空いたスキマをお埋めするのがお仕事です」
平手「は、はあ……」
喪黒「あなたの心にも、スキマがおありのようですからねぇ……」
平手「ああ、見ての通りですよ……。ここ最近の試合結果……。俺がふがいないせいで、チームはこんなことに……」
喪黒「いえいえ……。平手さんは、かつては日本代表のメンバーにも選ばれたことがある逸材……」
「あなたの復活のためなら、私はいくらでも力を貸しますよ」
平手「そりゃあ、どうも……」
BAR「魔の巣」。喪黒と平手が席に腰掛けている。
平手「アルコールはいりません。トマトジュースを頼みます」
喪黒「体調管理のためですか。感心ですなぁ……」
平手「まあ……、体調管理に気を使うようになったのはここ最近のことですから……」
平手の前にトマトジュースが置かれる。
- 7 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/22(日) 23:17:56.858 ID:EOXJ3/bG0.net
- 良いね
- 8 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/22(日) 23:17:57.458 ID:Iixea5rVD.net
- 平手「今は寮生活で食事もバランスが取れていますけど……、昔の俺は食生活がメチャクチャでしたし……」
「酒も飲みまくっていましたからね……」
喪黒「でも、若いころなら多少不健康な生活をしても、身体はピンピンしていたでしょうなぁ」
平手「その通りですよ……。ですがね……、身体は正直なもんですよ……」
「不健康な生活を続けた結果……、今では、『もう限界だ!』って身体が悲鳴を上げているんです」
喪黒「ある程度、年を取ってから一気にガタがくるのが人間ですからねぇ……」
平手「ええ。若いころに比べると身軽な動きができなくなったし、いろいろ衰えが目立つようになりましたからね……」
「若いころなら、難なくキャッチすることができたボールを……。今じゃ瞬時に取ることさえできない……」
喪黒「それだけでなしに……。年をとると目に衰えが現れてくるものですからね。例えば、老眼、動体視力の衰え……」
平手「はい。目の衰えまで出てくると、もう……。ゴールキーパーを続けるかどうかに関わりますからね」
喪黒「まあ……。こう言っては失礼な質問になりますが……。引退を考えたことはありますかね?」
平手「うーん……。年齢的に引退も一時は考えましたよ……。とはいえ……ね。何よりも気がかりなのは……」
「今の日本のプロサッカー界は、日本人ゴールキーパーが少ないということなんです!」
- 9 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/22(日) 23:20:00.299 ID:Iixea5rVD.net
- 喪黒「今のJリーグは、外国人のゴールキーパーが増えていますからねぇ」
平手「そうですよ!外国人キーパーの活躍の影響で、今の日本はゴールキーパーが手薄なポジションになっているんです!」
喪黒「平手さんが引退したら……、ただでさえ少ない日本人ゴールキーパーが一人減ることになりますよねぇ」
平手「だから、俺はまだまだ引退するつもりはありません!!……ですが、どうしても身体が言うことを聞いてくれなくて」
喪黒「なるほど……。サッカー選手として復活できれば、あなたは本望でしょうな」
平手「できることなら……!できることなら、それに越したことはありませんよ!!でも、果たしてそんなことが……」
喪黒「できますよ。あなたのために、私がいいものをあげましょう」
喪黒は鞄から何かを取り出す。机の上に置かれたのは、何かの粒が詰まった銀色の袋だ。
平手「これは……!?」
喪黒「最新のサプリメントですよ。名前は『ホイシュレッケR』です」
平手「ホイシュレッケ……、ドイツ語で『バッタ』ですか」
喪黒「そうです。名前の通り、このサプリメントにはバッタのエキスが含まれています」
「このサプリを毎日飲み続けることにより、健康は見違えるように改善されますし、身体能力もアップしますよ」
- 10 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/22(日) 23:22:32.495 ID:Iixea5rVD.net
- 平手「へえ……。これはなかなかよさそうですね……」
喪黒「年を取って、身体のあちこちに衰えが目立つようになったあなたには……。ぴったりの品物です」
「しかも、あなたは独身であるため……。場合によっては外食に頼る日もありそうですからね」
平手「ええ……。おっしゃる通りですよ」
喪黒「それにです……。脚を使うサッカー選手の仕事に……、健脚を持つバッタの名前のサプリメント……」
「実に縁起のいい組み合わせでしょう?」
平手「ハハハ、面白いことを言いますね。そこまで言われると、このサプリ欲しくなってきましたよ」
喪黒「じゃあ、今回は特別にこの『ホイシュレッケR』を無料でプレゼントしましょう」
平手「いいんですか!?こんな高そうなものを……」
喪黒「これは、あなたの復活を願う私からの気持ちです。だから、服用する際は約束を守ってください」
「錠剤の服用は1日3粒、1食に1回。それと、カフェインと一緒にこの粒を服用しないこと。これが約束です」
平手「分かりました、喪黒さん。じゃあ、帰ったらさっそくこのサプリ服用してみますよ!」
喪黒「どうも、どうも……」
- 11 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/22(日) 23:24:24.743 ID:Iixea5rVD.net
- 朝。平手は寮で目を覚ます。食堂で朝食をとる平手と選手たち。
平手は食事を終えると同時に、喪黒から貰ったサプリメント『ホイシュレッケR』を取り出す。
サプリを1粒、コップの水とともに服用する平手。彼の頭の中に、喪黒の例の忠告が思い浮かぶ。
(喪黒「錠剤の服用は1日3粒、1食に1回。それと、カフェインと一緒にこの粒を服用しないこと。これが約束です」)
平手(このサプリで俺の選手生命が延びるのなら御の字……。続けてみるか……)
東京都のある運動場。東京コラジョーゾの選手たちは、グラウンドの上を走っている。
平手(気のせいかな……?今日の俺はいつもよりも体調がよさそうだ……)
あるスタジアム。東京コラジョーゾは、J2のサッカーチームと試合を行っている。
テロップ「J2 ベルクーツ金沢 ― 東京コラジョーゾ」
金沢の選手が東京側のゴールポストへシュートを放つが、平手はそれを素早くキャッチする。
平手(よしっ……!!)
- 12 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/22(日) 23:26:26.049 ID:Iixea5rVD.net
- 他のスタジアム。
テロップ「J2 京都カーネヴィオラ ― 東京コラジョーゾ」
東京側のゴールポストへシュートを放つ京都の選手。
平手がつき出した拳がボールに当たり、ゴールは阻止される。
平手(やったぞ……!!)
さらに他の試合。
テロップ「J2 長野山雄SC ― 東京コラジョーゾ」
シュートを放つ長野の選手。ボールめがけて飛び込んでいく東京のキーパー・平手。
スタジアムの観客席で東京サポーターが応援歌を歌っている。
東京サポーターたち「アレアレー平手♪ アレアレー大地♪」
「ラーララララ〜♪ ラーララララ〜♪ ラーララララ〜♪ ラーララララ〜♪」
- 13 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/22(日) 23:28:27.415 ID:Iixea5rVD.net
- BAR「魔の巣」。喪黒と平手が席に腰掛けている。
平手「喪黒さん、『ホイシュレッケR』の効果は本物でしたよ……!!」
「服用を続けているおかげで、身体能力も体力も戻ってきました……!!」
喪黒「よかったですなぁ、平手さん」
平手「しかも、東京コラジョーゾの試合も最近は連戦連勝が続いています!!」
喪黒「平手さんの活躍のおかげです。あなたの復活は『ホイシュレッケR』のたまものでしょう」
平手「間違いなくそうですよ!それに俺は、年下の選手たちから『最近、若くなった』と言われるようになりました……!!」
喪黒「まさに、『ホイシュレッケR』はいいことづくめですから。服用の際、約束を守ってさえいればの話ですが……ね」
平手「ああ、もっと早いうちにこのサプリの存在を知っていれば……」
喪黒「お役に立てて何よりです。ですが……ね」
「サプリに全面的に頼った健康生活よりも、むしろ、健康生活があった上での補助としてのサプリですから」
「この辺を忘れてはなりません」
平手「言われるまでもなく分かっていますよ」
喪黒「だといいのですがねぇ……。まぁ……。今のところ、あなたは約束を守っていますから大丈夫でしょうけど……」
「今のところは……ね」
- 14 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/22(日) 23:30:22.041 ID:Iixea5rVD.net
- ある日の夜。居酒屋。平手は選手たちとビールを飲んでいる。
平手「ハァーッ!!今日の酒は本当にうまいな!!」
選手A「今日の平手さん、よく飲むなぁ」
選手B「無理もないよ。平手さんは大のお酒好きなのに、ここのところ禁酒が続いていたんだからな」
選手たちを連れて夜の街を歩く平手。
平手「もう一軒行くぞーっ!!もう一軒!!」
翌朝。ある運動場。グラウンドの上を走る東京コラジョーゾの選手たち。
平手(多少不健康な生活をしても……、俺にはこれがある……!喪黒さんから貰った『ホイシュレッケR』がな……!!)
J2のある試合。東京コラジョーゾは、他のサッカーチームと試合を行う。
東京側のゴールポストへシュートを放つ相手チームの選手。
平手は、ボールを素早くキャッチする。
平手(よぉし、今日も絶好調だ……!)
- 15 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/22(日) 23:32:26.872 ID:Iixea5rVD.net
- ある夜。繁華街。キャバクラで、キャバ嬢と一緒に酒を飲む平手。
平手「なぁ……。良かったら、今晩は俺と一緒に……どうだい!?」
キャバ嬢「まぁ……、平手さんったら……」
平手「ここのところ、俺は身体の調子がすこぶるいいんだよ……。だから……、な……!」
J2、東京コラジョーゾのある試合。ゴールポストに立つ平手。
平手(さあ……!!どんなボールでも俺は取ってみせるぞ……!!)
ある日。福岡市内のクラブハウス。テロップ「J2サッカーチーム ルイセニョール福岡」
福岡の選手たちは室内で、テレビを見ている。テレビには、東京コラジョーゾの試合の録画映像が映っている。
福岡の監督「これが最近の東京の試合だ。中でも、キーパーの平手の活躍が目立っている」
テレビを消し、ミーティングをする監督と選手たち。
福岡の監督「俺たちは次の試合で東京コラジョーゾと戦うんだ。相手は手ごわいが、心してかかれよ!」
一方、東京コラジョーゾの選手たちは移動中のバスに乗っている。
- 16 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/22(日) 23:32:36.282 ID:mcHqCm250.net
- にゃ
- 17 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/22(日) 23:34:39.505 ID:Iixea5rVD.net
- ある夜。福岡市内のホテル。
ホテルの室内で、若手の選手たちがテレビゲームに熱中している。ゲーム機は旧式だ。
ゲームをする若手選手たちの様子を平手は見ている。
平手「ほう……、ずいぶん懐かしいゲームだな。俺も混ぜてくれよ……」
翌日。移動中のバスに乗る選手たち。昨晩、徹夜でゲームをしていた選手たちはバスの中で居眠りをしている。
座席に座っている平手は目を開けているものの、眠そうな表情をしている。
平手(寝不足で調子が出ないな……。カフェインに頼るか……)
平手は鞄から、ペットボトルの緑茶と缶コーヒーブラックを取り出す。
平手(そうだ、これもあったな……) 平手は鞄から、さらにサプリメント『ホイシュレッケR』を取り出す。
平手は『ホイシュレッケR』を2粒、ペットボトルの緑茶と一緒に飲みほし、さらに缶コーヒーブラックも飲む。
福岡市、東平尾公園博多の森球技場。
ロッカールームでユニフォーム姿になる東京コラジョーゾの選手たち。ユニフォームを着た平手はトイレに行く。
トイレを済ませ、手を洗う平手。平手がトイレから出ようとした時、目の前に喪黒が現れる。
- 18 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/22(日) 23:36:48.817 ID:Iixea5rVD.net
- 喪黒「平手大地さん……。あなた約束を破りましたね」
平手「も、喪黒さん……!!」
喪黒「錠剤の服用は1日3粒、1食に1回。それと、カフェインと一緒にこの粒を服用しないこと……。これらが私の忠告でした」
平手「お、俺は……!!」
喪黒「あなたは、若手の選手と一緒に徹夜でテレビゲームをして寝不足でした……」
「だから、眠気を解消して体力をつけるため、移動中のバスの中でペットボトルのお茶や缶コーヒーと一緒に……」
「『ホイシュレッケR』を服用しました。しかも、1日の服用の限度を超えて……。そうですよね!?」
平手「うわあ!!!」
喪黒「図星のようですね……、平手さん。もうあなたは手遅れですよ」
平手「そ、そんな……!!副作用でもあるのか……!?一体どんな……」
喪黒「これから味わうのですよ……!!このサプリの副作用を……ね!!」
喪黒は平手に右手の人差し指を向ける。
喪黒「ドーーーーーーーーーーーン!!!」
平手「ギャアアアアアアアアア!!!」
- 19 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/22(日) 23:37:16.046 ID:G1SNzkVk0.net
- おお
- 20 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/22(日) 23:37:18.438 ID:NL48lU4fD.net
- 38℃の日は暑いのに38℃の風呂に入ると熱くないのはなぜか
http://sojata.todaynews2018.top/news/20180722021.html
- 21 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/22(日) 23:38:41.336 ID:MxsJ+CMOM.net
- そうきたか
- 22 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/22(日) 23:39:10.831 ID:Iixea5rVD.net
- スタジアム内で、ルイセニョール福岡と東京コラジョーゾの試合が行われている。
ドリブルをし、ゴールポストに向かう福岡の選手を、東京のキーパー・平手が待ち受ける。
その時、平手の胸の心臓部に痛みが走る。
平手「ウウッ……!!!」 平手は両手で胸を抑え、思わず両膝をつく。
平手「グ……グ……!!!」 胸の激しい痛みのために、苦悶の表情をする平手。
平手の顔や首、足にも血管の筋が次々と浮かび上がる。選手たちや審判は試合をいったん中断し、平手の元へと向かう。
次の瞬間。平手の全身の血管が音を立てて破裂する。ボオンッ!!!それとともに、彼は身体中から大量の血液を噴き出す。
平手は全身が真っ赤な血に染まったまま、うつ伏せになって倒れる。彼の身体は全ての血を出してカラカラになっている。
倒れた平手を見つめながら、思わず驚愕する福岡・東京の選手たち「おおおっ……!!!」
東平尾公園博多の森球技場の前にいる喪黒。
喪黒「人間という生き物は、年を取るとともに身体のあちこちに衰えが目立つようになりがちです」
「しかも、若いころから積み重ねてきた生活習慣は、年を取ってから何らかの形で身体に現われてくるものです」
「昨今、サプリメントがあれほど売れているのは、健康に対する現代人の切実な願いを物語っていると言えましょう」
「ですが……、サプリメントに頼るよりも、まずは普段の健康生活に気をつけること……。これに越したことはありません」
「昔の人は『薬より養生』の言葉を残しましたが、今の時代の人たちにも見事に当てはまっていそうですね」
「オーホッホッホッホッホッホッホ……」
―完―
- 23 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/22(日) 23:41:05.413 ID:G1SNzkVk0.net
- ?
- 24 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/22(日) 23:46:35.492 ID:Bdx5B3Mc0.net
- 乙
- 25 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/22(日) 23:47:05.921 ID:mcHqCm250.net
- にゃ
- 26 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/22(日) 23:48:31.572 ID:R2l5Usbp0.net
- ゴールポストの使い方とオチに違和感があるが、それ以外は実に笑ぅせぇるすマンらしい
- 27 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/22(日) 23:49:17.250 ID:+NptnU4h0.net
- よく分からなかった
- 28 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/22(日) 23:50:18.345 ID:Qq34J6jna.net
- 笑うセールスマンというよりACのCMみたい
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