2ちゃんねる スマホ用 ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

たかい たかーい

1 :12:2:2018/08/17(金) 18:12:30.369 ID:LPyRR6vr0.net
「中国の実態について、中国は過去に一人っ子政策を行なっていました。
ですが、その裏で政府がしていた行動が問題となっています。
中国政府は否定していますが今回、元政府関係者がその真相について語ってくれます。」

2 :12:2:2018/08/17(金) 18:14:43.722 ID:LPyRR6vr0.net
「その政府関係者とは長年国務院総理の側近として働いていたとされる習錦濤さんです」

3 :12:2:2018/08/17(金) 18:17:27.643 ID:LPyRR6vr0.net
「どうして今回証言をしてくれると決意されたのでしょうか?」
「私はその問題に実際に関与してきました、ですが続けていくうちに罪悪感が出てきて、、
もう続けられないと思ったんです。」

4 :12:2:2018/08/17(金) 18:20:42.299 ID:LPyRR6vr0.net
「どうして中国でなく日本で証言するのでしょうか?」
「中国で言ったって政府にもみ消されるだけです。今回無理やり日本で仕事を作って出張を装って来ました。」

5 :12:2:2018/08/17(金) 18:23:40.480 ID:LPyRR6vr0.net
「では本題に入りましょう。あなたが今までにして来たことを包み隠して話してくださいますか?」
「はい。ですが、私はあと2時間話してられるかどうかです。時間になったら直ぐに中止にさせてもらいます。」
「分かりました」

6 :12:2:2018/08/17(金) 18:30:08.827 ID:LPyRR6vr0.net
「私が政府に入ったのは、23歳の時です。
その時の私の夢はとにかく偉くなることでした。
もし偉くなるのなら何でもした思います。」

7 :12:2:2018/08/17(金) 18:35:20.607 ID:LPyRR6vr0.net
「と言っても選挙違反ぐらいのレベルでしょうが。政府に入るにはある程度の学歴と忠誠心さえあれば大丈夫でしょう。
私は選挙で政府に入ったわけではありません。
いわゆる少し政治がわかるボディガードと言うところでしょう。」

8 :12:2:2018/08/17(金) 18:38:52.127 ID:LPyRR6vr0.net
「その時の私の役割は知事の横につき手を貸す程度です。私がついていた知事はあまり私のような補佐に仕事は回さず、自分で片付けたがっていました。」

9 :12:2:2018/08/17(金) 18:41:23.286 ID:LPyRR6vr0.net
「そういう行動からあまり知事に信頼を置けませんでした。どこか突き飛ばされている気がして。」
「もし、その時あなたが知事に行動を起こせと言われたらあなたはしましたか?」
「おそらくしなかったでしょう。」

10 :12:2:2018/08/17(金) 18:44:21.765 ID:LPyRR6vr0.net
「ただその知事は腕がある努力家なため
どんどんと民衆の支持を獲得しました。
言葉巧みに多くの人を踊り子にしました。
その時の私には何故こんなに人気があるのかが分かりませんでした。」

11 :12:2:2018/08/17(金) 18:49:20.393 ID:LPyRR6vr0.net
「次の選挙で知事は国務院副総理にまで昇格しました。国務院総理の補佐役です。
昇格した際自分で側近などを選べるのですが、知事はその中の一人に私を選んでくれました。
その日はウキウキで帰りました。家について決心したんです。私は知事に忠誠を誓おうと。」

12 :12:2:2018/08/17(金) 18:51:56.334 ID:LPyRR6vr0.net
「知事が国務院副総理に任命された時に政府は一人っ子政策を公布しました。
一組の夫婦につき、子供は一人までという政策です。人口の調整のため行われました。」

13 :12:2:2018/08/17(金) 18:53:35.387 ID:LPyRR6vr0.net
「私は結婚もしていませんし、願望もないので関係ないと思っていました。」

14 :12:2:2018/08/17(金) 18:58:41.474 ID:LPyRR6vr0.net
「ただこの政策には色々な問題がありました。
二人目を生んでしまっても届け出ない人や
鉱山などで5年以上働いた経験がある人は二人目が許されるのですが、働いていたと偽って二人目を産む人が続出したんです。」

15 :12:2:2018/08/17(金) 19:01:26.612 ID:LPyRR6vr0.net
「そういう人も大体はバレるのですが、
もしバレたらどうなると思います?」
「養子に出されたりですか?」
「その通りです。不妊の病気を持っている方や
高齢者の方に養子に出すんです。」

16 :12:2:2018/08/17(金) 19:03:03.348 ID:LPyRR6vr0.net
「でも、無理に受け取ってくれと頼んでいるわけではありません。本人の了承をもらった上で受け取ってもらっています。」

17 :12:2:2018/08/17(金) 19:36:12.451 ID:LPyRR6vr0.net
「でもある日、私は副総理に言われました。
"養子を受け取ってくれる人がほとんどいなくなった。今はそれだけを伝えておく"と」

18 :12:2:2018/08/17(金) 19:38:49.838 ID:LPyRR6vr0.net
「そのときの副総理の口調がいつもとはぜんぜんちがったんです。今思うと副総理も相当追い詰められてたのでしょう。」

19 :12:2:2018/08/17(金) 19:41:23.645 ID:LPyRR6vr0.net
「数日後私のもとに一枚の封筒が届きました。
そこには紙が一枚、私を信頼してくださいますか?と書かれていました。
私はその即刻その文の下に丸を書き、
翌日それを副総理に手渡しました」

20 :12:2:2018/08/17(金) 19:45:15.832 ID:LPyRR6vr0.net
「その翌日副総理に直々に呼ばれました。
副総理と1対1で面と向かって話すのは初めてでした。
先日の件もあり、いつもとは違うネクタイの結び方をして行きました。」

21 :12:2:2018/08/17(金) 19:55:00.664 ID:LPyRR6vr0.net
「そこで副総理にこう言われました。
"これは国からではなく、私からの命令と思ってもらいたい。現在、一人っ子政策で保管所の乳児が溢れていることは承知だろう。
だがこのままだと1年もすれば乳児が保管所では保管しきれなくなる。
新たに保管所を作ればいいと思うかもしれないが、乳児の食費や設備の維持費で費用がもうないんだ。
だから、君にはその乳児を……殺してもらいたい。だけど私にも子供はいる、出来るだけ楽に殺してもらえないか。"」

22 :12:2:2018/08/17(金) 19:59:01.138 ID:LPyRR6vr0.net
「"他のものにも頼んである。おそらく私が用意した人数ならこれ以上乳児で保管所が溢れることはないだろう。
一応言っておが、これで君が殺人の容疑で捕まることはない。
失敗さえしなければ証拠が出ることもない。
どうか、頼めないか"」

23 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/08/17(金) 20:00:50.433 ID:sTsDEWe+0.net
他界 たかーいかと思ったらホントにそっちだった

24 :12:2:2018/08/17(金) 20:01:21.368 ID:LPyRR6vr0.net
「………何も言葉が出ない。思い浮かんではいるのだが声が喉を通らない。」

25 :12:2:2018/08/17(金) 20:05:06.673 ID:LPyRR6vr0.net
「やっと出た言葉が「分かりました」だった。
人生で一番な失態だろう。客観的に見ても主観的に見ても抽象的に見ても。」

26 :12:2:2018/08/17(金) 20:09:53.346 ID:LPyRR6vr0.net
「帰る前に副総理から1週間の休暇をもらいました。

翌日
案の定一枚の封筒が届いていました。
中身は子供の殺し方が載っていました」

27 :12:2:2018/08/17(金) 20:17:24.635 ID:LPyRR6vr0.net
「その一ヶ月後に初仕事がありました。
車に乗せてもらって拘置所まで向かいました。
見た感じかなり古びていて、点検もされていないことが一目で分かりました。」

28 :12:2:2018/08/17(金) 20:20:14.405 ID:LPyRR6vr0.net
「私が担当したのは0〜1歳ぐらいの子供9人です。仕事にかかる前に子供の1日の食料が渡されました。
ベッドはなく床にカーペットが乱雑に敷かれているだけでした。」

29 :12:2:2018/08/17(金) 20:23:24.890 ID:LPyRR6vr0.net
「子供の殺し方の手順の一番目として、
まずは子供に好かれろと書いてありました。
副総理なりの楽な殺し方の手順なのだろうか。」

30 :12:2:2018/08/17(金) 20:28:37.956 ID:LPyRR6vr0.net
「私は子供がいませんでした。
手懐け方がわからなかったので
とりあえず、高い高いや手遊びなどをしました。初日なのでまだ怖がる子供、泣く子供がいました。」

31 :12:2:2018/08/17(金) 20:52:24.517 ID:LPyRR6vr0.net
「2日目になり仕事場へ行きました。
すると昨日よりも若干ですが食事の量が減っていました。
これが手順書の二番目に書かれていたことです。
食事の量を少しずつ減らしてだんだん弱られると書かれていました。」

32 :12:2:2018/08/17(金) 20:56:50.001 ID:LPyRR6vr0.net
「1週間もすれば、子供の方から私に寄ってきてくれました。ただ数名、体調不良を訴え泣き叫ぶ子供もいました。
私はそのような子供には多く食事を与えました。ですが、2週間目にはほとんどの子供がぐったりし始めました。」

33 :12:2:2018/08/17(金) 20:59:16.775 ID:LPyRR6vr0.net
「そして3週間後には全員生き絶えてしまいました。
何回も背中をさすりました。
でももう遅かったんです。
その翌日には子供は雑に焼かれて土に埋められました。」

34 :12:2:2018/08/17(金) 21:02:52.898 ID:LPyRR6vr0.net
「ここに来てようやく罪の意識が芽生えました。明日副総理に呼ばれているからその時に私は計画から降りますと言おうと決心しました。
翌日に副総理のもとに行くと高額なお金と次の仕事をいただきました。」

35 :12:2:2018/08/17(金) 21:12:59.079 ID:LPyRR6vr0.net
「副総理が出て行こうととするのを遮ってこう言いました。私はもうこの仕事は引き受けられませんと。すると副総理にこう言われました。
私は君とは長い付き合いだ。君のことは誰よりも知っているつもりだ。だから君が家族を誰よりも愛してることぐらいは知っている、と。
即座に空気を察知し部屋を出ました。」

36 :12:2:2018/08/17(金) 21:15:10.727 ID:LPyRR6vr0.net
「今更私はあることに気づきました。
子供が餓死しないように私が食事を持ち込めばいいのではと。」

37 :12:2:2018/08/17(金) 21:21:11.299 ID:LPyRR6vr0.net
「1ヶ月後
次の仕事に向かいました。
まだ初日なので食事は持っては行きませんでした。
ですが仕事場に着くとガードマンのような人が立っていました。
近づくとその場で立っていてくださいと言われて指示通りにしていたら、手荷物検査とボディーチェックが行われました。
靴下の中や爪の間までチェックさせられました。」

38 :12:2:2018/08/17(金) 21:26:59.544 ID:LPyRR6vr0.net
「おそらくこの前の私の不自然な行動のせいでしょう。
副総理は頭が冴えますがここまで切れるとは思いませんでした。
もうどうしようもないと思いこの仕事が終わったら両親とともに何処か遠くへ逃げようと決心しました。」

39 :12:2:2018/08/17(金) 21:33:37.879 ID:LPyRR6vr0.net
「今回の仕事の子供の数は一人だけだった。」

40 :12:2:2018/08/17(金) 21:48:59.281 ID:LPyRR6vr0.net
「前回が9人だったから今回は前回よりは多いだろうと思ったけど、一人とは思わなかった。
おそらく副総理から見放されたことを示唆しているのでしょう」

41 :12:2:2018/08/17(金) 21:54:00.971 ID:LPyRR6vr0.net
「1週間も一緒にいるとなんだか家族のように思えてきて、途中で支給される私の食事もあげたりしました。
でも容赦なく食事の量は減っていきました。
2週間もすれば食パンの耳だけになり。
子供の体も弱りなく気力も尽きました。」

42 :12:2:2018/08/17(金) 21:57:00.928 ID:LPyRR6vr0.net
「私はこの子だけは絶対に餓死させたくはない。でも外にはガードマンが立っていて
この管理所から出すことさえできない。
家に帰ってもずっとどうするべきかを考えました」

43 :12:2:2018/08/17(金) 22:01:11.606 ID:LPyRR6vr0.net
「でもガードマンはあの二人の男だけで
他に見張りはいなかったんです。

考えた末にこういう結論に達しました。
私があのガードマンを殺して
子供を安全なところに置いておくと。
その安全な場所は私の家族のもとしかない。
私の家族も副総理に目をつけられているだから
家族と子供を遠くの国に送ろうと。
そして私がこうやって証言して
政府に行動をさせないと心に決めました」

44 :12:2:2018/08/17(金) 22:05:11.136 ID:LPyRR6vr0.net
「その日のうちに、身支度を済ませ
家族に連絡を取り副総理に出張届けを出しました。明日に備えいつも以上に寝ようと思いましたが、結局数分寝られたかどうかでした。」

45 :12:2:2018/08/17(金) 22:10:44.521 ID:LPyRR6vr0.net
「大荷物を茂みに隠して、ボディーチェックを
通過しました。相変わらず子供体は弱っていて、ずっと寝転がっていました。
この日も私の食事をあげて一日をしのぎました。
そして夜の10時仕事が終わり。
いつも通り外に出ようとしてガードマンが近づいてきた、
その時に片方のガードマンの胸を先の尖った古びた釘で刺しました。
パッと抜き差しもう一人のガードマンにも突き刺し、動かないように膝を何回も突き刺してから子供を連れて荷物を取り車に乗り込みました。」

46 :12:2:2018/08/17(金) 22:14:52.428 ID:LPyRR6vr0.net
「ガードマンの携帯を奪っておいたので通報される心配はないでしょうし、おそらくこの中継を見て初めて知ったのでないでしょうか。
空港へ直行し自分の家族の待ち合わせ場所に行きました。家族は無事に来てくれたので
急いで子供を手渡して飛行機に搭乗しました。
機内で家族もちゃんと別の飛行機に乗ったのを確認しました。」

47 :12:2:2018/08/17(金) 22:17:54.606 ID:LPyRR6vr0.net
「そして日本に着き、このテレビ局に直行したということです。」
「お子さん無事でいるといいですね」
「ありがとう」
ピーピーピーピー
「この後はなんですか?」
「緊急用のベルです」
「君たちは早く逃げて!機材も置いて」
「でも、あなたは大丈夫何ですか?」
「これは私の問題です。終止符も私が打ちます」
「では。」

48 :12:2:2018/08/17(金) 22:18:26.347 ID:LPyRR6vr0.net
…ガチャ
「遅かったな」

49 :12:2:2018/08/17(金) 22:18:56.284 ID:LPyRR6vr0.net
おしまい

50 :12:2:2018/08/17(金) 22:20:07.105 ID:LPyRR6vr0.net
賛否両論あるかと思いますがここで終わりです。
もし最後まで読んでくれた方がいたら、
感想等をお願いします。
また12:2という名前を見かけたら
私だなと思ってください

51 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/08/17(金) 22:40:55.876 ID:2FG2jFCNa.net
>>23
お前なんか凄いな

52 :以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/08/17(金) 22:42:25.355 ID:LPyRR6vr0.net
>>51
ですよね

総レス数 52
13 KB
掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
read.cgi ver 2014.07.20.01.SC 2014/07/20 D ★