キョン「うーっす」

1 ：以下、？ちゃんねるからVIPがお送りします：2018/12/15(土) 01:15:42.130 ID:syonm9w10.net

キョン「あっ...」

みくる「いやああああん！！」

キョン「し、失礼しました！」

ﾊﾞﾀﾝ

キョン「またやってしまった」

古泉「おや、どうされたんです？鳩が豆鉄砲を食らったような顔をされてますが」

キョン「今は立ち入り禁止だ。朝比奈さんが着替えられている」

古泉「それはそれは、ぜひドアを開けてみたいものです」

キョン「もし開けてみろ、夜中に五寸釘を打ち込んでやる」

古泉「なかなか古風なことをなさるのですね」

キョン「(なんとなく、バカにされている気がする)」

ｶﾞﾁｬ

みくる「あ、もう大丈夫ですぅ」

キョン「すみませんでした、朝比奈さん」

みくる「いえ、鍵をかけてなかった私が悪いんです」

キョン「(一応、鍵をかけないといけないという自覚はあるようだ)」

古泉「誰が訪ねてくるか分かりませんからね。用心されたほうがいいと思います」

みくる「は、はい..」

キョン「それより、朝比奈さんだけですか？」

みくる「はい、皆さんまだのようです」

キョン「(長門も居ないとは珍しい)」

古泉「長門さんがおられないのは珍しいですね」

キョン「(人の心を読むな)」

みくる「ながと..さん？どなたですか、それ」

キョン「どなたって、長門ですよ」

みくる「すみません、なんかど忘れしちゃったみたいです」

キョン「ど忘れって...古泉！」

古泉「なにやら、嫌な予感がしますね」

2 ：以下、？ちゃんねるからVIPがお送りします：2018/12/15(土) 01:18:04.311 ID:lm4HF8Ay0.net

ハルヒ「続けなさい、団長命令よ！」

3 ：以下、？ちゃんねるからVIPがお送りします：2018/12/15(土) 01:23:03.080 ID:syonm9w10.net

キョン「朝比奈さん、ハルヒは、涼宮ハルヒは分かりますよね？」

みくる「涼宮さんですか？えぇ、もちろんです。あのぉ、どうかしたんですか？」

キョン「いえ、なんでもありません。おい古泉、どういうこったこれは」

古泉「朝比奈さんのただのど忘れでなければ、なにか厄介なことが起こっているのかもしれません」

キョン「ハルヒがまだ来てないことも気にかかる」

古泉「涼宮さんが関わっていると断言はできませんが、可能性は大いにあるでしょう。それと、我々の記憶から長門さんは消失していません。これはどういうことでしょう」

キョン「俺に聞かれても困る。もしかしたらホントに朝比奈さんのど忘れかもしれん」

古泉「そうであればよいのですが」

ｶﾞﾁｬ

鶴屋「にょろーん！みんないるかい」

キョン「鶴屋さん」

鶴屋「おやキョンくん、みくるもいるねぇ。あれ、そこのいい男は誰だーい？」

キョン「...誰って鶴屋さん、古泉ですよ」

鶴屋「うーん、どこかで会ったことあったっけ？」

キョン「いったいこったい、何がどうなってるんだ」

古泉「間違いなく、異変が起きてるのはたしかでしょう」

4 ：以下、？ちゃんねるからVIPがお送りします：2018/12/15(土) 01:24:03.426 ID:SNq1rIHxa.net

いったいこったい

5 ：以下、？ちゃんねるからVIPがお送りします：2018/12/15(土) 01:27:50.197 ID:syonm9w10.net

キョン「とりあえず、長門を探そう。あいつならすべてを知ってるはずだ」

古泉「そうですね、それが賢明だと思われます」

キョン「鶴屋さん、長門をどこかで見かけませんでしたか」

鶴屋「長門っちかい？いや見てないにょろねぇ」

キョン「そうですか...とりあえず俺は教室を」

ｶﾞﾁｬ

長門「...」

キョン「長門！」