俺「クトゥルフＴＲＰＧやりたい！」　ＧＭ「いいよ」

以下、？ちゃんねるからVIPがお送りします

ＧＭ［貴方は気が付くと、見慣れない密室にいました。埃っぽい匂いが漂ってきます］

俺「なにか気になるものはありますか？」

ＧＭ「部屋の隅にはもう一人女の子がいますね。眠っているようです。部屋の真ん中にはテーブルがあり、その上には料理の熱を保つた目によく用いられる鉄の蓋があり、その前にはナイフとフォークが置かれています」

俺「じゃあ鉄の蓋を取ってみます」

ＧＭ「では中に人の生首があるのを貴方は見つけるでしょう。貴方は恐怖のあまり、大声を出しました。ＳＡＮ値チェック入ります」

俺「うわぁ」

ＧＭ「失敗したのでＳＡＮ値が５減少します。アイディアロール成功、一時的狂気に陥ります。殺人趣向に目覚めました」

俺「……ん？」

ＧＭ「貴方の悲鳴で女の子が目を覚まします。殺人趣向に目覚めた貴方は、生首の前に置かれているフォークを握り締め、女の子に襲いかかります」
ＧＭ「クリティカル。貴方は女の子の喉元をフォークでなんども抉ります。女の子はびくんと身体を痙攣させた後に血の塊を吐き出し、死にました」

俺「えっ」

ＧＭ「突如、貴方の首に激痛が走りました。なんと、女の子に突き刺したものと全く同じフォークが貴方の喉を貫いていました。貴方はその場に倒れ、意識を失いました」
ＧＭ「掠れゆく意識の中で、皿の上に乗っている生首が笑っているのを貴方は確かに見ました……」
ＧＭ「ではＰＬが死んだのでゲーム終了です。お疲れさまでした」

～episode01『感覚共有者』・完～

俺「クトゥルフＴＲＰＧやりたい！」 ＧＭ「いいよ」

俺「クトゥルフＴＲＰＧやりたい！」　ＧＭ「いいよ」