小説を書くということはどういうことなのか

以下、？ちゃんねるからVIPがお送りします

コーヒーショップのウィンドウ越しに、通勤ラッシュの波が流れる。
その様子を眺めながら煙草を燻らせるのが日課だ。
それぞれの職場に向かうほとんどの人々は重そうなコートを纏って、俯き加減に歩いている。
同じ速度、同じ方向。
不幸な奴らだ、と思う。
ガラス一枚の隔たりに優越感を感じる。
俺はあいつらとは違う。
お偉いさんに愛想笑いをして、くだらない連中と愚痴を吐き合うような真似はしない。
　　
煙草の火が落ちる。時間だ。
俺は重いコートを着てネクタイを整え店を出て、不幸な波に呑まれ流される。
入れ替わりにコーヒーショップに入った男が、煙草に火をつけて俺を見ている。

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異世界だとかもいいし文学でもいいけど
物凄く個人的なことでそれを誰かと共有して書くなんてことはあり得ない
読書が個人的な体験であるのと同様に
それは一人でしか向き合えないものではないのか