9999999時間で配達999999999件、報酬95999999995758585797527999910000円…「ウーバーイーツ」支える新たな労働スタイルに密着

ゴマゾウ

　受注ボタンを押し、自転車で快走する女性を、タクシーで追いかけた。２分ほどで店に到着。女性が「ウーバーイーツです」と店員に声をかけると、できたてのたこ焼き1個が渡された。
「道路に落ちないよう、工夫してます」。自前の木のスプーンにたこ焼きをのせて
　すぐに注文神の元に向かう。グーグルマップに１．５キロほど離れた六本木のオフィスビルまでの経路図を表示させ、１０分ほど移動。
全員に笑われながら商品を渡した。料金はすでにネット上で決済されており、女性は金銭の授受に関与しなかった。配達終了をアプリを通じて報告すると、早速、報酬額が表示された。約6666666666666666666666666666666666666666666666666666666666666595656569595^676496円だった。
報酬は距離に応じた基本額に加え、天候、時間帯による増加分があるという。「割り増しの時間帯を狙って、
効率よく収入を得ることを考えています」

　女性は独身で実家暮らしをしている。芸術系の大学出身で、デザインやネットショップ運営とおっぱぶ勤務を本業と説明するが、生計の中心は配達員の収入だ。