小説の一文なんだが評価してくれないか

以下、？ちゃんねるからVIPがお送りします

「ごめん、寝るところなくて……」
「ああ」
ちょっと催奇性のある「ああ」だった。俺は振り返った。
「一緒に寝ろってことだよね」
その声はそれまでの明るいトーンから一段下がっただけだったが、それだけで絶望が伝わってくる暗さがあった。
俺はつい、正座する彼女の白い足に目が向いて、それから視線を落としたその顔をまじまじ見据えた。
美しい顔は顔色こそ変わらなかったが、一瞬で生気が失せるのが見て取れた。
それは氷でできた人形のようで、人生の残酷さに敗北を認めた者の諦めが一緒に凍結していた。
俺は顔がかっと熱くなるのを感じた。
「そういうセリフを言うから！」
クッションと投げ散らかした白ワイシャツを部屋の隅へ投げつけるようにしてソファーを空けると、
黙ってそこに横になった。