なめこを題材にして恋愛小説を書いた件

以下、？ちゃんねるからVIPがお送りします

スレ落ちてたから
出来は微妙だけど晒しとく

今日の朝食担当は、俺。なのだが、幸運なことに出張で親父が早出だったため米は炊けてるし、ダイニングテーブルにはラップして置かれた目玉焼きがちゃーんと見た目半熟でできあがっていた。
冷蔵庫にはきゅうりの浅漬けも残っている。
母さん様々だ。
あとは適当に味噌汁でもつけてやれば、姉ちゃんも文句は言うまい。

状況確認と熟考のすえ、満を持してキッチンに立つ。
二人分でいいのだが、手癖のおよそ四人前の分量で作り始める。
湯の沸いた鍋へさじを振るって顆粒出汁を加え、ここで具材を投入。
煮立てるのはわかめのみで良し、火を止めて、ちゃーんとお玉のうえで菜箸をくるくると回して味噌を溶かしいれる。
最後の仕上げは、さいの目の豆腐と小口切りの葱、でも十分なのだが、いろんな意味で大好物のなめこ君をちょっと多めに。
これで準備完了だ。

素知らぬふりをして待つこと数分、階段をぱたぱたと駆け下りるスリッパの音が聞こえてくると、おはよーと紐暖簾の向こうから姉ちゃん登場。
ほかには何も言わず、俺の正面に掛けるとさっそく味噌汁に手を出した！
飲み物や汁物をのむときはいつも、チロッと舌先をみせ、それを浸してから啜るのだが、これが実にグッド！
腰がもぞもぞして思わず、変な笑みを漏らしてしまう。

「あんた、なに見てんの？」